我慢ルフィ
ルフィ「な、なァウタ…そ、その…あんまり近付かないでもらえるか…?」
さっきからウタの胸が当たっている
普通の人ならこれだけで分かるのだろうが、ウタは普通の人ではない
具体的にいうと子供はコウノトリが運んできてくれると思ってるし、キスをすることでもできると思っているほどだ
ウタ「え?どうしてだい?」
ルフィ「え?あ、いや、その…あ、当たってるというか…当ててきてるというか…」
ウタ「?、何が?」
何がじゃなーーい!!
分かるだろ普通!!当たってるよね!?それは認識できるよね普通さァ!!
ルフィ「え?あ、え、えー…いや、いいや、ゴメン、変なこと言って」
泣きたいよおれは…
ルフィ「シャンクス!どういうことだよ!」
シャンクス『本当にスマンルフィ…ウタは保健体育の授業は興味がないのか寝てたのか、毎学期成績が悪かったんだ…でも俺から教えるわけにもいかねェし、しょうがない!』
ルフィ「シャンクス…!おれはどうしろってんだよ…!!」
こっちは毎日理性と戦ってんだぞ!
当然の様に胸押し付けてきたり1週間に1回は一緒のベッドで寝ないといけねェ
とんだ生殺しだ
シャンクス『俺の娘に手を出したら許さん☆』
ふざけんなー!
おれはいつか欲望に負けるぞ!
いっつも距離が近いし…辞めろっつっても絶対辞めねェし
ルフィ「じゃあどこまではセーフなんだよ」
シャンクス『性的なことはなんでもダメだ!』
ルフィ「孫の顔が見れねェぞー、いいのかお父シャーン」
シャンクス『孫はみたい』
ルフィ「アホくさ、通話切るわ」
シャンクス『じゃあなー』
どうしろってんだよォ!!!
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ルフィ
100/100
ウタ「ルフィ、一緒に寝よう。悪くないだろう?」
ルフィ「お、おう…」
ウタ「ルフィ、ボクの抱き枕になっておくれ」
ルフィ「えッ」
嫌!やだ!体の密着面積が大きすぎる!
お前自分の危うさ分かってんだろうなァ!?
ルフィ「やだ…」
ウタ「いや、残念だけどキミに拒否権はないよ」
どうにもできねェじゃねェか!!
ウタ「じゃ、朝までいい子にしててくれよ?ルフィ」ギュー
胸も太ももも当たってる…!
柔けェ…
やわらけぇ…
ウタ「スゥー…スゥー…」
分かってたことだけど
寝顔もかわいいな…ウタ…
………
ルフィ「………」ゴリッ
ルフィ
70/100
ウタ「うへぇ~…あれぇ~?るふぃどこぉ~?」
ウタが勝手に酒を飲んだ
理由は前やったカラオケのヤツのリベンジだそうだ
結果は10本中9本100点
ウタの歌唱力は成長しているが、酒への耐性は成長していないようだ
ルフィ「ウタ…配信切っとくぞ、今日はもう寝ろ」
ルフィ「ウタのファンのみんな、ゴメンな?ウタはこの有様だよ」
ウタ「ファンのみんなみてるぅ~?うただよぉ~」
ルフィ「てことでゴメン!ここで配信は切らせてもらう!ほらウタ!なんか終わりの挨拶あるか?」
ウタ「ばいば~い!」
ルフィ「ほれ配信切ったぞ、はよう風呂…はもう入ったな、寝ろ」
おれの為にも
頼む
ウタ「や~だ!るふぃにあまえるんだよ~!」
ルフィ「勘弁してくれよ……おれが何したっていうんだ…(ほら!馬鹿なこと言ってないで寝ろ!ベッドまで連れてくぞ?)」
ウタ「うひゅー!ぼくをまんぞくさせることができたらねてあげるよ!」
ま、まぁ?こんな状況何度も何度も経験してるし?
舐めないで欲しいって言うか?
正直余裕っていうか?
ウタ「むぎゅー!」ムニッ
ルフィ「!?」
ウタ「ぺろぺろぺろ~!」
ま、まてッ!待て!そこは!臍はダメだ!
ルフィ「……!」ジタバタ
あ、あれ、抜け出せない…
くそ…ち、ちょっと…やばいかもな…
ルフィ「うがあああ!!」バタン!
ウタ「きゃっ!?」
勢いあまってウタを押し倒しちまった…
顔が赤いのに戸惑ってる所もかわいい…
って謝らないと!
ルフィ「ご、ごめんウタ…痛くなかったか…?」
ウタ「むぅ~!ひどいなぁーるふぃは」
ウタ「これはぼくによどおしよしよしのけい!」
ルフィ「えッ」
まて、まて
それは色んな意味で危ない
危ないポイント
自分の部屋で発散できない
寝不足
ただでさえかわいいのに酔ってるウタの顔を見ないといけない(語彙力)
ウタ「るふぃが悪いんだよ?」
ルフィ「うっ…」
ルフィ「………なで…なで…」ゴリッ
ルフィ
40/100
ウタ「ゔぁ゛、疲れた~…」
ルフィ「そうか、早く寝ろ」ドクショチュウー
本当に頼む
最近ヤバいんだよ
ウタ「じゃあルフィの膝の上で寝よう」ドサッ
ルフィ「は?」
え?そんなことある?まって?は?なんで?なんで?
ルフィ「じ、自分の部屋で寝てく「嫌」
なんで即答?少しは検討して?
ウタ「最近ルフィ構ってくれないし、今日ボクは意地でもルフィの近くにいるぞ」
構ってやれないのはお前のせいなんだが
お前が無意識におれの理性をゴリゴリ削ってきてるせいなんだが
お前を見ると襲いたくなっちまうから少し、ほんの少しだけ距離を取ってる訳なんだが
ルフィ「ごめん…どうしたら許してくれるんだ?」
ウタ「構え!具体的にいうとこちょこちょ攻めだ!」
最悪だ…
数ある物の中から考えうる最悪の罰ゲームを提示してきやがった
ルフィ「や、やればいいんだよな?おれがウタに」
ウタ「そうだ!どんとこい!」
心を無にしよう
おれはウタにくすぐり攻めをしているんじゃない
謎の物体を攻めてるんだ
そうだ、これは現実なんだ
ルフィ「…………」
ウタ「んっ…んふふ…うふふふ…あッ…アハハ!アハハハ!」
無
ウタ「いっ、いひひひひ!ちょ!ちょっとルフィ!もう!もうやめ!やんっ!」
南無
ウタ「まってェ…!あひ!アハハハ!ゆる…すぅ!もう許すからぁ!ああッ!」
ルフィ「……ッ!!!」
お、おれはなにを…
ウタ「はぁ…はぁ…る、ルフィのばかぁ…ふー…はぁ…」
ルフィ「(?????)」
オイまて
どういう状況だ
何故ウタは顔を赤らめて息切れしている
何故ウタは語尾にハートがついてそうな声色をしている
何故ウタはぐったりしている
ウタ「はぁ…はぁ…もう…だめぇ…」
ルフィ「あ゛ッ」ゴリッ
ルフィ
2/100
あの後ウタに何があったか聞いたところ、おれはウタをくすぐり攻めしていたそうだ
それはそうと本当にやべぇ
最近よく頭がくらくらするし、人生で初めて貧血というものも味わった
ヤバい、でもウタを放っておく訳にはいかねェ
あとウタ以外の女に欲情しなくなった
これはウタと同棲し始めた時からそうだが
ウタ以外の女は全部男に見える
ルフィ「はァ…」
でもウタに心配かけさせる訳にはいかねェ
ウタはおれみたいなバカがそばにいないと頑張りすぎちまうんだ
ゾロからも最近お前疲れてるって言われたし、結構ボロ出てんな、おれ
ウタ「ルフィー、ボクのパジャマ知らないかい?」
は?
なんでバスタオル1枚なの?アホなの?
ルフィ「は?パジャマ?知らねェが…あー、とりあえずこれ着とけ」オレノシフクポイ
ウタ「ん、ありがとう…あ」パラッ
ルフィ「!?」
ウタ「!?ルフィ!…い!ルフ…!…フィ……丈…か…フ…!…………………」
ルフィ
0/100