園原 天音 ②
私の絞り出した返答に対する先生の出した条件は最低なものだった。
それでも私にそれを拒む方法はなく、涙で視界を歪ませながら股を開く。そして震える唇で教えられた台詞を口にする。
「せ、せんせいのが、ほしくて……たまらないです……」
もちろん欠片もそんなことは思ってない。アソコからトロリとしたものが溢れるが、これは決して期待しているわけでない。
先生によって塗られた何かが私の身体を無理やり熱くしている。お尻も胸も、クリトリスもまるで別の生き物のよう。
「あっ……んくぅっ……」
良い子だね〜それじゃいただきま〜す!
そんな軽い言葉と共に先生は私に覆いかぶさった。視界が一気に薄暗くなり、全部が先生に覆われる。
もうにげられない。再び先生の巨大な男根が私の中に侵入してくる。
「ひぐっ、んんぅっ……!」
前にあれだけ好き放題されたからか、悔しいことにあの時ほどの痛みはなかった。それでも無理やり狭い膣道を巨大なものに割り広げられて息が詰まりそうになる。私の下腹部は前のようにぽっこりと膨れて、ソコに先生のがあるのだと主張してきていた。
「んんっ、ふぐっ、あうっ……」
やがて先生は前置きもなく腰を打ち付け始めた。私の小さく細い体は先生に完全に覆われてきっと足しか見えないだろう。
先生は私のアソコを相変わらずキツキツで最高だと口ずさみながら、あの時のように腰を叩きつけてくる。
痛い。苦しい。全体重をかけられて、体がきしんでいる。
けれど先生は止まらない。
「やっ、ああっ、せんせい……くるしい、です……ひぐっ……」
もう少しゆっくりにしてほしい。泣きながら懇願するが先生はむしろそんな私に興奮するようだ。
もっと泣け!もっと鳴け!
そんな心無い言葉をかけながら先生は乱暴に腰を叩きつけてくる。お腹の一番奥が激しくノックされるたびに、吐き気も催しそうになる。
なのに、何で
「ひうっ、あうっ、やあっ、なんでっ……わたしっ……ひぐぅっっ!!」
頭の中にノイズが走る。前は痛みばかりだったのに。まるで私が先生に感じさせられているかのように視界がチカチカとするのだ。
塗られたアレが私を感じさせている。そう信じなければ頭がおかしくなりそうだった。
こんなの、ちがう。私は、私は……
「ひうっ、あっ、やめっ、これちがっ……んんぅっ……!」
先生は素直になれと言ってくる。そんなわけない。それは間違いないはずなのに、その前提が壊れそうになる。
やがて先生は今回も無責任に、軽い調子で言い出した。中に出すよと。
「やだっ、やめてっ!やめてくださいっ……!だめだめだめぇっっ!!」
喉が裂けそうになるくらい叫ぶ。そして藻掻く。その全てが先生の前では無力で、私の中で先生の竿先が膨らんだかと思うと……
「いっ、いやあああぁぁ〜〜っっっ!!!?」
びゅるるるるるっっっ❤
そんな擬音が付きそうなほど勢いよく一番奥に注ぎ込まれる精液。熱いものにお腹の中が満たされていく感覚に、私までつられて体を揺らしてしまう。
「いや……もう、ゆるして……」
しかし私は知っている。先生は嘘つきで、そして一回だけで終わらせるはずがないと。
だーめ❤
そんな軽い言葉を吐いてから、先生はまた無責任に腰を叩きつけ始めた。
もうなにもかんがえたくない。
b
「んぐっ、んんぅっ、んじゅるっ……!」
先生はほんとうにウソツキだ。
アソコだけで終わらせるって言ったのに、結局私の口はまた使われている。
泣きながら震える姿がたまらない、そんなことを言われても私は嬉しくない。
そして先生はあろうことか
「いやっ、やめて、やめてください……ほんとうに、こわれちゃいます……ぜったいにはいりませんからっ……」
尻に擦り付けられる未だ硬い男根。先生はあろうことか凶悪なソレを肛門に入れようとしてきている。
嫌だ……絶対に裂けるに決まってる。二度と治らないって友達から聞いたこともある。
だから、やめて、許して、そう懇願すれば先生はやっと承諾してくれたかに思えた。
もちろん嘘だった。
「ひうっ!?」
ヌルリとしたものが肛門から注がれるのを感じる。ローションを塗っておいたよと言われて、震え上がったと同時にその異物が入ってくる。
本来何かを迎えるように作られていない肛門は、先生のものを挿入されて悲鳴を上げていた。
「ぬいてっ、くださいっ……こわれちゃい、ますからっ……」
息が詰まる。涙が止まらない。先の薬がなければ、私はきっと気絶していただろう。
むしろ気絶したほうが楽だったかもしれない。ミチミチミチと肛門が無理やり広げられる感覚は不快の極みで、破瓜とは違う苦痛に頭が狂いそうだった。
「あ゙っ、ぐっ、ふぐっ、やめっ、せんせい゙っ、やめて、ください゙っ……」
ずるるっ、ぬぽんっ❤
そんな軽い調子で先生は腰を振るうが私は苦痛でしかない。もうやだ、お母さん、助けて、こんなのやだよぉ……
けれど状態は好転しない。私にできることは壊されることなく行為が終わるのを祈り続けることだった。