変⭐︎態⭐︎列⭐︎伝

変⭐︎態⭐︎列⭐︎伝

111氏より


「ママぁ……ママがエッチなせいでおちんちん痛くて苦しいよぉ……赤ちゃんだからどうすれば良いかわからないのぉ……」

 ──例えば、明らかに還暦を迎えた男がロンパース姿でおしゃぶりを咥えながらにじり寄って来たり。


「今日からキミのお嫁さんアナルがボクの旦那さんチンチンのベッドだよ。夫婦は一緒に寝るものだからね」

 ──例えば、タキシード姿の中年男がスラックスにシミを作りテントを張りながら跪いて指輪を渡して来たり。


「冴は俺の肉便器なんだから早くズボン脱いでケツ上げろよ、お前のご主人様が漏らすことになったら舐めて掃除して貰うぞ」

 ──例えば、初めて会った知らないオタクにイキリながら人間トイレ扱いされた挙句に無視したら殴られたり。


「すみません、息子が暴れて汚してしまって……ちゃんと厳しく叱りつけておきます。こらっ、冴ちゃんが悲しんでるでしょっ!!」

 ──例えば、学校に不法侵入して冴の机と椅子だけ精液まみれにした不審者が茶番みたいに自分の陰茎を叩きだしたり。


「このずっしりした金玉の中身を冴ちゃんがお口とベロで空っぽにしてくれたら、おじさんがサッカーコート買ってあげるよ」

 ──例えば、両手に宝石でギラついた腕時計を付けて葉巻の煙をくゆらせる成金風のジジイにリムジンに引き摺り込まれたり。


 これらが半年という短い期間で起こった事件なくらいには、糸師冴という存在はキショおじホイホイだ。

 美少年とはいえ芸能界を覗けばこれくらいの顔立ちの子供は他にもいるだろうに、何故だかそういった人種よりも変態被害を受ける機会が遥かに多い。途方もない数はいつしか自分にカウントを諦めさせた。

 両親は我が子のあまりの性被害者ぶりに過保護になり、防犯ブザーや催涙スプレーを始めとしたいくつもの護身グッズを持たせるに飽きたらず学校は常に車で送り迎えしてくれている。

 それでも仕事の都合でどうしようもない時はあって、今日がそうだったから仕方なく人通りのある道を選んで明るい内に帰ることにした……


「ああっ、男子小学生なのにこんなにメスの匂いをさせてっ! 他のオスに盗られないように、おじさんのものだってマーキングしておかないとっ……!」


 ……ら、異様な量の涎で全身を舐め回してくる変態に天下の往来で押し倒された。

 今日は警察が来てくれるまで何分かかるだろうか。

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