『お帰り!』
「しかし、良いところね」
「でしょでしょ!?」
「お花も綺麗だわ」
ウタはロビンを連れてフーシャ村の風車が沢山ある所など色々と案内していた。12年前に約1年しか居なかったがそれでも案外覚えている物なのかそれともあまり変化がなかったのか道に迷う事なくウタはロビンを案内出来ていて嬉しかった。
「けど良かったの?」
「何が?」
「ルフィと一緒じゃなくて」
ロビンはニコニコとからかうように言った。するとウタは首を傾げた。
「えっ?だってルフィのやつ、お花とかに興味がないし・・・ロビンとそんなお話やりたかったし」
ロビンはそんな風に純粋な感情で言ってくるウタに感激して優しく抱きしめるとよしよしと頭を擦ってあげていた。
「うわっ、ロビン。どうしたの?」
「ちょっとこのままでお願いね」
「う、うん。分かった」
2人は離れて、そのまま暫く遊んで日が沈み始めた頃に村に戻ろうと歩いていた。
すると遠くの方の沖合でルフィとウソップ、それにチョッパーがボートに乗って騒いでいるのに気づいた。
「ルフィだ♪♪♪」
「早く返って待ちましょ」
「うん!」
ルフィを見たウタはそれに喜ぶとロビンがニコニコと笑いながら2人は少し走りながら戻っていった。
〇〇〇
「いや~、良く釣れたな!!」
「良いなここ!!」
「だろ!?」
3人の乗ったボートには釣った大量の魚が乗っていてルフィは喜んでる2人を見れて嬉しかった。そんな中で3人はボートを港に付けるとそこにはウタが笑顔で待っていた。
「ウタ!」
「ルフィ、お帰り!」
喜び合ってる2人にウソップとチョッパーにニヤッとしてチョッパーがヘビーポイントになり、ウソップと釣った大量の魚を持った。
「それじゃ、俺達は先に行ってるからな〜ルフィ〜」
「遅くても良いぞ〜」
「「なっ!?」」
ウソップとチョッパーのからかいに2人は顔を赤くした。ウソップとチョッパーはそのまま歩いていくとロビンが困ったような笑みをしていた。
「悪い人たちね」
「俺達海賊だもんなチョッパー?」
「おう!」
「フフフ、そうだったわね」
3人はそうやって笑い合うとルフィとウタの方を見た。2人はまだ固まったように動いてなかったが軈て仲良く手を繋いで歩き始めた。
〇〇〇
「それで愛しのルフィとの中はどうなのウタ?」
「あぁぁぁぁぁぁ!!もう止めてぇ!!」
その夜、ウタはサニー号の女子部屋でナミやロビンからルフィとの進展具合を聞かれていてた。
「で、ウタちゃんとは何処まで言ったの?」
「さぁ吐きなクソガキ!」
「なっ!?
ルフィはマキノとダダンから酒場で聞かれていた。
2人の顔は真っ赤になってそのまま夜遅くまで根掘り葉掘りからかいも混じって聞かれた。