息子に恋する香子さん
監禁されて怪異と交わり、ただ消耗品として使われる異形の仔を産まされ続ける香子さん。
異形を胎から膣を通じてひり出す快感。己の股の間から伸びて、太ももに張り付く臍の緒の感触。幾つもの動物の仔の様なか弱い鳴き声と生臭さ。卵子が無駄遣いされてると知らず、たくさん遺伝子を残す為の子供ができたと勘違いして多幸感に浸り、次の「生産」の準備をする脳。
殿方との交わりを知らぬまま、怪異に犯される快感を与えられ、出産の痛みと多幸感と絶望に沈む日々。
しかしある日、異形の仔に混じって人の男の子を産み落とす。
そして15年後、彼女は息子に初恋をした。
数える事を諦めるほど、悍ましい異形の仔をその胎で産み落とす絶望から香子を救ったのが、人間の子供として生まれてきてくれた彼の存在だった。
母親として愛して、なんやかんやありながら育て続けた15年間は幸せで、楽しいものだった。
最近少し他所他所しい気がするが、息子も立派な高校生になって、「そろそろ怪異探偵業も再開しましょうか」と考えていたところ、息子が女子高生と仲睦まじく歩いているところを見てしまう。
かつての地獄の中でさえ感じたことのない胸を締め付ける感覚。焦燥感。
得体の知れない不安感のあまり、子供の様に枕を持って一緒に寝る様に提案する。
息子の暖かみが心地よい。こっちを見てくれないし反応が妙にぎこちないが、それが可愛くてついつい抱きしめてしまう。何か不自然に硬くて熱い物が下腹部に当たって、無意識に手で触れる。
滑りを纏った頼もしい肉の感触。連動する様にビクッと反応する息子。
見つめ合いながら気不味そうに、耳まで真っ赤に赤面する二人。
ゆっくり手を離そうとして、「あっ…」と酷く名残惜しい声が息子から漏れる。
殿方を手で射精させる方法は知ってても実戦経験は皆無(そもそも男根の実物は息子のもの以外見たことがない)。しかし、怪異相手に口で奉仕させられた経験はある。
ゆっくりと起き上がり息子の下を脱がす。抵抗されるが力はかなり弱い。怪異のモノとよく似たそれが聳り立つ。
二人の呼吸は荒く、心臓は強く脈打ち、既に正常な判断力はない。興奮と期待感がモラルを押し流す。
香子はそっと先端に口を近づけた。
・香子さん 小説家兼怪異探偵
17の時に怪異に攫われ、半年間の間で2桁を超える異形の仔を出産させられる。
異形の出産は、一匹の胎児の大きさが小さいことから慣れてしまう程度の痛みだった。
息子の時はそれまでより胎が膨れ、出産時には相応の激痛が走った。身体が期待していたそれまでの絶頂の快楽ではないことに困惑と恐怖。それまでの度重なる悍ましい出産に心を折られかけていた彼女は、より冒涜的な出産を迎えると恐怖した。そんな時に人間の赤ちゃんの声が聞こえて…。
性欲は元から強く、怪異との経験から満足し難い身体になっているが、代わりに息子可愛さで満たされている。
出産経験豊富な異性経験のない生娘。
外見年齢はギリギリ高校生で通せるレベル。
・息子(立香) 高校一年生
怪異と香子さんの子。両親のいいとこ取り。
外見イメージは女装ぐだ子。髪色は香子さんと一緒。
性欲強めだが自慰経験はない。
香子さんのことは母親として好きだったが、思春期を迎えてから目に毒過ぎて困っている。近くを通って母親の匂いを嗅いだり、肉付きの良い肢体が目に入るたびにドキドキしている。
同年代の恋人を作ることで少しはマシにならないかと計画するが・・・