慢性マスターさん中毒
今日、わたしとマスターさんは珍しく二人っきりのバカンスを過ごしていた。ミユもクロもマスターさんと二人っきりでイチャイチャしてたらしいし、今回はわたしも遠慮せずイチャイチャしちゃおう。そんな風に張り切っていた。
…のだけど。わたしは今、ビーチの岩陰でマスターさんに壁ドンされていた。
「悪い子だな、イリヤは」
「はぅ…」
顎をくいっと上げさせられる。かっこいいマスターさんのかっこいい顔から目が離せない。正直言って、胸とおまんこがキュンキュンする。
…お兄さんもわたしも、どこでスイッチ入ったんだろ。やっぱり、ルビーがお昼ご飯に混ぜたっていう精力剤のせいなのかな。二人でルビーにツッコミ入れてた時はどっちも普通だったんだけど。遅効性のやつだったのかもしれない。
「こんな水着着て無防備にしてたら、どこの馬の骨ともしれない奴に攫われてレイプされちゃうだろ」
水着に手を突っ込まれ、乳首やナカを掻き回される。
「んッ…♥ これ、お兄さんに褒めてもらうために着たのに…♥ 褒めてくれないの…?」
「…似合ってる。すごく可愛い。けど、オレ以外にあまり見せないでほしいんだ……いや、恥ずかしいなこれ」
「…なぁんだ。そういうことなら大丈夫だよ…♥ わたし、お兄さんとしかセックスしたくないから…♥ 産みたいのはお兄さんの赤ちゃんだけなの…♥」
その言葉でお兄さんの箍がさらに外れたらしい。
「…イリヤ。そろそろ良い?」
「…うん♥」
お兄さんが水着のズボンを下ろす。下ろした先には、いつものように勃起した硬くて熱いおちんぽ、が…?
「───。…すごい…」
…眼前に突きつけられたイケメンちんぽは、いつもよりおっきかった。これも精力剤の効果なのかな。
「ルビー……またとんでもない薬を…。…イリヤ、これ行ける?」
「うん、多分大丈夫だよ…♥」
それがわたしのおまんことキスをして、ずぶずぶって入っていく。
「ァッ…ぐ…♥」
…すごい。すごいすごいすごい。お兄さんのイケメンちんぽいつもよりおっきいのに、わたしのおまんこと相性抜群で、少し痛いけど気持ち良い。これもルビーの薬の効果? …もうどうでも良いや。
わたしのおまんこ、ずどんずどんって犯されてお兄さん専用にされてる。一回ピストンする度に、“お兄ちゃん”への恋心削られておまんこの外に掻き出されてる。…兄妹愛のところを削らずにいてくれるお兄さんは、やっぱり優しくてかっこいい人だ。
「イリヤっ、イリヤッ…! イリヤはオレだけのものなんだッ…!」
「はぁ、んっ♥」
お兄さんが、わたしにドロドロの独占欲を見せてくれてる。…嬉しい…♥
「お兄さん、お兄さんっ…♥ …お兄ちゃんっ♥」
「!」
「リツカお兄ちゃんっ♥ 好きっ♥ 大好きっ♥♥ 世界で一番大大大好きぃッ♥♥♥」
わたし何言ってるんだろう。素直なお兄ちゃんにあてられておかしくなっちゃったのかな。…まあいいや。ちかちかする頭で難しいことなんて考えられないし。
わたしは目の前の大好きなお兄ちゃんに抱かれて、充足感と幸福感を味わっている。今はそれで良いんだ。
「イリヤ! こんなこと何回もヤってたら元の世界のお兄ちゃん忘れちゃうぞ! オレが綺麗さっぱり忘れさせちゃうんだぞ!! 良いのかそれで!!」
「イイよっ♥ 向こうにはオリジナルいるもんっ♥ わたしがリツカお兄ちゃんと結婚しても何も問題ないもんっ♥ だからキてお兄ちゃんっ♥♥ わたしをお嫁さんにしてぇえッッ♥♥♥」
「あぁくそ! くそッ!! 射精すぞイリヤッッッ!!! 好きだぁぁッ!!!!」
「ァあッッ♥♥ イグゥ゛ゥゥウウウううッッ♥♥♥♥♥♥♥」
イケメンちんぽでおまんこを殴りつけるようにして、お兄ちゃんは射精した。
子宮口にディープキスした鈴口からどびゅーっ! と噴き出した精液が、わたしの子宮に勢い良く叩き込まれる。大好きなお兄ちゃんの、大好きな遺伝子を乗せた精子。それがわたしの卵子を求めて押し寄せている。
「ハァッ……ハァ……ハァ…。…イリヤ、愛してる…」
「わたしもだよ、お兄ちゃん…♥」
最愛の人にキスを捧げる。
「んちゅっ…♥ ん、じゅる…♥」
「…イリヤ。度々言ってる気がするけど、今更嫌だって言っても聞けないからね、オレ…。犯して、孕ませて、結婚して、無理矢理にでもずっと一緒にいさせるから…」
「…嬉しい…♥ わたしとミユとクロのこと、絶対お嫁さんにしてね、お兄ちゃん…♥」
「…イリヤっ…」
蕩けた笑顔を抑えられないわたしから離れたお兄ちゃんが、おちんぽをしこしこし始めた。マーキングしたいのかな。
(お兄ちゃん、わたしでおちんぽしこしこしてる…。…かっこいい…)
普通ならおかしな姿なのに、それをとってもかっこいいと思う。これって『あばたもえくぼ』ってやつなのかな?
そんなことをぼんやり思っているうちに、頭上から熱くて白い雨が降り注ぐ。わたしとミユとクロを夢中にさせる精子が、わたしの脳みそを蕩けさせていく。
(ぁ……お兄ちゃんの匂い……すき…♥♥)
夏の太陽に照らされて、お兄ちゃんの匂いに包まれて。余計なことは全部投げ捨てて、お兄ちゃんだけを感じられる。
わたしは今、最高に幸せだ。