悪先生とマエストロの怨讐

悪先生とマエストロの怨讐

一般通過失踪先生

"よぉ、マエストロ…何して、うわっ随分と真っ赤じゃないか。怒りに震えているようだ"

マエストロ「あぁ…先生か。何、気にする程の事ではない。少し野暮用があっただけの事なのでな。ただ…その用で貴公とは対峙するかもしれんが…」

"いや、別にその件について俺からあれこれ口を出す事はないだろう。なにせ俺もそいつらに少〜しだけ用があるからな"

"俺個人、もしかしたらというかそいつらの片方は殺すだろうがあんたは何故殺すんだ?少なくともアンタらゲマトリアにメリットはないと思うが…"

マエストロ「…奴らが作る「作品」私が創り出そうとする「崇高」などではない。それに気に食わんのだ。それにこれは私個人のプライドも関係している」

"あぁ~、そいつ等が娼婦を作り出す事に特化しているから「マエストロ」と呼ばれている事か?"

マエストロ「…そうだ。あんな、あんなにも悪趣味な「作品」なぞ私は創らぬ、私の風評被害も甚だしい。奴の作品にかける情熱は見事なものだがな、」

"お互いに…利害は一致している様だな、マエストロ。どうする?ここは奴らを潰すまで手を組むか?"

マエストロ「同感だ…しかし不要だ。貴公が手を汚す程の事でもあるまい。」

"そうかもしれんが、俺の流儀に反するんでね。それに奴らを野放しにしたら他の生徒に手を出す可能性があるからな、早めに排除して損はないだろう

男の方は出来るだけ多く苦しめたいな、切り落とし、弾丸を打ち込み、それ以外の部分を再生させ切り刻んで、殴打し、汚いが喰わせる、最終的には惨たらしい姿を晒し者にした後に念入りに焼いて海の藻屑にしたいな。

女の方…ミレニアムから追放された生徒の方はやつをダルマにした上で目の前で創った作品を、研究の成果を全て台無しにした後に殺して其の辺にでも埋めておくか?"

マエストロ「先生が言うにしては、随分と過激だな?正直私ではそこまで思いつかなかったが…存外に悪くはないアイデアだな、採用するとしよう。」

"死人に口なし、という言葉もある。確実に殺して隠蔽するが…できるな?"

マエストロ「当然だ。生徒の方も私が創ってみたこのナイフと弾丸なら、確実に仕留められるだろう。

それにしても先生、貴公は一体何故…こんな事に手を突っ込むのだ?動機もわからなくはないが、きっかけが掴めんな。」

"実は俺個人、シャーレの仕事が終わって暫くの間休みを貰ってね。このキヴォトスにも風俗があると聞いて

ちょっと行ってみたんだが…そこにカヨコが…生徒がいて驚いたのさ"

マエストロ「ほう…?それは実に興味深いな。…で?ソイツを抱いたのか?」

"…まぁそうさ。辞めろとは言ったが押されてね…正直な話、最高だったよ。それで、他にも生徒達が働いている所はあるのか、どんなものがあるのかこっそりと調査していたら…"

マエストロ「これにあったと…不憫な事だ。」

"いいや、むしろ速く知れて良かったと俺は思うがね。さて…作戦はあるか?"

マエストロ「大体は用意してある、少なくとも今日中には行えるだろう」

"それじゃあ、始めるとしようか"

"や、お疲れ。首尾はどうかな?"

マエストロ「上々だ。先生、貴方がいった通りの事をやってみたのだが…中々に良い声で鳴いたな。まぁ、始末したが」

"影武者かどうかの確認は?"

マエストロ「済ませてある。本物で間違いないだろうな」

"OK、じゃあ後の処理はどこでする?…海に沈めるか?それとも山に埋めるか、燃やしたからもう判別は付かないだろうけどね"

マエストロ「…我々は顔や容姿を偽装して故に、この事件は…ブラックマーケットの抗争で不運にも行方が知れなくなった大人と生徒がいる、として処理されるだろう。根回しもしておいた」

"これで一段落、かな?"

マエストロ「それはそうと先生よ、あのカヨコ、とか言う生徒と風俗で出会った話なのだが…」

"ぶふっ!?今それを言うの!?うーん…詳しい話は、これを処理してからにするから今は待って欲しいな"

マエストロ「了解した。それでは、適当な場所て女は沈めておいて、男は埋めておけ」

何故か先生がかなり悪い先生になってたりマエストロと協力して007番だったか?そんな名前の生徒と、男を処理した概念を受信した…

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