恐るべき天才、ジーニアス

恐るべき天才、ジーニアス



「ぬわーっ!」

「「「キキーッ!」」」

轟く爆音と共に広がる爆風に押され、白衣の少女と全身タイツの不審者達が勢いよく飛ばされる。

少女の名は発明怪人ジーニアス。世界を混沌に陥れようとする悪の組織・クロノギヤールの幹部の1人であり、全身タイツの面々は戦闘員のポルノポーンだ。

彼女達を吹き飛ばした爆発の元凶ーーー正義のヒロイン・シャイニーホワイトは剣を構え直すとジーニアス達に目を向ける。

「あっぶねー……コラー!当たったらどうすんだー!今のは流石にヤバかったぞー!」

「いや、当てるつもりで撃ってますからね?さておきジーニアス、今日こそ年貢の納め時です!」

怒りながら理不尽な抗議をするジーニアスに的確な指摘をするのも束の間、シャイニーホワイトは素早く間合いに踏み込むと勢いよく剣を振り下ろす。ジーニアスもやられまいと背負ったリュックから伸びる鋼鉄のアームで斬撃を受け止めるものの、防戦一方なのは誰の目にも明らかだ。

「うぇー!年貢どころか首持ってかれるじゃんこれ!それでも正義のヒロインかー!」

「人聞きの悪い……!多分命までは取りませんよ!」

「多分!?」

問答しながらの力比べの最中、突如としてジーニアスのリュックやアームから白煙がほと走る。

「うっ!?」

「げぇ!?オーバーヒートかよこんな時に!」

「どうやら……勝負ありのようですね!」

ここが勝機と見たシャイニーホワイトは剣を大きく振りかぶりジーニアスへと振り下ろす。ジーニアスもなんとかアームを操作して間一髪で防ぐものの、最早逆転の可能性は無いだろう。

「だぁー!ちょい待ち!タイム!ちょっとだけお話しよろしいですかお姉さん!」

「何をこの後に及んで……!」

「いや本当マジで!ちょっと時間くれればそれで良いんだって!」

「あなたの話を聞く時間なん、かっ……!?」

ジーニアスの命乞いに鬱陶しさを感じ出したシャイニーホワイトが、突如としてその足をよろめかせる。腕からは力が抜けて剣を取り落とし、真っ直ぐ立つ事すらおぼつかない状況だ。

「あ、あぶねー間に合った……即効性は思ったより低いなこれ……」

「あ、あらた……わらひに何を……」

「んっふっふー、よくぞ聞いてくれた!これぞアタシの発明品の一つ!一度吸い込めばあら不思議、身体中から力が抜けて脳の指示を拒んでしまう!名付けて『メーデーガス』!あ、これはメーデーと酩酊がかかっててねー……」

「それひゃ……さっきの……」

オーバーヒートだと自己申告していた白煙はダミーで、実際はガスによる攻撃だったのか。そう問おうとしても、口の動きもおぼつかないどころか膝から崩れて跪いてしまう。シャイニーホワイトは取り落とした剣を掴み、杖代わりに地面に突いてなんとか立ちあがろうとする。

「いやアレはマジでオーバーヒートしてたよ。まーそれに紛れさせてこれ使おうって閃ける辺り天才って感じだよね〜」

「ぐ……」

「あ、因みになんだけどさ」

「ひあうっ♡」

ジーニアスは必死に立ちあがろうとするシャイニーホワイトの背後に回ると、その胸と股間を鷲掴みにする。

「メーデーガスには媚薬も混ぜてあるからさ、全身に効果がまわったらもう性感帯まみれってわけ。抵抗出来ないまま遊ばれるのって気持ちいいでしょ〜?」

「にゃ♡あぁ♡」

「ふむふむ、感度は良好と。やっぱり作用し始めるまでが難点かなー」

「は、はにゃへぇ♡」

ジーニアスの拘束を振り解くべくもがくシャイニーホワイト。しかし身体は言う事を聞かず、ただもぞもぞと揺れるだけだ。

「生憎まだ取りたいデータは沢山あるんだよねー。次はポルノポーン達の相手してもらうよ」

「!?」

その言葉を聞いて青褪めるシャイニーホワイト。身体に力が入らない今の状態では、いかに相手が下級戦闘員であっても抵抗は出来ないだろう。必死に逃げ出そうとするが、ジーニアスに身体を預けなければ立つ事すら出来ない状態で叶うはずもない。

「さあポルノポーン達、たっぷり実験に付き合ってもらうよー!」

ジーニアスの呼びかけに思わず身をすくめるシャイニーホワイト。が、白煙の向こうからはいつまで経っても反応が返ってこない。

「……あれ、ポルノポーン?どしたー……あっやっべ!アタシが影響受けないようにするのに手一杯でアイツらのスーツに防ガス機能追加してなかった!」

どうやら天才にも失敗はあるらしい。頭を抱えるジーニアスを他所に、シャイニーホワイトはガスの効果を打ち消すべく体内で魔力を練り始める。もちろん、ジーニアスがみすみすそれを許すはずもなく。

「しゃーね、別な実験すっかー……よいしょっと」

「はひゃ!?」

シャイニーホワイトのコンバットスーツのズボンを下着ごと勢いよく下ろすジーニアス。突然の事に驚いたシャイニーホワイトはバランスを崩し、ハリのある桃尻を突き出すように前のめりに倒れてしまう。

「じゃじゃーん、可変型インジェクションディルド〜!こいつを尻の奥まで……よいしょ!」

「ほおおおおぉ♡」

すかさず大きなディルドを取り出すと、シャイニーホワイトのアナルに押し当てて挿入していく。力の抜けた肛門は抵抗もままならず、悪魔の発明品をスルスルと受け入れてしまう。

「おやおや〜?随分と反応が良いけど正義のヒロインさんはこっちもお好みだったりするのかな〜?うりうり♪」

「ひ♡ひがっ♡そんにゃ事♡な♡ひぃう♡」

「ほ〜ら、奥までぐりぐり〜♪」

「らめぇぇぇ♡」

抵抗虚しく前後に動かされるディルドに嬌声を上げてしまうシャイニーホワイト。先程までの凛々しい姿とはかけ離れた痴態に、ジーニアスはほくそ笑みながらも攻めの手を緩めない。

「そっかそっか。じゃあここでお尻大好きシャイニーホワイトに追加情報〜!この可変型インジェクションディルド、なんと詰め替え式でお薬の注入が出来る優れ物なのですが!今、どんな薬を準備してるか分かるかな〜?」

「くひゅ、りぃ?」

「答えは〜……ガスに混ぜ込んでた、び♡や♡く♡」

「っ♡」

ジーニアスの囁きに思わず身体が震える。吸い込んだだけでもこれだけの威力を発揮する媚薬を、仮に体内から吸収させられてしまったら。シャイニーホワイトは必死にディルドを取り出そうとするものの、未だに腕には力が戻らず持ち上げるので精一杯だ。

「あらら、もうガスの効き目が切れてきてんの?思ったより回復早いなー……そんじゃ遊んでないでトドメと行きますかね」

そう言うとジーニアスはシャイニーホワイトにズボンとパンツを履き直させる。普段タイトに彼女の下半身を包む装備が、皮肉にもディルドの摘出を阻む拘束具として機能してしまう。更にジーニアスはアームで四肢を拘束すると仰向けに寝かせて、脚を大きく広げさせて腹部がよく見えるように固定する。

「それじゃ映像記録の準備してー……3、2、1」

「らめっ♡やめぇ♡」

「注入!」

「あ゛っ♡」

スイッチが押されると同時に、シャイニーホワイトの中に大量の媚薬が注ぎ込まれる。少しずつ腹を膨らませるその感覚に、

(これだめぇ♡からだあつくて♡あたまばかになって♡きもちいいのしかなくなっちゃうのぉ♡)

「あは♡はへぇ♡」

シャイニーホワイトは恍惚とした表情を浮かべて身体を震わせる。秘部を包む純白のズボンは、自らの股から漏れ出した汁でじわじわと染みを広げていく。

「ありゃりゃ、お漏らししちゃったよ。バースデイがいたらぜってー発狂してたねこりゃ……で、気分はどう?」

「えへぇ♡きもひいい♡ひあわせぇ♡」

「よーしよし、結果は上々だ。それじゃこれからアジトでたーっぷり調べてあげるから、それまで幸せ気分に浸ってよーね〜」

「あ♡ちくび♡くり♡かりかりするの♡それすき♡もっとしてぇ♡」

最早戦う事も忘れ淫らに快楽に身を委ねるシャイニーホワイト。ジーニアスは彼女の身体をアームで持ち上げると、甘い快感を刻みつけながら悠々とアジトに凱旋するのだった。





「あれ、これアジトまでアームのバッテリー保つかな……」

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