媚薬落とし穴
「しばらく見て回りましたが、この迷宮はやはり異常です。」
そこに立っているだけでも、不穏な空気がニトクリスの肌を刺すようだ。
「細心の注意を___」
警戒態勢に入ろうと、身を引きしめた瞬間床が抜けていき、ニトクリスはそのまま落ちる形になってしまった。
「恥ずかしい…やはり私はファラオとしては…」
落ちた下は、特に攻撃もないようでニトクリスなら簡単に上がれる簡素なものであった。
「このままではいけません!ここから挽回しなくてはなりません。」
無事に地上に戻ったところで違和感は現れた。
「こころなしか身体が熱いような……それに頭がぼうっとして…」
まるで熱に犯されているような感覚を覚えるが、そこまで問題ではないと考え放置した。
胸の前バリにはちょこんとした出っ張りが見え、彼女の股が濡れはじめていることにも気付かずに____
「んっっ♡だ、大丈夫だと思うのですが」