定例会議
〜会議室〜
「それじゃあ会議を始めるとしようか…
では…報告のある者は手を挙げてくれ」
スーツ姿のトレウスが語りかけるとこの場にいる全員が挙手した
「それじゃあ…法務武神」
カイゼルひげをたくわえ、頭にあざのある禿頭の男を指名する
『犯罪発生件数が1346件、その内移民によるものが843件…更には違法薬物が蔓延…これは取り締まりをより厳しくする必要がありますな』
嘆かわしい、と言わんばかりにため息を付きながら報告している
「なるほど…次、科学防衛武神」
『現在、ゾディアックや十三天球、ジャシン教団に対抗するための戦闘用スーツを開発中でございます』
左目に傷のある杖をついた巻き髪の男が報告する
「いいね…次、農務武神」
『現在我らの星の食料自給率317% もう少し食料を輸出しても構わないかと
そして惑星に農地として使えるものを11個発見したのでより上がるかと思われます』
首元に傷がありカストロひげをたくわえた男が報告する
「そうかそうか…よし、環境武神」
『我々の保有する惑星のうち、現在移住可能な惑星は21個…そして有用な鉱石や植物が多数発見された惑星が17個ほど』
長髪で長いひげをたくわえた男が報告する
「なるほどなるほど…最後に財務武神」
『軍事産業や食品産業の収入もあり財政はかなり安定しておりますが…開発をするなら税を上げる必要があるかと』
眼鏡をかけ、刀を所持し白い着物を着たスキンヘッドの男が報告する
「よしよし…わかった!その戦闘用スーツの開発に予算を回し、惑星の移住準備と農地改革を、それと薬物の取り締まりをもっと厳しく!いいか、麻薬の売人に情けは無用だ!
よし!これで会議は終わりだ! みんなご苦労だった!これからもよろしく頼むぞ!」
『『『『『御意!』』』』』
労いの言葉をかけ、会議を終了した