後日談2
公園のベンチ
飛鳥「!冷た!」
バエル「よっ。映画師匠」瓶コーラ差し出し
「良い映画だったぜ」
飛鳥「…観にきてくれてたんだね。悪魔さん」
バエル「本当に。本当に良かったんだ」
「確かに素人の、拙い所もあったが、伝えるべき所を、伝えたい事がしっかり伝わった」
「アレは俺の「原典」だ」
あの『赤』を覚えている
此処とは違う時代の、108の魂の生き様の噺
本当の意味でアレから俺の「人生」は始まったんだ
バエル「この感動に応えたい」
「『一度』だ」
「一度だけ、どんな願いも聴こう」
飛鳥の手を握りながら
「あ、やっぱ兄弟を傷つける系や自爆とか意外で」(汗
真っ直ぐで透き通る紅玉と目を合わせる
飛鳥(あぁ。この子は純粋なんだな)
子供の様に素直に喜び、虫の足を捥ぐように残酷になれる
それがアニマロイド
未来から降ってきた、72の悪魔達
色々頭の中でぐるぐる回りそうになったけど
今は素直にこの気持ちに応えたいと思った
だって、私の映画が褒められたんだよ?
飛鳥「それじゃあ。これは『契約』ね?」
バエル「あぁ。どんな時代でも、どんな場所でもすっ飛んで来てやろう」バイラルコア渡し