寝心地が良い場所

寝心地が良い場所

鉄華団おいしーなタウン支部


~夜・拓海の部屋~

拓海

「zzz………」

 

ごろん……っ……

【寝返りをうつ拓海。すると身体になにかが当たる】


拓海

「………ん…?

 …………………………………………っ!?」


エルレイン

「……zzz………」


【拓海の隣で寝ているエルレイン】


拓海

「エ、エルレインっ!?(驚)」


エルレイン

「……ふにゃ………?」

 ………………パ、パ………?」

【寝ぼけてるエルレイン】


拓海

「な、なんで俺の隣で寝てんだよ!?(汗)」


エルレイン

「………え…?……あれ?

 ………………あ。

 ~~~~~~~~~っ!?(赤面)」


………


拓海

「………ほら、ホットミルクだ。」


エルレイン

「あ、ありがとうございます、拓海………」


こくこく…←【ホットミルクを飲むエルレイン】


エルレイン

「………ふぅ……少し…落ち着きました…」


拓海

「そうか。 ………で?

 なんで俺の隣で寝てたんだ?」


エルレイン

「………わかりません。

 ………ただ………」


拓海

「ただ?」


エルレイン

「………凄く……寝心地が良かったです。」


拓海

「………あのなぁ…(呆れ)」


エルレイン

「す、すみません………(汗)」


………


~翌日・福あん~

【昨夜の事をあまねに話す拓海】


あまね

「ふむ。」


拓海

「………どう思う、菓彩?」


あまね

「これは私の勘だが……

 おそらくオリジナルであるエルちゃんの影響だろうな。」


拓海

「ああ…お前も同じ予想、か…

 エルちゃん……たびたび夜中に虹ヶ丘の家を抜け出しては、

 俺や菓彩のとこにやってきて寝床に潜り込んでたもんなぁ……」


あまね

「ここに居るエルレインは

 『300年前のエルレイン』の記憶を持ってはいるが

 一応エルちゃんの分身だからな。大元がエルちゃんである以上

 エルちゃんの癖が身体に染み付いているのだろう、多分。」


拓海

「……エルレインの様子を見る限り、

 エルちゃんも無意識でやってたんだなぁ、アレ……」


あまね

「一種の帰巣本能なのかもしれんな。ふふっ……♪」



エルレイン

「………(赤面)」


ジェントルー

「気にするなエルレイン。私達はコピーである以上

 どこか本物に引きずられるのは仕方のないことだトルー。」


ダークドリーム

「ジェントルーの言う通りね。

 必要以上気にする必要はないわ。割り切りが大事よ。」



あまね

「………だ、そうだぞ品田?(ニヤニヤ)」


拓海

「……これからはエルちゃんだけでなく

 エルレインも俺の寝床に潜り込んでくるのか……」


あまね

「はははっ♪ エルレインもエルちゃんである以上、

 無碍には出来ないだろう?…ドンマイだ、拓海パパ♪」


拓海

「………やれやれ……」


Report Page