壊滅した敵のアジトでヤラれちゃうコラさん

壊滅した敵のアジトでヤラれちゃうコラさん


※トレーボル✕コラソン

※いかがわしい表現があるからR-18だけど最中はない

※後半トレーボル視点





つい先ほど廃墟になったばかりの敵のアジトをコラソンは歩く。足元に転がるソレをなるべく気にしないようにしながら生き残りがいないことを確認すると、小さく息をついた。


(早く帰りたい…)


別にアジトが気が休まる場所というわけではないが、ここよりはマシだ。確認も終わり、他の幹部達の元へ戻ろうとした時。


「んね~んね~コラソン、確認は終わったか~?」


面倒な奴が来た。

コラソンは動揺を悟らせないように頷く。


(よりによって…)


早くこの場を離れようと相手に背を向けたのがまずかった。


「……ッ!!」


いつの間にか床に撒かれた粘液に足を取られ、体勢が崩れた所を引き寄せられた。


「ベッへへ〜!そんなに急がなくてもいいじゃねえか!」

(……こいつ…!)


コラソンは逃れようともがくが近くの机にうつ伏せで張り付けられる。そしてトレーボルがその上に覆い被されば、この後されるであろう行為を嫌でも理解してしまう。


(嘘だろ、近くに他の奴らもいるのに…!)


しかもここは既に制圧したとはいえ敵地だ、不審に思った誰かがいつ来てもおかしくない。青褪めるコラソンに気を良くしたのか、トレーボルは組み敷いた男を見下しせせら笑う。


「そんな顔するなよコラソン、いつも通り腰振ってればすぐ終わるだろ〜、ん〜?」


哀れな道化の顔からますます血の気が引く様子が、サングラス越しのトレーボルの目からもハッキリとわかった。




ガリガリと机を引っ掻く音と過呼吸気味の呼吸音が瓦礫と死体の転がる部屋に響く。それを耳にしながらトレーボルは幾度目かの吐精を終え、ようやくコラソンから離れた。杭を抜いた穴から当然先ほど出したものが溢れるが、ここで処理をするのも面倒なのでとりあえず己の粘液で押し止める。コラソンの身体が抗議をするように震えたが、焦点が定まってない所を見るに気づいてもいないだろう。

そもそもここまで時間をかけるつもりはなかった。他の幹部は既に帰らせているので、コラソンの反応を適当に愉しんだ後は宿でゆっくり続きをするはずだったのに。脅しが予想以上に効いたらしく、いつもより乱れる姿にトレーボルもつい羽目を外してしまった。コラソンの様子からすると、平常に戻るまでしばらくかかりそうだ。

しかしコラソンも強情である、とっとと意識を飛ばしとけば少しは優しくしてやるのに。そこまで考えて、コラソンが今まで気を失った事がないのに気付く。宿に戻ったら気絶するまで抱いてやるのも有りかもしれない。

虚ろな目をしたコラソンを眺めながら、トレーボルは処刑宣告のような企みを頭の中で浮かべていた。

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