妄想

妄想


「ぐっはははははは!そう呆けた顔をされると笑っちまうなぁ?

ま、アレだ。召喚者なら分かろうが、当機の名前は董卓。西涼の魔王に相違ねえ。

取り敢えず、質の良い燃料を持ってきな。さもなくば死なすぞマスター。」


【出典】史実

【クラス】アサシン

【真名】董卓

【別名】字/仲穎

【性別】女

【身長・体重】167cm・99kg

【外見】褐色肌の鋭い目をした女傑

【年代】三国時代

【属性】混沌・悪・人

【その他属性】人型・機械

【ステータス】

筋力:C 耐久:B 敏捷:A 魔力:C 幸運:D 宝具:C+++

【クラス別スキル】

気配遮断:B

サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。完全に気配を絶てば発見することは非常に難しい。彼女自身の狡猾な性質と、機体に備わった代謝抑制機構を駆使する事でBランクを実現している。

「もう当機も相国・太師って訳じゃねぇからなぁ。狙ってこうぜマスター殺し、別に昼間でもバレなきゃ殺って良いんだろ?色んなモン仕込めるからよ、取り敢えず爆弾でも作ろうや。」


【固有スキル】

クルーエル・スナイプ:A

西涼という土地柄磨かれた弓馬の手腕と、後天的に取り付けられたアシスト機能の合わせ技。アーチャーの際のスキル「デストラクション・スナイプ」とは異なり、機体に刻まれた戦闘経験と演算機能から必中の射撃、痛恨の一撃を観測して敵に見舞う。蜘蛛のように身軽な動きから繰り出される射撃には必殺の意思こそ込められていないものの、敵に対する害意という面ではより酷薄なものを秘めている。ビーム兵器というよりはレーザーの乱舞。

「一気呵成にぶっ壊すのも面白れぇんだがな。当機のクラスはアサシンだろ?『漢王朝を殺した極悪人』ってのが今のフォルムよ。ちと残忍さが増したのかもしれねぇなあ、カッハッハ!ま、その分計器類の性能は上手く行ってらあ。必殺じゃねえが必中、兎に角血を流させてやるよ。…てかよ、やっぱガソリンうめえわ。こりゃ世界中の燃料を味わいたくなってきたぜ!夢が広がんなあ!」


乱世の梟雄:B

混迷の時代を自ら呼び込み、絶体絶命の窮地に陥ってなお天に唾吐き、暴君として諸人を圧伏させる王の気質。また、ある種特殊なカリスマスキルも内包している。並みのコンピューターとは異なり、乱数渦巻く混乱状態にあってこそ彼女の演算能力は向上する。移り変わる戦場、擦り減っていく魔力と安定する事のない出力。そうした状況下において、天運を蹴散らし我道を往くのが梟雄・董卓である。

「あーこりゃまたケーブル千切れちまったじゃねぇかよ。テメェら幾らで弁償してくれんだァ?ま、良いぜ。面白れぇから許してやるよ。別に繋ぎ治しゃ良いんだしな。んじゃ、一丁続けようや。たかが当機のライトアームが損傷した程度で戦闘能力が落ちるとか思われたら、流石にキレるぜ。寧ろ漸くサーキットが回ってきて調子上がってんだからよ。」


西涼の魔王:B+

後世から送られた魔王としての畏怖に加え、中華ガジェットの粋たる土地侵食(ドミネーション)機能の暴威。周囲の魔力にハッキングしながら己の支配下に置く事で、敵対者にとっては毒や重圧となり自らにとってはリジェネ機能の賦活や空気抵抗を低減させる好環境を作り上げる。侵食は時間によって深まり、短期決戦には向かないがその気になれば土地の霊脈まで侵入する事も可能。当然土地の管理者に気付かれ、共同戦線を張られる事必至なのでやろうとはしない。

「まぁちと小難しくなっちまったがな。複数機能が登録された代わりに侵食速度は並み程度だ。バーサクフォルムなら一日もありゃ土地の霊脈まで悪性情報をぶち込めるるんだぜ?ま、そのまま暴走させて土地ごとぶっ壊れるしか無くなるんだがな!当機らしい末路っちゃあ末路だが、流石に二番煎じは芸が無くてつまらねえ。狡猾に、アサシンらしくやらせて貰おうじゃねえか。」


【宝具】


「ぐはっ!お前ら勘違いしてんなァ!?確かにこの場の魔力を牛耳ってンのは当機だぜ。だがなぁ、地の利を得たからってチンタラやってるスクラップに……取り返しが付かねえくらい国をぶっ壊せる訳無ぇだろうがァ!!!」


『蒼都落陽(レッド・タイラント)』

ランク:C+++ 種別:対軍~対国宝具 レンジ:10~100 最大捕捉:10~1000人


乃ち、落陽遷都に纏わる彼女のノーブル・ファンタズム。支配下においた魔力を急速に圧縮、点火させる事で爆炎を生み出す焔の御業。ハッキング済みの土地が広い程に威力が増加するのは勿論の事、周辺の魔力を一時的に枯渇させ且つ爆発によって空気をも消し飛ばす為にその後の継戦さえままならなくさせる。とはいえ、この宝具を使用して彼女は自分が無傷で居られるとは欠片も思っていない。導火線は自分持ちとはいえ、自爆紛いの攻撃である事がこの宝具の本質と考えている為である。

彼女の圧政から逃げるならば、首を垂れて服従を誓うなどもっての外。寧ろ自らの格下、踏み躙るべき弱者と見られた瞬間に地獄が始まるのだ。そういった、敵味方問わない暴虐と、或いは"だからこそ"呂布に裏切られたのだという末路も含め、彼女はこの宝具を非常に気に入っている。

因みに、理性が残っているのにプラスしてそんな事をやっても面白くないと思っているからこそやらないが、当然この宝具を霊脈に対して適用する事も可能。聖杯戦争そのものを物理的に終結させるに足る火力を引き出すが、流石に無理心中&大虐殺は悪党からしてもダサいのである。


「絢爛の都、業の重なる伏魔殿、どうでも良いし気に食わねぇなァ!纏めて灰に、してやらァァ!!!『蒼都落陽(レッド・タイラント)』ォ!」




「危ねー、当機のガソリンにも火が付いちまう所だったな。」




【英霊解説】

・史実

事実上、後漢を滅ぼし、群雄割拠の時代を招いた梟雄。

黄巾討伐では戦果なく、十常侍に賄賂を贈って地位を保つ。涼州で軍勢を整え、何進が宦官を一掃するために諸侯を召集した際に上洛。何進暗殺、十常侍壊滅の混乱の中で少帝を保護。最強の豪傑・呂布を従え、少帝を廃立するなど権勢を欲しいままにする。袁紹、曹操ら連合軍に攻められると、長安への遷都を強行。王允の連環の計で貂蝉を巡って呂布と対立し、呂布に討たれた。

怪力を誇り、騎射に長けた。黄巾の乱後、西羌族の反乱鎮圧で活躍し、徐々に中央の統制に従わなくなる。


・Fate

元は男性。武力をこそ第一と考える野蛮人であり、自身に機械の要素を…乃ち身体全てを中華ガジェットに入れ替えるにまで至った狂人。享楽的であり、後先を鑑みるなど面倒くさいと考えるからこそ大事を引き起こす非常に厄介なタイプ。現在の趣味は多種多様な燃料の味比べ。聖杯戦争が無かったら世界各地で石油の原液をテイスティングしたい。


【人物・性格】

イメージカラー:黒・紫

特技:騎射

好きなもの:欲求を満たす事

嫌いなもの:柵(しがらみ)、仕来り

天敵:呂布

願い:受肉



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