小僧無様かるたで遊ぼ!〜後編

小僧無様かるたで遊ぼ!〜後編


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※小僧無様エロ

※宿儺P無様は添えるだけ

※おや!?伏黒の様子が……!

※おや!?裏梅の様子が……!

※おや!?小僧の様子が……!





「【わ】んわん!♡イかせてくださいわん!♡ちんちんするから♡発情ちんちんイかせてほしいわん!♡わふっ♡おぉーん♡」


「虎杖がイメージしている犬はおそらく大型犬。受けていたプレイは尻尾バイブ……じゃねえな、気持ち前屈みになっているあの姿勢から考えるに……ペニスの根元に首輪をつけられた、か!犬の立つ芸と勃起を重ね合わせてるっつーことかよ……クッ、なんて悪趣味さだ。そんなプレイを受けて、屈辱を感じながらも命令を聞いてヨスヨスしてもらいたいという犬の喜びを心の底から理解している表情。絵札は……これだ!」

「フッ……伏黒恵。正解だ」

「ッし!」


虎杖の渾身の読み上げに応えて、伏黒が正確に絵札を見分け、先手を取る。

宿儺の伏黒への受肉を賭けて行われているこの勝負。

しかし、頬に浮かぶ宿儺の目はニィ、と三日月のように細められた。

視線の先では……虎杖がうっすら目に涙を溜め、顔を真っ赤にして次の読み札をめくっていた。


——あの時伏黒恵に感じたのは、俺への耐性と『小僧の無様エロサポーターとしての潜在能力』だ。

関わってからの日数は短期間ながら小僧との間柄は親友と言ってよく、観察力も抜きん出ている。

判断は冷静、分析力も高い。

奴は小僧の細部を見抜く。それは小僧が最も触れられたくないモノであり、同時にいつでも暴いてほしいと無意識に期待している恥辱についてもだ。

さらに、些細な糸口があれば俺の意図も理解するだろう。このゲームは小僧を無様な目に遭わせることこそが最も確実な勝ち筋であると。

予想外の収穫は、イキ顔写真と小僧の読み上げという少ない情報から、俺の練り上げた無様シチュエーションすら看破してみせたことだ……!


(魅せてくれたな、伏黒恵ィ!!)


「虎杖!次、頼む!」

「ッ!♡」

「虎杖!」


虎杖が躊躇したのは羞恥のせいだけではない。

親友が自らの痴態を見て、軽蔑し、嫌悪し、心の傷になることを恐れていた。

しかし、伏黒は虎杖の苦しみを理解した上で、ただ勝つことだけを考えてくれている。

伏黒の真剣な眼差しに、応えなければならない。


(ごめん。楽になろうとした。公然わい◯つ罪すらも逃げる言い訳にした)


深く息を吸い、恥辱の思い出を胸に、渾身の力で読み上げる。


「【や】まいも!♡やまいも農家のみなさんごめんなさい!♡ざこアナルのくせに生意気にチンポ生やしててすみませんでしたぁ!♡メスチンポの自覚します!♡これからはケツマ◯コで!♡やまいもいっぱいたべます!♡イグ!♡メスチンポからトロロでるぅ!♡」


——俺、ナナミンの分までちゃんと辱めを受けるよ。



都内某所。


「ックシュ!」

「七海サン、風邪スか?大丈夫スか?」

「いえ、何か全然関係ないのに酷い巻き込まれ方をされた予感がします」



「【や】まいも!♡やまいも農家のみなさんごめんなさい!♡ざこアナルのくせに生意気にチンポ生やしててすみませんでしたぁ!♡メスチンポの自覚します!♡これからはケツマ◯コで!♡やまいもいっぱいたべます!♡メスチンポからトロロでるぅ!♡」


「説明不要のとろろプレイか。耐え難い痒みに苦しみながらも痒みに快楽を見出してハマっちまったんだな…えげつねえ真似しやがる…!だが、本当に単なるとろろプレイだけなのか?最後が何か引っ掛かる。虎杖、もう一度読み上げてくれ。メスチンポ自覚のくだりからだ」


「メスチンポの自覚します!♡これからはケツマ◯コで!♡やまいもいっぱいたべます!♡メスチンポからトロロでるぅ!♡」


「メスを宣言しながら射精…?宿儺がそれを許すのか?もう一回だ、もう一回最後の一言読んでくれ虎杖!」


「メスチンポからトロロでるぅ!♡ッ♡」


「そ、そうか…!最後の息の詰め方、虎杖は射精できると思っていたのにできなかった、出たのは潮だったんだ!最後の希望の雄イキすら果たせず果てる屈辱を味わせたってのか……クソッ、絵札はコレだ!」

「いい。それでいい。正解だ」

「よし、虎杖次も頼む!」


こんな調子で順調に絵札を、一つのミスもなく獲得していく伏黒。

しかし、10枚目。ついに裏梅が動く。


「【お】っほォ"!?♡♡♡外でチンポ穴ほじるのキくぅ♡ザーメン上がるぅ♡変態チンほじ見てぇ♡チンポをアナルみたいに犯して悦ぶ変態がここにいまーす♡変態射精イグッ♡」

「とったッ」


虎杖が読み上げ終わった瞬間、伏黒の推理が輝く暇もなく、すでに裏梅の手に絵札があった。


「な、なんだと…!?」


裏梅は虎杖に興味がない、だから虎杖のことをよく知る伏黒が遅れをとることはない。それが伏黒の読みだった。

当てずっぽうで取られる可能性は確かにある、だが今のは明らかに狙いを定めていた。


「俺の読みは外れたのか…?」

「……あのさ、伏黒。なんかノリで読み上げちゃったけど、俺こんなこと言った記憶ねえわ」


混乱する伏黒と虎杖。

そこへ頬にニュ、と宿儺が現れ、虎杖の読み札と裏梅の絵札を見る。


「ああ、これは小僧にはまださせていないが俺が読ませたいから作った札だ」

「え」

「甘いな伏黒恵。私はおっほォ"!?♡の時点でわかっていた。このクッソ汚い人間性皆無の雄丸出し喘ぎは宿儺様のお声に他ならん。覚えておくことだ下臈ども」

「言っておくが絵札はちゃんと対応したものを用意しているぞ。加工で刺青は消したがな」

「いや…宿儺オマエ、それって…」

「俺のツラを撮った。同じツラだったのだから小僧無様かるたに混ざっていても問題あるまい」


その絵札は他と比べても遜色ないほどだらしなく、とろけた無様顔をしていたので……ちゃんと快楽に喘ぎながら撮ったんだろうな、ということが察せられた。


「宿儺様のお姿の札であれば一言目には取ることができましょう。先ほどは念のため、虎杖悠仁が読み上げ終えるまでは待ちましたが」

「それで良い。小僧に読ませるためのものだからな。相変わらず気が利く」

「(嬉) ……さて伏黒恵。まだ勝負の綾はわからないようだな。せいぜい虎杖悠仁の考察に励むことだ」

「くっ。虎杖、気合い入れていくぞ!」

「ッ♡ おっおう!」



で、結果。

伏黒が割と差をつけて勝った。

宿儺の絵札が混じっていると言ってもレアケースで、大半は虎杖だったので。このかるたのコンセプトだから当然である。

裏梅はガックリと膝をついてうなだれていた。


「良い。予定のうちだ」

「……左様で…」

「再び小僧無様に付き合わせる機会はそう遠い話ではない。ゆめ準備を怠るな。またな裏梅」

「……御意に」


こうして主従はあっさりと現地解散した。

その後すぐに縛りは果たされ、伏黒から虎杖へ宿儺は戻ってきた。ご丁寧に、切り離された指への反転までかけてある。

伏黒は受肉から解放された反動か、一時気絶したが、すぐに目を覚ます。


「伏黒!よかった…」

「ッ痛…………あ?虎杖?どうなってる、宿儺は?」

「宿儺は俺ん中だよ、戻ったんだ」

「そりゃそうだろ。オマエん中に宿儺がいんのは。でも、さっきオマエ、宿儺に代わって、そんで……」

「もしかして、覚えてないのか?」


伏黒は契闊からの下りを全て忘れていた。

宿儺が帰り際に何かしたのかもしれない。

これで良かったのか、悪かったのかはわからない。バレて終わったかに思われた虎杖の尊厳だったが、結局はギリギリ守られたことになる。


(いや、この機会に明かすべきなのかもしれない。きっと伏黒は軽蔑も嫌悪もしないで、話聞いてくれんだろうし……)


「…………」

「虎杖?どうかしたか?」

「……悪い、ちょっとトイレ!」

「あ、おい!……たく、何なんだ?」



虎杖は近場のトイレに駆け込む。

弾む息を整える間もなく、ファスナーを下ろした。

陰茎は、勃起していた。


ずっと、ずっと、かるたを読まされて、何回も読まされて、恥ずかしいことをたくさん言えと言われて、何されたか大きな声で解説されて、イキ顔見られて、自分がどんなに無様か思い知らされて、もうずっとずっとずっとムラムラムラムラしてしょうがなかったのだった。


「【あ】あ"〜〜ッちんぽもうやらッ♡ イキ方思い出してっ♡ 友だちにイキ顔バレて興奮するバカちんぽやだぁ〜〜ッ!♡ ちんぽバカになってるぅ♡ バカちんぽしこしこ気持ちいいぃぃ〜〜〜〜♡♡♡」


涙と鼻水と我慢汁を垂らして一心不乱にオナニーする虎杖。

その裡で、かるた第二弾をつくるか、次の無様をさせようか、ほくそ笑みつつ小僧の痴態でマスを掻く宿儺Pなのであった。




おしり


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