⚠️性教育()
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「さぁてスグリー、そのふうせんの使い方だが」
「う、うん……」
なぜかスグリがよく知っている普通のふうせんを引き出しから取り出し、水道の前に来たカキツバタ。それについて行き大人しく教えを受ける。
「この蛇口から水漏れが起きてるとして、ふうせんを使って止めるとしたら、どーすっかい?」
「えっと……ふうせんを被せて……溢れないようにする……」
やはり自分が想定していた通り使い方が違った。みずポケモンか?みずポケモンに持たせるのか?
「お!正解〜。じゃあ次!この蛇口とシンク、なんだと思う?」
カキツバタが笑顔でパチパチと手を叩く。使い方はこれで合ってるらしい。
「みずポケモンと、ええと…………わかんね……」
みずポケモンが病気になったときに使う?じゃあシンクって?屋内を水浸しにしないように……?いや、そんなことより気にするべきは……
「蛇口がちんこなのよん」
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杯の中に映っていたのは、弓の影。
「そういうことは教えないからねぃ、ここのカリキュラムは」
絶句して赤くなる林檎にいささか生徒の自主性に任せっきりな学園の方針に口を出すカキツバタ。
「あ、もしかして興味がおありで〜?元チャンピオンさま♡」
「んなっ……んななな!?」
ニヤニヤとカキツバタが蛇口のハンドルを回す。水量が増え、たぷんとしたふうせんがスグリを更に混乱させる。
「なんか色が違うなって!見たことあっけど!こういうのに入ってるって、し、知らなくて……!」
焦る気持ちが誤魔化そうと中途半端である知識を露呈し、まともな教育より先に罠のように引っかかってしまった出来事をつい口走ってしまう。
「ちなみにそいつぁどちらさまで〜?」
「…………言わな"い……」
恥に恥を重ねいっぱいいっぱいになり涙目を浮かべるスグリ。ちょいとおちょくり過ぎたかねぃ……と反省するも束の間。自らの“もう一つの悩み”へと考えを切り替える。
「んじゃまあ、そいつでツバっさんのトクベツ実習♡しちゃいますかねぃ」
「は、はぁ"っ!?」
相手をからかい余裕を失わせ、自分のペースに持ち込む。いつもの定石だ。
「センパイであるオイラが手取り足取り教えてあげますよって言ってんの〜。ほらほら〜っ♪」
“男性であれば”当然である態度を取らなければいけない。
などと決めたのは自分ではないが、そいつをどう解釈するかはオイラの自由だよなぁ?
動揺するスグリに背後から抱きつき、いーからいーから♡と自身の重みを利用しベッドへとわちゃつく足を運ばせる。