戦友兼セフレ兼

戦友兼セフレ兼




オタファミ♀

※がっつりめのエロ




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最高権力者である神覚者は多忙だ。

オーターもその例に漏れず、一昨日まで出張、昨日と今日も埋め合わせの仕事に追われていた。

神覚者監視下での更生としてオーターの補佐を務めるファーミンも、しょっちゅう徹夜するオーターほどではないにせよ忙しない日々を送っている。


根を詰めすぎだと定時になった瞬間魔法局から追い出されたオーターとファーミンが、彼の自宅に帰ってきたのが先ほどのこと。

疲労感でぼんやりする頭で既製品を並べるだけの食事を終え、広い浴室で寝落ちないよう2人で入浴し、ベッドに並んで倒れ込んだ。




……疲れた。眠い。

10数年前からファーミンの身体をじりじりと灼き続ける性感も、今は眠気に押し負けている。


「……ん、ぅ。」


同じく隣で眠そうにしているオーターに抱き寄せられた。


…それは、ダメだ。



角ばって硬い大きな体躯に囲われ、ファーミンの身体は勝手に男を迎え入れる準備をしはじめる。

常に発情し潤んでいるナカからトロトロと愛液が溢れ出る。身体が熱くなり、息が上がるのを堪える。強い官能に涙が滲む。ただでさえ敏感な全身がさらに過敏になる。ひとりでにうねるナカの強烈な疼きに腰が揺れそうになった。

イノセント・ゼロの血を引く女であるファーミンは、すなわち一級品の孕み袋でもある。

実の父親の手で従順な肉人形とすべく、あらゆる手段で徹底的に躾けられた身体の裡。幼少期の仕置きから任務でのハニートラップまで、かつては日常的に使い慣れていたファーミンの弱いところ。

ソコが、ぐちゅぐちゅぐねぐねと盛んに蠢いて雄への奉仕を求めていた。


…辛い。

埋めたい。

早く寝たい。


このまま、オーターの腕の中にいたい。

自分を捕える太い腕に、すり、と指を這わせる。


脳を侵蝕する強烈な快楽を表に出さないなんて、そんなのずっと昔からやっていた。

いつも通り無表情のまま一切表に出さず快感と渇望に耐えているファーミンに、背後のオーターが擦り寄った。

睡眠に至るための落ち着いた吐息がかかる。

スキンヘッドにキスが落とされる。

バックハグの形で前に回されていたオーターの一回り太い腕が胴をそっと締めつけ、彼女の使い古された子宮や感じすぎる子宮口を圧迫した。


劇烈な感覚に目を見開く。

───かぁっと奥の奥から絶望にも似た興奮が湧き上がった。


明日は、休日だ。





もぞもぞと回転してオーターの方に身体を向ける。

上側は脇の下、下側は首の横から腕を差し込んでゆるりと抱きついた。

厚い胸板に顔を押し付けると、石鹸と柔軟剤に僅かな体臭が入り混じった香りに包まれる。絡めた素足が触れる素肌の感覚が脳を灼くようだ。

どこもかしこも気持ちがいい。

身体が辛くて辛くて、もう、どうしようもない。


首筋、顎、頬、鼻の頭。

体を伸ばしてキスを落とし、耳元で囁く。

艶めかしい、情欲をたっぷりと含ませた吐息。


「っは…。オーター…ヤろう。お前は動かないでいいから。」


無言のまま、節くれだった大きな手で、咎めるように頬を包まれる。

……この手が、すきだ。

ペンを持って几帳面な文字をサラサラと書き連ねる手。あの極めて精緻な砂の魔法を出す杖を構える手。

もっと広い面積で触れたくて、胸の前に持っていって両手で挟んで指同士を絡めた。

大きい掌。血管の浮き出た手の甲。節くれだった指。硬いペンだこ。丁寧に切り揃えられた爪。厚みのある指先。


愛しくて切なくて、その指を口に含んだ。

フェラの要領で愛撫する。爪の先にキスをして、第一関節から第二関節の辺りに舌を這わせて、歯が当たらないよう注意しながら奥まで指を迎え入れる。

オーターの指が口内の粘膜を擦る感覚に恍惚としながらひとしきり舐めしゃぶった。


快感で滲んだ涙が、目の端から一筋溢れ落ちた。


空いている側の手でオーターに涙を拭われ、側頭部を撫でられて擦り寄る。

多幸感で頭がふわふわする。一旦口から指を離して、ほぅ、と息を吐いた。


「……今からうしろ、じゅんびできませんよ。」


「分かってる。前だけ使わせてもらうぞ。」


オーターの───神覚者の声が、15cmもいかないキスの距離から落とされる。眠気と情欲の入り混じった声。

言葉は淡々と事務的なのに、死にたくなるほどその声音は柔らかい。


……自分はこんな声をかけられていい存在じゃない。

冷徹に、何よりも誰よりも規律を重んじ、社会に献身するオーターが。

父親に心身全て空っぽになるまで奪われ、多くを殺し、奪い、破滅させて、身内以外のあらゆる全てを切り捨ててきた、ファーミンなんかに。

だからこれは、オーター・マドルという男が懇ろな…遊び女に使うだけの、ただの愛玩の声色だ。


きっと、そのはずだ。


そうじゃないと、おかしい。





身を起こしてオーターの下半身側に座る。

自分の寝巻きを脱いで脇に置く。ぐしょぐしょの下着まで全て脱いでしまう。


「全く、仕方ないですね。」


オーターもまた起き上がって、外してナイトテーブルに置いていた眼鏡をかけた。

……暗い中であっても、情を交わすときはいつもオーターは眼鏡をかける。可能な限り表情や反応を見たいのだという。

オーターの息が若干荒い。股間の辺りを触れてみるとガチガチに勃っていた。窮屈そうで、そのまま露出させる。


「はは、気持ちよさそうだな。」


指一本でそうっとなぞって、触れるだけのキスをして。刺激に合わせてピクピク震えて先走りを溢れさせるのが楽しい。


…息を詰めるオーターに、もう眠たげな様子は見られなかった。


この男が自分にちゃんと欲情しているというだけの事実が堪らなく嬉しい。相手を問わず精と陵辱を求めてうねり続ける熟れた内壁が一際強く痙攣した。


トロリとファーミンから愛液が新たに流れ出して、オーターの寝巻きを汚す。


それを合図に、どちらからともなく顔を近づける。

オーターの息遣いが、近い。

シーツについていない方の手を取られて、太い指と絡められた。


無表情なオーターのいつもよりほんの少しだけ細められた目。上がった口角。慈しむ色。

きっと気のせいだ。この部屋が暗いから自分が見たいように物が見えてしまっているだけだ。


……この都合のいい錯覚が、いつまでも続けばいいのに。


ファーミンが目を瞑った拍子に、目にいっぱいに溜まっていた涙がポト、と落ちた。

太い親指が目元をなぞる。広い掌がファーミンの滑らかな後頭部に回り、オーターの口元へと誘導された。

舌を吸い、唇を食む。柔い口内を互いに混ぜ合わせるのが心底気持ちいい。

そのまま手探りでオーターの股間を探り当て、挿入を待ち望んで液体を垂れ流していたナカにゆぅっくりと埋める。


「っ!!、〜〜〜〜〜〜〜〜〜っっ!!!!!」


ずるずると挿入されるモノをナカが必死で締めつける。はしたなくむしゃぶりつく。

感じすぎて辛いくらいのはずなのに、どうしたって満足できない。

全身が激しく痙攣し、ピシャ、と潮が噴き出す。

嬌声は大きくて温かい口の中に吸い込まれて消えた。


全身ガクガク震えて呼吸も限界になりながらも、覚え込んだ形の全てを一度も途中で止まらずに胎に収めきる。一番敏感な最奥に届いた衝撃で、かひゅ、と息が詰まった。

涙も涎もダパダパ大量に出て止まらなくて、顔中がぐしゃぐしゃになっていた。

曖昧な母音が喉から垂れ流される。みっちり詰まって官能を主張するナカ。迸った汗で体中濡れている。ようやく痙攣が引いて弛緩した肢体。自分を支える身体にくったりと全身を委ねる。


ファーミンが動けない間、オーターは鎖骨や首筋、頬に触れるだけのキスを何度も贈り、舌を這わせていた。

落ち着くのを待っていたオーターにキツく抱き締められる。膨らみはじめた頃から散々多くの相手に嬲られてきたファーミンの柔らかで敏感な乳房。オーターに押しつけられてむにゅりと形を変えた。

気持ちいい。

オーターに縋られるような格好で、精神のどこかが満たされた気がした。


オーターの腕の中に閉じ込められ、胎の中まで全身どこもかしこもいっぱいに埋め尽くされている。

元々歪められていた身体なのに、快楽と多幸感で、もっと駄目になってしまいそう。


……まだ、夜はこれからだ。




───ああ。

しあわせ、だなぁ。



今この瞬間死んで、消えてなくなりたい。

胎に出されて、オーターとの子を持てたなら。



相反する2つの夢想がどちらも心地良くて。

快楽でぼやけた思考の中、ファーミンはゆっくりと目を細めた。






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原作から1年以上は経っててオーターからの快楽限定でわりとよわくなってるファーミンさん♀

依存先が兄弟と快楽だけに集中してたのが仕事とオーターにもそこそこ分散していってる感じ


両片思い…を…目指した…(遺言)






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