夢ならいいのに
ダイス結果にもとずいたロキの日常。グーーー
おなかすいたな でも いちょうをからっぽにしないと しょりのときに めんどくさいんだって。
みなさまに おいしく たべて いただくためにはしかたないよね。
ブシュッ!
あ きょうのぶんおわった
「おいしくたべてくださいね」
きりとられていった おれの体だったモノをを見送る
じわり
血を滲ませながら もとの形に戻っていく あし
あし?
あし、足、脚、あ、し、ない、うら、売られた、うられた、ちが、ある、あるあるあるある、から?
フィールドを駆け抜けたあしが、ない、ずっと前に、まえに、ま、え
はしりたい、走りたい、走りたい!
ななんでこんな、おれ、は、あ、あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ「あああああああああああああ!!!!!!!!」
バサり。布団が床に落ちる。
低反発のマットレス。硬い硬いあの台座じゃ、ない。
夢、?ちがう。ホントの、
あぁそうだ。
今は、
あのふざけた道楽の中だ。
「………」
正気にもどして青い監獄の再現。何ともまあ悪趣味。今からでも夢ということにはならないだろうか。
「………」
満腹では無い。けれど胃袋の中にはちゃんとものが入っている。
その上、脚の自由がきく。それがどんなに素晴らしいことか。
フィールドを駆けられるのはこれが最後かもしれない。
「……勝たなきゃ」
明日の練習に響くと眠りなおそうとする。が、
ぁ…♡♡きもち゛ぃ゛ッ…♡♡♡
壁越しに嬌声が聞こえてくる。
自分は食用だったのでそういうことをされた回数は少ない。
だが、苗床や肉便器として使われていた者はこの生活が始まってかなり欲求不満らしく、パフォーマンスに影響が出てしまっている。
なので発散の為の性行為は許可しているが……。
「睡眠時間が削られますね。これは。」
明日から場所を移すように言おう。