始まりの電車

始まりの電車


??「…ここはどこだ?」

気がつくと、暗くなった電車で横たわっていた。外はまだ暗い。自分で何が起きたかいまいち分かっていなかったが、今置かれている状況はなんとなく整理ができた。すると奥から足音が聞こえた。

謎のロボット「おやおや眠っていたようで…あなたは"転入者"ですか?それとも…」

??「転入者?どういう事だ?あたしにはわかんないよ」

ロボット「まぁ話は最後まで聞いてくださいな。あなたは今電車にいます。だけど違う点があります。外を見てみてください」

??「何が違うn…」

自分は信じたくなかった。外には自分の知らない街やお店がたくさん建っていた。しかし、潰れているのか電気のついていない店も多い。

??「ここはどこなの?」

ロボット「ここは元破滅都市…いや再生都市ヴァルハラ。学生たちが自分たちの力で再生されている都市です。」

??「学生…あたしも学生だけど、関係あったりするのか?」

そう質問をするとロボットがタブレット端末を取り出し、質問をしてきた。

ロボット「あなたの名前は?」

??「えぇっと…忘れた…どうする?」

ロボット「仕方がありません。戦闘経験などはありますか?」

??「無いです。」

ロボット「そうですか…では、最低限の武器は支給しておきます。電車を出てからは自己防衛が基本なので、好きな武器をどうぞ」

そう言われて数々の武器が並んだアタッシュケースを開いた。銃に剣などいろいろな武器があった。その中にはレールガンなど信じられないものがあった。その中から私はサブマシンガンとコンバットナイフを取った。どこか無性に懐かしい感情がした。外を見れば朝日が昇っている。太陽がビルに反射してきれいだ。

??「そろそろ再生都市とやらにつくのかな?」

ロボット「そうですね。ここが…」

「再生都市ヴァルハラです。お客様は足元ご注意ください」

これは、記憶のない少女が都市で自分を探す物語

??「そろそろ名前決めとくか…」

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