幸せなフルルドリスの艶姿

幸せなフルルドリスの艶姿



菖蒲(あやめ)色の長い髪に抜群のスタイルの美女フルルドリスは、彼女がマスターと呼ぶ男と連れ立って夜の街を歩いていた。

パンツスタイルで歩く彼女は、街を移動するだけで黄色い声を掛けられるほど顔立ちも端正だ。

フルルドリスとマスターは一日デート中だったが、先々でフルルドリスの格好良い部分を見せつけられてしまい男として少々不安になってしまっていたマスターに対してフルルドリスはもう一つ行きたい場所があると伝えたのだった。

「ここです」

彼女はそういうと迷いなく目の前の建物に入っていく。男はそこが何かわからないまま、フルルドリスのあとに続いて内部へと歩を進めた。

中に入り、フルルドリスが小さな紙を壁に開いた隙間に入れると、壁から鍵が差し出された。

「行きましょう」

言われるままに男は廊下を渡る。フルルドリスはある部屋の前で足を止め、扉に先ほど受け取った鍵が差し込まれる。

(ギィ……)

重そうな音を立てて開く分厚いドア。フルルドリスに促されて男が部屋に入ると、そこにあったのは広く豪華な寝室だった。

「ここって」

男はようやく気付く。目の前の大きなベッドはただ横になって疲れを癒すためのものではない。

これは愛し合う者が「寝る」ためのベッド。ここは――男と女が交わるための場所。

(ガチャッ)

後ろで鍵が閉まる音がした。

男が振り向くと、

「はい……♡」

顔を赤らめ、明らかに何かを期待している表情のフルルドリス。

「貴方とここに来たかったのです」

そう言って男の手を優しく握るフルルドリス。

「今はただ、貴方に恋する一人の女として……貴方に、抱いてほしくて」

手が引かれる。広いベッドが近づいてくる。

そして二人はもつれるように倒れ込んだ。

「貴方は私の愛する人……貴方を想うとき、私は解放され……一人の女になれるのです」

フルルドリスと男の顔の距離が狭くなっていき……やがて0になった。

自然、二人の唇が重なる。

「んっ……んちゅ……♡」

フルルドリスの長い舌が口の中に侵入してくる。男はそれに自分の舌を絡めた。

「ちゅっ……あむ……♡れろぉ……♡んぅ……ふぅ♡」

絡み合った舌が離れ、また絡みあう。そのたびに互いの間に唾液が橋を作る。その光景はとても淫靡で、しかしとても美しかった。

「ふぅっ……ちゅぱ……♡あむ……♡ぷぁ……んむっ!」

何度も角度を変えながら行われる激しいキス。キスをしながらも、興奮した男の手がフルルドリスの身体を撫でまわしはじめる。

「ちゅ、っぱ……♡ ふ……♡どうですか……♡私の身体の触り心地は……♡んっ……♡この身体を好きにしていいのは、貴方だけなのですよ……♡ちゅっ……♡」

全身を撫でまわされる感覚に声を漏らしながら、フルルドリスは男に囁く。

やがて男の手は服の中へ入り込み、大きな胸を揉み始めた。

「あっ!んぅっ……♡私は丈夫ですから……♡もっと強くしても構いませんよ……♡この胸はきっと、貴方に興奮してもらうため、貴方に愛してもらうために大きくなったのです……♡んっ!♡」

男はたまらずフルルドリスの服を脱がす。露わになった黒いブラは、レースをふんだんに盛り込んであり、胸を支える布は透けていて、それは男を誘うことを目的として誂えられたに違いなかった。

「今日私が……♡街で女性に声をかけられ……♡それに応対している時も……♡服の下にはこれを着けていたんですよ……♡」

フルルドリスは男の耳元で囁き続ける。

「夜になったら……♡貴方に抱いてもらおうと……♡ここの予約までして♡ 度々……♡そんなことを考えながら……♡貴方の隣を、歩いていたのです……♡」

フルルドリスが両胸の間のホックを外すと、押し込められていた胸が形を変える。男の目に晒された胸の先端には、薄桃色の突起が存在を主張していた。

「貴方と恋仲になってから、また少し大きくなってしまったのです♡大きな胸が好きな人で良かった……♡」

「フルルドリス……!」

(むぎゅ♡)

「あんっ♡♡マスター♡んっあ♡力強く揉まれると……♡っあ!♡求められているのが、感じられて……♡嬉しいです……♡♡」

フルルドリスの胸は柔らかく、それでいて張りがあり、指を沈めると押し返す感触がありながらも肌が吸い付いてきた。

(ぐにぃ♡)

「ひゃうんっ!?♡♡♡乳首は……♡♡敏感ですから……♡♡いきなり摘ま、ああっ!♡♡」

もう固くなっている乳首を摘ままれるとフルルドリスは身体をビクッと震わせる。

「こんなに大きいのに、すごく敏感だよね」

「一人の夜……貴方を想って、ここを慰めたことも……一度や二度ではありません、 から……♡」

「……スケベ」

(くにくにっ♡ぐにっ♡)

「っひ♡♡すみません♡♡貴方に逢えない夜は……♡♡あっ♡……切なさが抑えられなくて♡」

恥ずかしい告白をするフルルドリス。だが、こうするとマスターが興奮して更に自分を求めてくれることもわかっていた。

「ねえ、フルルドリス」

男の手がフルルドリスの下腹部に伸びる。

(ぬちゃ…♡)

「あうっ♡♡」

「こっちも弄ってた?」

「っ♡♡はい……♡貴方に愛された日のことを思い返しながら……♡ね、寝ている貴方の隣に潜り込んで♡身体を擦り付けながら♡自分でシてしまったことも……♡」

「そ、そうなの?フルルドリスって、思った以上にエッチなんだね」

「すみません……♡マスターに抱く感情ははじめてで……♡抑えられなくて……♡でも……♡♡他でもない貴方にそう言われるのは……♡幸せに思ってしまいます……♡」

「抑えなくていいよ。俺もエッチだから、エッチなフルルドリスは大好き。ほら、脚開いて」

「はい……♡」

フルルドリスはゆっくりと脚を開く。濡れそぼった下着には、大きく黒い染みが出来ていた。

(くちゅ♡くにゅ♡ぐちゃ♡ぬちゃ♡)

「あっ♡あっ♡っあっ!♡ぅあ♡♡」

膣内を探るように動き回る指に喘ぐフルルドリス。思考の結果か、それとも本能か、その手はマスターの股間を撫で回していた。

「あっ♡こんなに大きく……♡♡んっ♡もう貴方も準備できて、あんっ♡」

ズボンの上からでもわかる膨らみを撫でるたび、フルルドリスの興奮が高まっていく。

「うん、できてるけど……その前に、フルルドリスのイッてるとこ、見たいな」

「ま、マスター…

(ぐにゅ♡ずりずりずり♡♡)

っくひ!?♡♡♡そっそこ弱♡♡あ♡あ♡」

(ぎゅっ♡)(かりかりかり♡)

「乳首まで♡いじられたら♡♡ああイッ♡♡っくぃ♡♡イっ♡♡ッグ♡♡♡♡」

(ビックン♡♡♡)

身体を大きく跳ねさせてフルルドリスは絶頂した。大きな胸が体の上で暴れ、先端が弧を描く。

秘部からは大量の愛液が噴き出し、シーツに大きな水溜りを作っていた。

「フルルドリス、可愛いよ」

「っはぁ……♡はい……♡ありがとうございます……♡」

男はフルルドリスを抱きしめてキスをした。舌を絡めあい唾液を交換していると、鼻で荒い息をするフルルドリスが男の服を脱がしていく。もう男と一つになりたいという欲望が思考の大半を占めてしまっているのだ。

「っぷぁ♡はぁ♡んくっ♡♡マスター♡♡」

長く激しいキスのあと、唇を離したフルルドリスはベッドの中心で仰向けに横たわると、長い脚を持ち上げて……そのまま、脚の先を頭の横までもっていく。

男の目の前でヒクヒクと小さく動きながら愛液を垂らす秘部、真っ赤になったフルルドリスの顔、そして大きな胸と尻も全て一度に男に晒す姿勢だった。

「この姿勢、屈曲位で……♡ いえ……♡」

フルルドリスはいったん言葉を切ると、

「私に……♡♡『種付けプレス』してください♡♡♡あなたのメスにしてください♡♡♡♡」

「……フルルドリスっ!!!」

(どさっ)

「っひゃう!♡♡」

男は勢いよく覆いかぶさる。フルルドリスの大きな胸の先端で硬く尖った乳首が男の胸板に触れる。

「フ―♡♡フ―♡♡マスター♡♡」

(ぬぷっ♡……ずちゅっっっ♡♡♡♡)

「あっ♡おっ♡」

肉棒が一気に突き立てられ、フルルドリスは快感の声を上げる。

「んおぉ♡♡ふ、深いぃぃぃ……♡♡♡」

子宮口を押し上げられる感覚に悶えるフルルドリス。

だが、まだ本番は始まったばかりだ。

(どすっ♡どちゅっっ♡♡ぐりっ♡ごちゅっ♡)

男が腰を激しく振り始める。肌同士がぶつかる音が激しくなり、二人の快楽を加速させていく。

「あっ♡あひっ♡すごっ♡すごいですぅぅぅ♡♡!!♡♡♡」

膣内は男のモノを食いちぎらんばかりに締め上げ、子種を搾り取ろうとしてくる。

「なが……っ♡♡奥までごつごつ♡♡当たっ♡♡おぉぉおぉ♡♡♡っほぉ♡♡つよ、いぃ♡♡」

(ばちゅっ♡どっちゅっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡どちゅっ♡)

「っあ♡あひ♡っへぇ♡♡あぐっ♡♡カリ食い込ん♡っひ♡♡っひぃぃ~♡♡♡」

男の力強いピストンを受け止めるたびに、だらしない顔になってしまう。

(ずるる…♡どちゅっ♡ずるる~…♡ばちゅ♡ぱちゅ♡ばちゅ♡)

「マスター♡♡好きっ♡好きですっ!!♡♡♡あぁぁッ♡♡あ゛ーーッイギます!♡イグッ♡♡♡♡♡」

(びっくんっ♡♡♡)

絶頂を迎えたフルルドリスの身体が跳ねようとするが――

(ぐちゅ♡ぐりっ♡♡どちゅっ♡ぐりぐりぐりっっ♡♡♡)

ベッドと男の身体に挟まれて、大きく跳ねることができない。快感も逃がせないままのフルルドリスの上に男が覆いかぶさり、肉棒でフルルドリスの最奥を捏ね回す。

「あ˝あ˝あ˝ぁーっ!♡♡♡♡まっでくださ♡♡奥弱いんです♥♡♡今イッって♡♡♡♡いま♡♥♡♡お˝ぉ♡♡お゛ッ♡♡♡♡」

「フルルドリスっ!!俺の女っ!!絶対離さないからなっ!!!」

絶頂直後の膣内の敏感な部分を更に刺激され、快感の津波に襲われているフルルドリスの耳に入ってきたのは、最愛の人が夢中で自分を求める声だった。

「――ッッ!♡?!?♡!♡?♡!♥!?♥?!♡!♥!♥♥♥♥」

(びっくんっ♡♡びくっ♡♡びくびくびくっ♡)

「うっあっ、締めすぎ…!」

「私はあなたの女です♡♡♡あなたの雌です♡♡♡大好きです♡♡愛しています♡♡♡んちゅ♡♡♡一生離れません♡♡♡♡離さないでください♡♡孕ませて♡♡♡求めて♡♡♡もっと愛してぇ♡♡♡♡」

フルルドリスの完全に愛欲に染まった頭の中にはもはや理性のストッパーなど存在しなかった。ただ今の感情に任せて、脳内に飛来する男への愛と欲望を言葉にすることしかできなかった。

「っ…!フルルドリスっ…もうすぐっ」

(どっちゅ♡ばっちゅ♡どちゅん♡ぬぢゅ♡ぶじゅ♡ぶぢゅ♡)

「はいっ♡♡全部ぅ˝う˝あ˝っ♡♡っほぉ˝♡♡子宮♡責めら♡♡お゛ーっ!♡♡お˝ーーっ!♡♡♡イッグ♡♡♡すごいの♡きちゃいまお˝っひ♡♡♡」

「射精るっ…!」

(ぶじゅっどっぢゅんっ♡ぐりぐにぐりぐりっっ♡♡)

(どぴゅ♡♡びゅるるるる♡♡ぶびゅっ♡♡びゅっ♡♡びゅぅーーっ♡♡♡)

「あ˝っお˝♡♡♡イッでるろにイぎまずっ♡♡♡ナカだし♡♡され˝♡♡すき♡孕♡♡ぅイ˝ッグ♡♡ッッ˝グ˝♡お˝お˝っ♡♡っ˝あ˝あ˝ぁ˝あ˝ぁ˝~~~~~っ!!♥!♥♥♥!♥♥♥♥♥」

男の身体に潰された胸からも快感が昇ってくる。過剰な快楽を少しでも逃がそうとしているのか、頭が仰け反り白い喉が震える。長く綺麗な脚がつま先まで真っ直ぐピンと伸び、身体がぶるぶると小刻みに痙攣し、膣内は肉棒が動かせないほどに締め付けて、全身がフルルドリスの激しい絶頂を男に伝えていた。







「はぁ……♡はぁ……♡はぁ……♡」

「はぁ……はぁ……フルルドリス……」

ベッドで横になり、緩く抱き合いながら息を整える二人。

「マスター……♡♡あの……♡ひとつお願いが……♡♡」

「なに……?」

「先ほど……言ってくださった言葉を……♡♡もう一度……♡♡」

「…………ああ、あれか……ちょっと恥ずかしいな」

「お願いします……♡♡」

男は一度目を閉じてからゆっくり開く。フルルドリスとしっかり目を合わせ、

「フルルドリス、俺の女…絶対離さないからな」

「ッああぁ……♥♥♥♥ありがとうございます……♥♥♥♥」

「な、泣くほど?」

「泣くほど……♥ッ♥です……♥♥♥私もあなたを……♥♥ッ♥絶対に、離しません……♥♥」


「愛しています、マスター♥♥♥」



あやめ色の髪が、幸せの涙に濡れて輝いた。



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