心領結界
心領結界「────」
周囲の景色がモノクロに染まり、彼の瞳と血の色だけが真紅に輝く。
力だけが残って全てを失った空虚な人生を端的に表している。
効果
結界内にいる「力」の数が多ければ多いほど上昇率が跳ね上がる対集団バフ。
特に防御面が尋常じゃないレベルで上がる。
死ぬほどしぶとくなり、どんな相手で誰であろうと泥試合の長期戦に持ち込んで粘る。
特筆すべき点
展開時間がとにかく長い。息切れが一切起きず発動し続ける。
必中効果や相手への影響、外界の遮断、結界の押し合いが一切できない代わりに高い中和力を持つ。
また、この心領は相手の心領が発生すると景色はそのまま、色をモノクロに染め上げてしまう。
これにより両者の効果は100%発揮されたうえでぶつかり合う。要するに我慢比べ。
反動
数ヶ月単位で異能が使えなくなる。
当然結界術も使用不可。
力が弱って箸も持てない状態になる。
空間把握能力の著しい低下。嗅覚及び味覚の消失。常に倦怠感に襲われる。
対価として、本人にとって「大事なもの」を一つ失う。