夫がやってこなかった人妻達のその後

白紙化減少やら諸々を解決して日常に戻ったぐだの傍にはカルデアで共にしたサーヴァント達がいた……勿論、肉の体を持ってだ
ぐだは日本に戻り、大学生として暮らしながら昼はガラテアの運営する美術館でアルバイトしたり、紫式部……香子さんの執筆の手伝いをしたり、クリームヒルトの経営する会社で研修を行ったりと忙しい
家に帰れば、仕事に終えたサーヴァント達が帰宅しており、ブリュンヒルデが料理を作って待っていてくれて、虞美人が横暴な態度を取りながらも日々を労ってくれたり、ストリーマーとして活躍中の巴御前が今後の配信について相談してきたりと賑やかな毎日を過ごしていた
夜になれば、それはもう激しい夜の運動会が繰り広げられており、それはマンションの同じ階層はまだしも、下の階にまで嬌声が響くほどのものであり、同じマンションに住む子供達の間では夜に聞こえるお化けの声と都市伝説になっていると徴側と秦良玉が食事の際に話していたことを思い出す
……マンションの最上階とその下の階層、丸々借り切ってなければ確実に苦情が来ていただろうなと苦笑しながらぐだは今日も今日とて愛おしい彼女達との合瀬を続けるのであった