手の大きさとナニの大きさは比例するという話

 手の大きさとナニの大きさは比例するという話


初めて情を交わしたところまでは良かった。酒の勢いでも、無理矢理組み敷いたのでもなく、必要に迫られての魔力供給でもない、互いの感情を確かめてからの温かな交わり。

─────その結果が頭だけ突き出た布団饅頭とは晴信にも予想できなかったが。

「……………痛くしないよう頑張るって、極楽浄土に連れていってやるって、言ったじゃないですか。晴信のうそつき。ケダモノ」

「…………すまん」

「あんなに痛いのは初めてです。毘沙門天も激おこぷんぷん丸」

余程痛かったのだろう。声がぷりぷり怒っている。

こんな時、晴信にできるのは謝罪だけだ。如何ともし難い体格差に加え、景虎は清らかな身である。少々先を急ぎすぎたのかもしれない。

「例えるならハラワタを直接捏ね回されている心地……………いえ、そもそも晴信の陽物が大きすぎるのです。何ですかそれは。もしかして股座に擂粉木ぶら下げてるんですか?」

「違うわ!!」

そんなモノは断じて晴信の身体にくっついていない。




「まあ要するに余ってるところが余りすぎ、足りないところは案外足りていたということで」

「いきなり伊邪那岐と伊邪那美を持ち出すんじゃない」


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