委ねる悦び

委ねる悦び


「はい、確かに。」

「お疲れ様でした委員長、これで今週の書類は全て片付きましたね!」


風紀委員会の執務室にて、嬉しそうに私に微笑みかけるアコ。

その手には私が最後に仕上げた書類の束があった。


「・・・ええ、これでやっと一息つけるわ。」


遂に膨大な量の書類の山から解放されると思うと心が軽くなる。

そうして深呼吸を一つ置くと、チャリ・・・という金属の音が鳴り───


「ん・・・ぁっ♡・・・ん・・・」


「委員長・・・?如何なさいましたか?」


「ぁ・・・なんでもないわ」


身体に走る甘く蕩ける様な刺激に、思わず声が出てしまった。

まだ彼女がいる間は我慢しなくては。

そうしているとアコが私に問いかけてきた。


「そう言えばここ最近、委員長はご主・・・先生から当番で呼ばれているんでしたっけ?」


「ええ、先生ったらすぐに書類溜めちゃうから・・・」

「貴女もまた呼ばれてるんでしょう?」


「はい。ですが、今日はあのタヌキに予算の件でお灸をすえないといけませんので。」

「先生には”仕事を片付けるまで尻を叩き続けてあげます”とお伝えください。」


「・・・ふふっ、わかったわ。」


とてもいじらしく、可愛らしいアコの言葉に思わず笑ってしまう。

そう、私は知っている。先生とアコがナニをしている事を。

彼女の発言は、自らの被虐性を満たすための望みの裏返しである事も。

ああ、スパンキングを欲しがる”程度”だなんて、なんて可愛らしいのだろう。

私とは雲泥の差だ。


「では委員長、また明日。」


「ええ、また明日。」


別れの言葉を交わし、アコは扉の向こうに消える。

彼女を見届けた私は廊下から誰の足音も聞こえなくなったことを確認し、扉の鍵を閉める。

そして───


「もう・・・限界ぃ・・・!」


堪え続けていたが、もう限界だった。

その場で羽織っていたコートを、そして制服を脱ぎすてる。

シャツだけになる上半身。眼下には普通の生徒には絶対あり得ないものがあった。


「んふぅぅぅ・・・♡」

「服がぁ、擦れる度にぃ・・・気持ひ、ぃぃぃぃぃ・・・!!」


先生と出会う以前よりも明らかに大きくなった乳房。

その先端には着け口が鋳潰された、金属製のシャックルピアスがあった。

先程大きく呼吸をした時に思わず感じてしまったのはこのためだ。

ピアスが動く度に感じる振動と、強制的に勃起させられた乳首がノーブラなために、シャツと擦れた時の刺激がダイレクトに伝わるのだ。


「シャツも・・・邪魔ぁ・・・!」


遂にはシャツも、ついでにスカートも脱ぎ捨てる。

そしてシャツ越しでも透けて見えていた、私の胴体全てをギチギチと締め付ける黒革のボディハーネスが露わになった。


「うふ・・・、先生ったら、本当にいやらしいんだから♡」


ボディハーネスの役割は締め付けるだけではない。

締め付けていない部分を”強調”する役割もあるのだ。

私の身体で締め付けられていない部分は肥大化して液体が滲む様になった乳房、そして───


「あぁ・・・ドンドン、大きくなってる・・・!」


私の体型に全く似つかわしくない、大きく出た腹だ。


「もう後三ヶ月もしたら、隠すのも限界かしら・・・?」


臍にはこれまたピアスが輝きを放ち、腹にはハートのマークが4つ刻まれていた。

そう、私の胎に宿っているのは四つ子なのだ。

また、下腹部には膨れた腹の陰に隠れて見えないが、服従を誓った際に刻んだタトゥーもある。

当然、アコも含め誰にもこの事は伝えていない。


「こんなの着せて、孕ませて、一生消せない証を刻むなんて・・・!」

「はー・・・♡ はー・・・♡」


今の自分の状況を口に出すと、自らの被虐心に火が着き、際限無く興奮が高まる。

遂には辛抱堪らずに下腹部に手が伸び、秘部をぐちぐちとかき回し始めてしまう。

左手で乳首のピアスを引っ張り、右手の親指で前を、中指と人差し指で後ろの穴を虐め倒す。

快楽が脳を焼きつくしていた。


「はっ・・・♡はっ・・・♡はっ・・・♡」

「嗚呼、先生!貴方は私の最低で、最悪で、最高の主だわ・・・!」

「あ、あ、ああっ先生!い、イグッ・・・イクッ・・・!イッ・・・!!!」


視界が明滅し、思考が真っ白になる。そして───


「~~~~~ッッッ!!!!♡♡♡♡♡」


絶頂した。


「~~~っはぁっ!はぁっ!はぁっ!」


早鐘を打つ心臓の音が徐々に収まっていき、それに伴って思考力も戻ってくる。

だが───


“私の前まで我慢出来ないなんて悪い娘だね、ヒナ。”


「ッ!?!?」


驚愕で跳ね起きる。

何でここに先生が!?鍵は確かに閉めたはず・・・!と、混乱する思考。

だが私はふと思い出した。先生には前回のヒトイヌプレイ時に合鍵を渡していたことを。


“・・・いいや、違うな。”

”躾が足りなかったみたいだな、犬”。


愛液と母乳を撒き散らし、床にへたり込む私に先生は歩み寄る。

そして卑しい雌犬の様にだらんと垂れ下げていた私の舌を掴み、引き寄せ告げる。


“今日は体液が枯れるまで啼かせてやる、覚悟しとけ。”


「ひゃ、ひゃいぃ・・・♡♡♡」


私は被支配の悦びによる感涙を、下の口から垂れ流していた。

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