怪死、恨みを買わぬように注意

怪死、恨みを買わぬように注意

ブログ・ゴシップ75! 第〇〇回


全国で怪死事件が多発

最近、全国各地で怪死事件が多く起こっていることを知っているだろうか。一週間に渡って徐々に体調が悪くなり、最後は必ず死んでしまう。この様な自体に陥った人物が今、多発しているのだ。


詳しい症状

一日、二日目は軽い体調不良。軽い目眩や頭痛、息苦しさが体を這うが、大抵はただの体調不良として流される。

そして三日目、一気に体調が崩れる。立つのもやっとな目眩が不定期に起こり、激しい胸の痛みに襲われ、外出が困難になることもある。

四日から真っ黒な血を吐き、その量は日に日に増えていく。

来る七日目、身体の一部から黒い血を激しく噴き出し死に至る。


被害者の妙な共通点

この症状を発症した被害者には、少々妙な共通点があるのだ。それは、多かれ少なかれ他人を害しているということだ。

家で、会社で、獄中で、死ぬ場所は様々だが、死んだものは等しく虐待、パワハラ、強盗等の悪事を働いている。要するに、被害者は必ず誰かからの恨みを買っているのだ。


エネミーか異能力者か

このようなことができるのはエネミーか異能力者だが、現状はどちらなのか分からない。代わりに、使った能力についての考察をしようと思う。


能力の考察

1.恨み等の負の感情を力に変える

強い負の感情を力に、というのは創作ではありがちな能力だが、この力なら今までの犯行も可能である。

が、可能であるというだけではあまりにも大雑把で、信頼に欠ける。それに負の感情タンクとも言える被害者たちを殺す理由が無い。どちらかといえば恨み返しの力の方が犯人に当てはまるだろう。

2.呪術系統の異能

七日間に渡って苦しむ、というのは丑の刻参りを彷彿とさせる。死ぬときに噴き出す黒い血の位置は被害者によってバラバラだが、これは釘を差された位置から血が噴いているからではないだろうか。

丑の刻参りは目撃されると呪いが自分に降りかかる。もしもこの説が当たっているならば、犯行の瞬間を発見し、犯人に呪い返しをして殺すことができるだろう。

しかし、呪いが返される前に目撃者を消せば呪いが帰ってこない、という話も耳にする。探すなら細心の注意が必要だ。

3.病気、もしくは毒

そのうち紹介する予定だが、世界には病気そっくりの症状を起こす毒、というものがある。異能は十人十色、犯人がそのような異能を持っていても不思議ではない。徐々に症状が酷くなり衰弱していく、というのも病気に類似する点である。


まとめ

全国で、何らかの罪を犯した人間が怪死するという事件が多発している。犯人はまるで見当がつかないが、少なくともエネミー、もしくは異能力者であることは確実であり、目をつけられた被害者は酷い最期を迎える。

犯人は「悪人を殺す」ことに並々ならぬ情熱を抱いており、狂気的な正義が垣間見えるような気さえしてくる。

やつに目をつけられないよう、悪事は働かないと固く誓いながらこの記事を締めようと思う。




著者_わさばし 「ブログ・ゴシップ75!」管理者



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