楽しみ

楽しみ

イベント事にまともに参加できてない筆者に悲しきボッチ人生・・・

「ハロ・・・ウィン?」

「・・・コンちゃん知らないの?」

やめろ。やめてくれ。よりにもよってエピさんにその目で見られたくない。

「・・・ハロウィンが、というよりイベント事にまともに参加できたことがあんまりないんですよ。」

「ああ、そっか。」

「というか、むしろこっちがびっくりですよ。エピさんはイベントなんて気にしないタイプだと思ってました。」

これは本音。祭りを独りで楽しめる人もいるにはいるけど、この人はそういうタイプではない。かといって、友達付き合いがへたくそなこの人にキズナ先輩とかを誘えるとも思えない。この人は・・・ふふっ。僕以外とは会話することさえ厳しいから。

「ああ・・・こんな日はさ、みんなテンション高いじゃん?だからぼくがダル絡みしても結構みんな受け入れてくれるんだよね。だから好き。」

・・・へぇ そうなんだ・・・

「まあ、今年はコンちゃんと一緒にいようか。なんてったって初心者だもんね。」

まるでバカにしているかのような口ぶり。でも、その口ぶりのやさしさと、まなざしの暖かさから往来の全盛を感じることができる。

・・・ま、多分僕だけだけど!

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