如月家

如月家


如月風鬼——かつての豪族にして陰陽師であった人間に、鬼が仕えたことから始まった鬼の一族。風鬼はエネミーとしては珍しく、人間に友好的で、鬼としては珍しく、酒や喧嘩にそれほど興味を示さない常識人——いや、正確には「常識的な鬼」であったため、陰陽師から一定の地位と財を与えられ、人間界に溶け込むように暮らしてきた。

ただし、一族といっても鬼ばかりのため、初代を含めても三代しか存在しない。彼らは当時の「正義」のもと、エネミー狩りを行う陰陽師に従い、時代が流れた隠祓會の味方として活動していた過去を持つ。そして現在も、J.NECに協力する立場を取っている。

司が真撰組が消えた後にJ.NECに加わったのも、この一族の伝統に従い、祖父の勧めによるものだった。

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