堕ちた騎士と堕落の魔女
あのイチャイチャちゅっちゅの一件から、私とミカの仲は深まったと思っている。
そうでなければ脱出の際はともかくそれ以降の申し出は断られるだろうし、我を忘れた私を赦して「またしようね」などと言いはしないだろう、いくら私でもそれくらいはわかる。
けれど……
「ミカ…っミカぁ…っ♡」
最近教えてもらって覚えたおなにーという行為、これにすっかりハマってしまいその時思い浮かべるのは決まってミカの顔。
あの明るく無邪気で天真爛漫な表情が蕩けて歪み私をねだる、そんな空想でこれ以上ないほどに興奮してしまい抑えるために毎日のようにおなにーしてしまっている。
これは不味いのではないか、スクワッドのみんなの所に戻った方が…そうも思うが自分探しを続けろと言われてしまったばかりだし、何より私自身が……まだミカと一緒にいたいと思ってしまっている。
どうすれば…日雇いの仕事を終えてそんなことを考えながらねぐらに帰る途中、端末に連絡が入った。
>ね…シよう?
>私ね、最近少しサオリと会えないと我慢出来なくなっちゃいそうなの
>どうしてだろうね?
>とにかく、この時間にここで待ってるから
メッセージは一方的なものだったが私にとっても渡りに船、興奮したまま約束の場所に向かった。
そこにいたミカは、違った。
匂い立つような色香を漂わせ、見たことのない蠱惑的な表情で私を迎えた。
「びっくりしてるみたいだけど、サオリも同じだよ?すごくえっち、何もかもがね」
私も、こんな状態に…?
「会ってわかっちゃった、私たち、もう戻れない」
「二人一緒に、どこまでも堕ちていくしかないの」
だからサオリ?私の、聖園ミカの身体、サオリの好きにしていいんだよ?
限界だった
ミカに飛びつき着ていた服を無理矢理剥ぎとるとそこらに投げ捨てる、全身至るところに吸いついて私のものだという証を散らしていく、その間ミカはただ優しく私の頭を撫でるだけだ。
「こんなんじゃ足りないよね?私のおまんこ、好きなだけぐちゃぐちゃにして♡」
言われるまでもない、指で舌で責めてやれば程なくして甲高い声と共に絶頂する、そんなミカを休ませることなく私のオマンコを打ちつけてお互いに快楽を求めて貪り合う。
「あっ、あっ、サオリっ、もうサオリじゃなきゃダメなの、ずっと一緒にいて!」
その問いに私は…
「ああ、ずっと一緒だ!何があっても離れてやらないから覚悟しておけよ!」
応えた、スクワッドを裏切ることにも繋がる言葉だというのに、自然と口から出てしまっていた。
ミカの言う通りだった、もう戻れない、どこまども堕ちていくしかないんだ。
ならばせめて、精一杯の快楽を求めてもいいじゃないか、たとえ全てが虚しくても、この熱は、この快楽は、この愛は、本物なのだから…