徒花、性奴隷に堕つ

徒花、性奴隷に堕つ

ベリーメロン



「んんっ、くっ……いい加減に、しなさいっ!」


 苦悶の声を漏らしながら、フェリジットは凌辱を受け続けていた。

 不意を突かれドラグマの騎士に捕らえられたフェリジットは、その貴族騎士の息子だと言う少年の性奴隷へと堕とされている。

 ただの少年かと思えば性格は最悪の一言。獣人であるフェリジットに首輪を付けてペットのように扱い、不都合があれば鞭で打つ。

 さらにはこうしてベッドに押し倒し、抵抗できないフェリジットの胸に顔を埋めて腰を振り続けている。


「ん、ぐっ、はぁっ、はぁっ……んんぅ」


 首輪の下で輝く真新しい聖痕。それは聖痕とは名ばかりの、実験と称され施された奴隷印だ。

 フェリジットが抵抗をできないのも、この聖痕が彼女の動きを縛っているからである。


「んあっ、んん、くぅっ……」


 悩ましげな吐息を何度も吐き散らす。フェリジットがどれだけ抵抗しようにも、聖痕はその罰とでも言うように彼女の身体に激痛を走らせた。

 さらには快楽への抵抗力まで削ぎ取っていく最低の効果まで付属されている。


「絶対、殺して、やる……んんっ……」


 まだ折れない。折れてたまるか。鉄獣戦線を舐めるな。と言いたげにフェリジットは少年を睨むが、彼は欠片も気にしない。

 おしゃぶりのように口に含んだ乳首を、舌でぐりぐりと玩びながら腰を打ち付けていく。

 美しいボディラインと、猫のように引き締まった筋肉。それでいて、乳房はほどよく大きいフェリジット。その極上の肉体は少年に翻弄されるほど快楽に弱くなっている。


「んあっ、ぐっ、んくっ、ああっ……♡」


 減らず口を叩くフェリジットに、罰を与えるように腰をグリグリと動かして乳首を強めに噛む。

 子供の技術など、大人のフェリジットには効くはずがなかったが、こんなお粗末な行為ですら感じさせるほど聖痕の効力は強かった。


(絶対に、耐え抜いて、帰ってみせるっ!こんなガキに、負けてたまるか……)


 歯を噛み締めて、堪え忍ぶことを選ぶフェリジット。

 されど彼女は知らない。この少年の執着は、相手を絶対に堕とすまでやめないほどに強いものだと。

 ちゅぱちゅぱと強くしゃぶりつきながら腰を振る少年は、この猫女はいつになったら堕ちるのかそれが楽しみで仕方なかった。



 そして数日間、連続でフェリジットは犯され続けた。休めるのは少年が姿を消している時くらい。

 窓もない部屋で昼夜もわからず、時間感覚だけが狂わされていく。

 その間も聖痕は彼女の身体を蝕み続け、地獄のような生活は延々と続けられていくのだ。





「あっ、んあっ、あふっ♡」


 その日も激しく少年に犯されるフェリジット。もはや剣呑な瞳も失せ、快楽に振り回される小娘同然の様相だ。


「ひあっ、あっ……んんぅっ♡」


 打ち付ける度にフェリジットの肉体は快楽に脳を焼かれる。だらしなく開いた口は、まるで獣のようにだらしない。

 しばらく犯し終われば少年はフェリジットの胸にしゃぶりついていく。


「あっ、じょーずよ、じょーず……んあっ♡」


 もはや、フェリジットの心に抵抗の二文字はない。

 快楽に飲まれ、この少年の性奴隷として甘やかす。

 ひたすらに肯定し、彼に犯されたり人形のように甘えられ続ける人生。

 それを否定することも、フェリジットはできなくなっていた。何も考えられなくなった徒花は、何も成し遂げられずに性奴隷として生き続けるのだ。


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