愛だったものに囲まれている兄上

愛だったものに囲まれている兄上


.

.

.

.

.


手のひらではなく地面が受け止めたそれは

鋭く輝きを増しながらゴミになって

周りに積み重なった

それはいつかは愛だった

ひとかけらだけでも残っていたらいいなの気持ち


無いモノとされて割れてしまった”ゴミ”が愛であったのだと

愛した過去が確かにあったのだと

残ったひとかけらを握りしめてるんじゃないかな

Report Page