幻覚
📣のレース後の話
「エール、お疲れ様」
「ありがとうございます」
「………」
「?どうかしました?もしかして具合でも悪いんですか?」
「いや、体調はいいよ…勝負服のエールが新鮮だから見入っちゃって」
「今日は思い切ってバ具を減らしたからか他の人にもそう言われたんですけど…変、ですか?」
「とんでもない!僕は間近で勝負服のエールを見る機会が少ないから。それと…今は付き合ってるけどエールの事を気になったのが中継で見てた2歳Sで、当時はバ具付けてなかったでしょ?その頃の事思い出した 」
「そうですね…、あれから段々増えていって…今も特殊なのを使ってるから全部外した訳ではないんですけど、減らす事ができました」
「…正直、素顔で勝負服着てるエールがかわいくて惚れ直してる。本当にかわいい。ソダシもギャーギャーいってたし観客みんなかわいいっていってた」
「実はバ具外すの少し恥ずかしかったんですけど、そう言って貰えると嬉しいです」
「…でもそのかわいい顔知ってるのは僕だけでいいのにって思っちゃうし、一緒に走ったピクシーに妬いてる」
「?バ具付けてるのはレースの時くらいですよ?」
「レース時のエールもかわいいし、走った後もかわいいの。ずっとかわいいだもん」
「…もしや今のホルダーくんは甘えたさんですね?」
「だったら僕を甘やかしてくださーい。勝負服のエールちゃんをもっと堪能したいですー」
「ふふっ それでは控室に行きましょうか?立ちっぱなしは疲れますからね」
「飲み物欲しいなー」
「沢山ありますよ?お菓子の差し入れも沢山頂いたので食べてくださいね」
「…エールの沢山って本当に沢山だからなー…」
この後、甘い雰囲気になるかと思いきや差し入れの多さにビビる回
勝負服を知る回
ちょっといい雰囲気になったら乱入者がきて何も出来ない回
の三本立てです(ウソ予告)