学校デート

学校デート

鉄華団おいしーなタウン支部

ましろ(ソラ拓推し)「拓海先輩、

           次のソラちゃんとのデートは少し趣向を変えたモノに

           させてもらいます。

           …次のデートの時これを着てください♪」

拓海「え…?これって…」


~ソラとのデート当日・休日のソラシド学園~

拓海「い、いいのかコレ…

   部外者の俺が勝手にお前らの通う学校に入って…?」

【ソラシド学園の制服を着た拓海】

ましろ「まぁ、別に悪いことする気は一切ないですし…

    そもそもソラちゃんは偽造戸籍で通っているわけですから

    固いことは言いっこなし…でお願いします、拓海先輩♪」

拓海「…てか、この制服サイズピッタリなんだけど…」

ましろ「それはそうですよ。

    だって、あんさんから聞いた情報を元に

    用意したモノですし。」

拓海「…母さん……

   俺の個人情報を………」←【頭を抱える】

ソラ「拓海さん、早く早く!

   今日はわたしたちが通っている学校を存分に案内しますね♪」

拓海「ひ、引っ張るなよ!?

   慌てなくても大丈夫だから!?」

ましろ「ふふっ…♪」


~教室~

ソラ「ここがわたしとましろさんのクラスです♪」

拓海「ほぉ…」

ソラ「ここがわたしの席。

   隣がましろさんの席です。」

拓海「学校でも仲良い奴同士で隣の席か。

   …ちと羨ましいな。」

ソラ「えへへ…♪」

ましろ「はい2人共、席についてー

    授業始めるよー?」

【眼鏡をかけたましろが教壇に立つ】

拓海「え?

   …虹ヶ丘?」

ましろ「コラ、品田君!

    先生を呼び捨てしない!

    『虹ヶ丘先生』と呼びなさい!」

拓海「…あー……なるほど……

   そういう趣向な…」

【席につく拓海とソラ】

ましろ「ハレワタール君、

    品田君は転入して間もないから

    教科書を持っていません。

    ハレワタール君の教科書、彼に見せてあげてね?」

ソラ「はい!虹ヶ丘先生♪」

【拓海の方へと机を寄せるソラ】

ましろ「では教科書の127ページを開いてください…」

ソラ「はい、拓海さん♡」

拓海「ち、近いって…(汗)」

ソラ「ダメです♪

   ちゃんと近寄らないと教科書が見づらいじゃないですか♪」

拓海「…えぇ……?」



……


~昼食・お弁当~

ましろ「昼食は私とソラちゃんが一緒に作ったお弁当だよ♪」

ソラ「拓海さん、お弁当忘れたんですか?

   仕方ないですね…

   わたしのお弁当を分けてあげます♡」

拓海「わ、わぁ…さ、サンキュー…

   助かるよソラ…」←【棒読み】


3人「いただきます。」


拓海「お、これ美味いな…!」

ましろ「あ、それはソラちゃんが作ったヤツだよ♪」

拓海「そうなのか…

   やるじゃん、ソラ。」

ソラ「あはは…

   ちょっと照れくさいです…(照れ)」


レシピッピ「ピピー♪」


~美術室~

ましろ「ここが美術室。

    美術部は放課後と休日の午前中だけの活動だから

    午後は誰もいません。

    だからここで虹ヶ丘先生の授業~美術編~を

    させてもらうよ♪」

ソラ「はい、虹ヶ丘先生!」

拓海「わー、パチパチパチ…」←【低いテンションで拍手】


ましろ「2人共、こちらの用意したスケッチブックを用いて

    お互いをスケッチしてもらいます♪」


……【スケッチ中】


【スケッチ終了後、互いのスケッチを見せ合う】

ソラ「おお…拓海さん…

   すごい!上手です…!」

拓海「こ、これぐらい普通だよ別に…大袈裟だっての…!(照れ)

   ソ、ソラだって上手いじゃん…

   しっかり特徴をとらえて描かれているからこれは俺だ、って

   はっきり分かるしな…」

ソラ「いえいえそんな…!

   わたしはまだまだ未熟ですよ…(照れ)」


ましろ(…2人共、絵が上手いなぁ…

    …………私も頑張らないとだよ………)


~廊下~

拓海「次はどこ行くんだ?」

ましろ「次は…」

クラスメイト「あれ?

       虹ヶ丘さんとハレワタールさん?」

拓海「!?」

ソラ「…っ!」

ましろ「ひやぁぁっ!?ク、クラスメイトちゃん!?

    …こ、こんにちはだよ…(汗)」

クラスメイト「珍しいね2人揃って休日の学校に来ているなんて…

       …ん?この人は…?」

拓海「え…えと…」

ましろ「えと…その…

    し、知り合いの…上級生!

    そう、この学校の上級生で先輩だよ!?

    …ね、ソラちゃん!?」

ソラ「は…はい!

   知り合いの上級生で…」

クラスメイト「…それは噓だね。」

3人「!?」

クラスメイト「あたし、この学校のイケメンは

       上級生・同級生・下級生・先生含め

       全員チェックして顔と名前全部覚えてるんだよね。

       こんなベビーフェイスイケメン、一度見たら忘れるわけないのよ。」

ましろ「やだ、この子怖い!?」

クラスメイト「察するに部外者…他校の生徒…

       おそらく…噂のハレワタールさんの男…!」

拓海「……(汗)」

クラスメイト「先生にチクッちゃおうかなぁ…?」

ましろ「あわわわわ…

    そ、それは…!?(汗)」

クラスメイト「あ、そうだ!ねぇ、イケメン君♪

       今度デートしない?

       そうすれば見逃してあげる♪」

拓海「なっ!?」

ソラ「!?」

クラスメイト「ね~、いいでしょう?

       約束すれば誰にも言わないからぁ♪」

【クラスメイトの少女、拓海にくっつく】

拓海「え…その…(汗)」

クラスメイト「ね~、ってばぁ…♡」

ソラ「ダ、ダメですぅぅぅぅぅっ!?」

ましろ「!?」

拓海「!?」

【拓海からクラスメイトの少女を引き離すソラ】

クラスメイト「おっとと…?」

ソラ「拓海さんは…拓海さんは…

   わたしの大切な人なんですっ!!

   だから…だから…!

   盗らないでくださいぃぃっ!」

ぎゅうぅぅ………!←【拓海に力いっぱい抱きつくソラ】

拓海「い…っ!?

   ソ、ソラ…少し痛い…

   力、緩めて…!?(汗)」

ソラ「…ハッ!?

   …ご、ごめんなさい拓海さんっ!?」

【拓海を離すソラ】

クラスメイト「……………………………ぷっ、

       あははははっ………………!」

ソラ「え?」

クラスメイト「冗談だってハレワタールさん…♪

       いやぁ、青春だね~♪」

ソラ「冗…談?」

クラスメイト「うん、ちょっとからかいたかっただけ♪

       もちろんこのことは誰にも言わないから安心して♪」

ソラ「……そ…そうです、か…

   あ、ありがとうございます…!」

クラスメイト「若気の至りの小さな非行も若者の特権だからね。

       ま、精々イチャつきたまえ!」

ましろ「あ、ありがとう…

    ………ところで学校のイケメンを全員チェックして

    顔と名前、全員分覚えている、ってのも冗談?」

クラスメイト「いや、それはマジ。(真顔)

       …………………じゃあね♪」

3人「………………(やだ、この子怖い…)」

【この場を去るクラスメイト】

拓海「…そういえばソラ…

   …さっき言ったこと…」

ソラ「え…?

   ………あ…!」


{ソラ『拓海さんは…拓海さんは…

    わたしの大切な人なんですっ!!』}


ソラ「えっと…その…

   すみません…(照れ)」

拓海「………い、いや…

   別に謝らなくても…いい……(照れ)」

ましろ(おお、思いがけずいい雰囲気に…

    クラスメイトちゃんには感謝だよ…!

       …それにしてもソラちゃん、ちょっと独占欲強くなった…?

    ふふっ…まぁ、良い傾向と見ておこうかな?)

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