天使天界生活記録1(シリーズ化するかもしれない)
天界それは人の世を統べるまたは管理または創造する場所であり、多くの人はそこに幸せが詰まっていると考えた。
天界には天使または神がおり、そこには美しさしかないと人は感じた。
だが所詮人を作る存在、知能もまた人と同じであるのはまた皮肉であるかもしれない。
彼らは力が人と常軌を逸しているために得た視点を持ち、世界を統べるが、もしも力がなくなったらどうなるのだろうか?実に興味深いことであるが、もしもそれを行った場合私の生活もままならなくなるというものである。頭の中で済ませればいいものだ。
この記録は、いつかどこかで誰かの助けになればいいと考えいたり、書き出す話である。これが、真であるか偽であるかは読んだものの判断に任せよう。
だが、私は私の名を持って誇りをもとにここに記述をする。もしもどこかで誰かがこれを読み、大きな助けになれば嬉しい限りである。今回は、天界の中でも特に魂の元が汚れたものを記述させてもらおう、彼女は天使の中でも一際美しいものであった。
だが、その美しさは魂の美しさを阻害した。花に多分な肥料は毒であるのと同じように、彼女は汚れていった。彼女の若かりし時、彼女は可憐であり美しかった。我らは彼女の存在が、我らを大きく幸せにすると確信したものだ。まさかあの顛末になると誰がその時考えただろうか、私も考えてはいなかったものだ。
では、語ろうではないか、一つの花が枯れ落ちるそれまでの話を。
私は、綺麗。そう私には、他の形容詞なんて必要がないの。
綺麗、それだけで事足りる。シンプルでわかりやすく、他のすべての人は私に惹かれる。運がいいと人はいうかもしれないけど、違うのそう生まれるしかなかったの私は。ごめんね、あなたたちと生まれが違うの。ごめんね。ごめんね。でも大丈夫あなたたちの醜さも私の美しさを引き立てるから、感謝はしてるわ。
天使の仕事の説明をしないとね仕事は、神様の奉仕を一番としながら、死者の魂の選抜、選抜っていうのは、天界に入居させるのに相応しいか、または相応しくない場合も天国に連れていく、それでもダメなら地獄に連れていくという感じ。
そもそも、地獄に行くなんて、一億人に一人いればいい方だし、地獄は地獄で人が少なすぎて、あそこにいる神様ががなんか徒党組もうとしてるあまり関わりたくないわね。あと下民(ゴブリンたちの世界です)の勘違いだけど、天国と天界をよく間違えるのよね。まあそこはおいおい説明するとして。
この可愛い私が頑張らないとね!
彼女は美しいというものだった。天使には幼年期、青年期、成人期、老年期と存在し、老年期を終わればまた、青年期に戻るというある意味不死な性質を持つ。
そして、老年期になれば、美しさには曇りが入り、魂の美しさが主役となる。勘のいい読者ならわかるが、老年期は彼女の美しさがなくなるというものである。
そして、彼女は老年期になった時に、大きな問題に遭遇するということである。
また天使が下界下りをする場合は、たとえどの期であるとしても、青年期または成人期で降ることになる。
まああまりむずかしく考えてもらわなくて大丈夫である。ただ新陳代謝をしているだけである。そして、ただ一つ老年期にならずに永遠の美しさを持てるアイテムが存在するのだがまたそれは今度のお話とさせてもらおう。
まだこの時の彼女は青年期である。まだ心は汚れておらず、美しくただその美しさに汚れた存在。それもまた悲しいものであるのかもしれない。