妄想

妄想



「武士道ってのはどうやら…死の間際になって見えてくるものらしい。

成る程って感じだよな。皆こんな死線を潜り抜けながら鍛えて来たんだ。

さて…セイバー・薄田隼人。未熟者なれど、今度こそ俺は道を違えないと誓おう。」


【出典】史実

【クラス】セイバー

【真名】薄田兼相

【別名】薄田隼人・岩見重太郎

【性別】男

【身長・体重】176cm・81kg

【外見】赤い刺繍が入った白の羽織を着こむ端麗な若者

【年代】戦国時代

【属性】中立・中庸・人

【その他属性】人型

【ステータス】

筋力:B 耐久:C 敏捷:C 魔力:D 幸運:B 宝具:C

【クラス別スキル】

対魔力:C

第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。


騎乗:C

正しい調教、調整がなされたものであれば万全に乗りこなせるが、野獣ランクの獣は乗りこなすことが出来ない。


【固有スキル】

虚名の自負:A

自らの真名に付属するもう一つの真名、仇討ちを果たしたまでは同じ所なれど、その道中において輝かしい武功話を打ち立てた豪傑・岩見重太郎を彼は自らの霊基に重ねている。講談において持て囃されるばかりであって、自分にとっても周囲にとっても虚名でしかない名前であるが、彼は自らの器を超える自負を示した事で霊基が強化されている。

「幾つかの武術を修めているとも言うまいし、神を名乗った狒々を退治したとも、華々しく父の仇を討ち取ったとも言うまい。あれは寧ろ…いや、それは置いておこう。兎に角、俺はやはり立派な英霊ではない。だが、そうありたいと願っているのだ。」


橙武者:C++

見た目にそぐわぬ、確かな実力を持たぬ者との嘲笑、侮蔑。本来デメリットスキルであるが、彼の場合は自らの恥を受け入れる事で実質的なメリットスキルへと変えている。実力不足との汚名は、彼が若くして死んだ事と合わさり爛熟という余白を作っているのである。彼が自らの事を戒め主君に対し実直に仕え続ける以上、その虚名は彼の背を押して確かな武士へと成長させてくれるだろう。

「ああ、情けないという言い方さえ甘いだろう。俺の醜態は、それこそ本来ならば英霊として恥じ、サーヴァントとして召喚されるべきですら無い程なのだからな。俺は逃げた、自分の虚名から逃避し、酒や女に溺れたのだ。そうとも、こうして真面目ぶっている事すら薄っぺらくなるくらいのやらかしだ。だからこれ以上は、何も言わない事が一番誠実だろう。」


士魂の覚醒:C++

自らの意志力による現状の打破。怠惰や堕落に鞭うつ𠮟咤激励であり、彼を英雄たらしめる精神の励起である。実際の所彼は天下無双の豪傑・英雄が如き超然とした精神力など欠片も持ち合わせおらず、生前は自らの虚名に溺れかける程であった。───しかし、彼は立ち上がったのだ。自らの信じるものの為、自らを信じてくれた者の為、刀を手に取り虚勢すら張り通す。それが彼の武士道である。

「俺は、確かに俺は未熟で弱いとも!だがな、木端侍にも意地というものがあるし、それくらいあっても良いだろうと思っているんだ!!常勝不敗も、快刀乱麻も夢のまた夢だ。だがそれでも、此処に立つから俺なんだッ!!」


【宝具】


「虚名を自負したツケが回ったか…?…いいや、そうではないな。」


「俺はそうは思わない。俺はまだ、事ここに至っても尚…諦めてなどいない。マスターはどうだ?」


「…そうだな、そうだとも。此処で立ち上がるのが俺たちだろうさ。」


「────改めて、俺の名前は薄田兼相。」


「もうとっくに、英雄であった軟弱者の名だ。」


『今や、名にし負う英雄譚(ぶこうばなし、いわみじゅうたろうかねすけ)』

ランク:B 種別:対英霊宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人

武功噺・岩見重太郎兼相。

自らの追い求める境地である、快男児にして伝説の剣豪・岩見重太郎。この宝具は自らの理想とする"彼"ですら敵わない相手と会敵し、自らの理想を"引き上げる"事で発動可能となる。


第一段階、真名開放によって岩見重太郎の幻霊を励起させ、ステータスや技量に補正を得る事が出来る。…が、そもそも"彼"ですら敵わないと思った相手の為にまだ焼け石に水程度でしかない。

第二段階、現界時から重ね続けて来た"全く新しい薄田兼相の物語"をベースに英霊としての姿を再構築。マスターによって召喚されて以来、どのような戦場を渡り歩き、経験を積んできたかに強化の内実は左右される。これが一番の本命であり、全く新しい英雄を誕生させる点においては破格の宝具と呼べるかもしれないが、前提が難しい為にマスターとの信頼関係の構築や技量、運等に左右され上手く発動させることは困難極まる。


しかし、聖杯戦争を経て自らの理想を研ぎ澄ました彼の刃は今や──────


「大英雄だろうと、届かせてみせるとも…!」




「岩見重太郎兼相。間際の意地なればこそ、推して、参る!」





【英霊解説】

真っ当で未熟な若武者。今度こそ、俺は皆の期待も、俺自身の期待も裏切らない。


詳しくはこのサイトをチェックだ!→https://netabare1.com/3718.html


【人物・性格】

イメージカラー:白・赤

特技:狩り

好きなもの:鍛錬

嫌いなもの:過去の自分

天敵:策士(生前の事もあり、少々武士として潔癖に振る舞い過ぎるきらいがある為)

願い:真の狒々退治


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