女神像に見られながらオナ二一するカク

女神像に見られながらオナ二一するカク



『いいけど最後にオナニー♡してってね♡私がお手伝い♡してあげるからね♡』

「は…………」

 その言葉を聞き、地面に落としていた頭を上げたカクの顔は、正しく地上に顕現した女神を見るような救われた表情だった。とうに暗雲のような光無くぼやけてしまった瞳で像を見上げる。既にあんな生き恥を晒し切ったのだ、目の前で自慰を晒したところで今更何を思うこともない。漸くだ。漸く、漸くこの地獄が終わる。

『じゃ、雄ちんぽごしごし♡して一杯気持ちよくなろっか♡』

「は……い……♡」

 カクは虚ろな笑みを浮かべ、座り込んだまま元々の大きさから更に大きく膨れ上がった雄の象徴を手に掴み、ゆるゆると扱き出す。直接触らないまま羞恥心と後ろの刺激だけでここまで勃起したのだと思うと、やはり自分は元々恥じらいを糧に興奮する変態だったのではとカクは考えてしまう。もしくは、この経験でもう元には戻れなくなるくらい、己の根幹を捻じ曲げられてしまった。

『顔も雄ちんぽもぐちょぐちょになってるよ♡ずっと我慢してたもんね♡とっても偉い♡一生懸命おちんちんシコシコしてるの可愛いよ♡』

「はっ♡はぁーッ♡……あ゛ぉッ♡♡……お゛ぉ゛〜ッ♡雄ちんぽオナニー気持ちいい゛っ♡わし♡雄ちんぽ擦るの見られて♡気持ぢよぐなってるゥッ♡」

 厳しい鍛錬で昇華される為に元々性欲の薄かったカクの自慰行為は、溜まった時に事務的に出す程度の簡素で淡白なものだった。しかしそれも過去の話。今の彼の行う自慰、彼の言うところの雄ちんぽオナニーの有様は、涙も涎も鼻水も垂れ流して一心不乱に手を動かし、叫ぶように喘ぎながらにぢにぢと卑猥な水音を立てて快楽を享受する、発情して気が狂った猿にも似た様態だった。

(ああ♡わしはもう山風なんかじゃない♡こんなの猿じゃ♡山猿♡ヒトですらない猿♡)

 解放される為の最後の試練としてこの自慰を行っているというのに、「いっそこの時間が永遠に続けばいいのに」などと、カク本人すら自覚し得ない深い場所でそんな思考が過った。しかしそれもほんの一瞬のこと。限界はもう限りなく近かった。急速に背筋がぴんと張り、肩が強張って全身がひくひくと引き攣り出す。

「お゛♡出る♡もう出る♡全部出るゥ゛♡」

『イく時は「イく」って言ってみよっか♡』

「あ゛っ♡あ゛っお゛!♡いぐ♡いぐいぐいぐい゛ぐゥ゛───〜〜〜〜ッッ!!♡♡♡」

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