循環

循環


YukiNagaoka

2019年に引き続き、iitoco!!アドベントカレンダー2020に参加させて頂きました。

野澤館の長岡由貴です。静岡から野澤館に嫁に来てから26年が経ちました。自分の考えや想いだけが通るとは限らない時間もたくさん過ごしながら、もちろん比較的好きなように過ごせた独身時代や子ども時代もありましたので、信州で始まった暮らしでは本当に人生で最大の学びを得たと言っても過言ではないでしょう。。と今ふと思ったりします。まだ先が少しありますからね笑。

義父母を送り、私達が引き継ぐ形になってからは10年が経ちました。夫は別の仕事を持っていますが実家ですから気持ちは同じですもちろん。二足の草鞋とか、兼業旅館だなあと今も思っていますが、副業も当たり前に世の中がなってきて、個性の強みを活かせているかな、だからこれもまた一つの形でしょうと思っています。

去年だけでなくこれまでの野澤館での時間や自分史を心で振り返り書いているので、なんのこっちゃ、と思われる部分もあるかもしれませんが笑、どうかスルーするか、そういう方は今度一緒にお話ししましょうね♪

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こんなタイトル付けましたが、野澤館のInstagramプロフィールは以下の通りです。

【⭐️クラシカルながら未来志向な小さな旅館。微生物、動植物、人、、循環ある日本庭園や空間でリラックスを♪大正14年創業⭐️wi-fi完備。一人旅歓迎の宿】

こんな感じです。大した文才も無いので最近思ってることや昔からわりと考え方が変わらず自然思考だという部分を、ある方のサイトのURLを後半に貼り付け表現させて頂きますね。

自然思考もなんだか曖昧ですね。甘っちょろい感もありますね。でも、人々が求める縁側的な場所の境界は曖昧ですけど、そこには争いは生まれません。自然から受ける恩恵も度が過ぎると環境のバランスが崩れます。私は昔から競争が性に合っていませんでした。特にコロナ禍で考える『循環』のベースにあるのはそんな想いです。曖昧で良いのです。

今年は、あっという間にコロナ禍になり色々思いましたけれど、コロナはルネサンス(再生、人間復興)を運んだかも、と最近は思っています。もしコロナが無く進んでいたらと思うと逆に怖かったとも思っています。

ルネサンスは、人間復興。つまり立ち止まって優しさ復興。

最近では小さな有機栽培の小さな農家さんが新しい形で増えていますし食に対する関心も高まりました。今年は農業に対しての思いと同様『林業』に対しても考えるようになりました。これだけ山のある日本が常に輸入材木を使うことに違和感。山から正しい経済が昔のように生まれたら人々はより自然と共存し幸せに近付くのではないかと。ドイツと日本の掛橋になっている森林環境コンサルタントの池田憲昭氏のオンラインセミナーに参加したりしました。

恒続森(常に健康で生きた森)を作る為には陽の光を森に様々な角度で取り入れることが大切で、その為には多種多様な成育速度も大きさも違う木の植林が大事。自然の中に人が入りそこから恩恵を受ける。人が自然を支配するのではなく、山の手入れから森の幸せ、人の幸せを生む。人は自然の一部だからこそ、そこにはフラットな循環がとても大切なんです。土の中にも、動植物の中にも、人の中にも循環があるでしょう?その小さな循環が、やがて全ての生物との大きな循環に繋がっているのです。

循環は優しさです。優しさは強さです。

経済でも公益経済という概念がこれからの経済として広がっています。教育でもより個別最適化を目指しその公益性に関心が深まっています。

全て平等に繋がっているのです。

循環とは優しくて強くて平等で争いのない世界なのです。

ですので、これまで私が仲良くさせて頂いている方々とも、これから仲良くさせて頂く方々とも2021年個を充実させながら循環していけたらなあと思うのです。

そんなことを思っていたら、山に関連する興味深いお話を持ってきてくれたお友達が現れました。循環ですね〜。お楽しみに〜♪


以下、池田憲昭氏の投稿記事中の彼が翻訳した部分も興味深い記事なので、ご興味ありましたらぜひお読みください♪


【半年前のコロナ遡り予測は当たっているか?


今からちょうど半年前、著名な未来研究家のマティアス・ホルクス氏のコラム


「コロナの遡り予測:危機が終わったとき、私たちは、過去を振り返って何に驚いているでしょうか」


を日本語に訳して、FB上でもみなさんに紹介し、大きな反響をいただきました:


https://blog.arch-joint-vision.com/?p=679&fbclid=IwAR1GXLViZiyCm0oX7HjtNDPzT4W8iShxGEz85vNt0cQBqwsg7U11yQF4RTs



彼は、コロナ危機が始まった半年前の世界から、半年後の9月、今日の世界を眺め、そこから「遡り認識 Re-Gnosis」をするという手法で、未来から現在をバックキャスティングしました。


ホルクス氏が半年前に書いたこのコラムは、未来の正確な「予測」をすることが目的でなく、人々から「不安」や「恐怖」をできるだけ取り除いて、未来と内的にポジティブにつながる思考を促すものでした。


半年前に読まれた方も、今読み返してみると、気づくこと、はっとすることがあるかもしれません。


前の投稿で紹介した「ポピュリズムの減少」と「生活満足度」の社会学調査は、ホルクス氏の最近のコラムでリンクされていたものです。彼が半年前に眺めていた今日の世界、かなり的を得ている部分がいくつもあるように思えます。


私の周りでも目に見えてポジティブに変化したものがたくさんあります:

アグレッシブだったドイツの人たちの車の運転が、大分ソフトになった。

自然体験、身近ないい場所を探求する人が増えた。

人々の思いやり、配慮がよくなった。

健康な生活、健康な食事を意識する人たちの向上。

子供達がより自立、自律している。

テレビのトークショーで、二極化の議論を煽ることが少なくなった気がする。

.....】




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