執事アリアスの秘め事

執事アリアスの秘め事




あの、旦那様…

少し…距離が近い気が…

もしや、酔われているのですか?

へっ?よく見ると美しい顔をしているんだな…?

ご、ご冗談を…

それに私は、男性ですよ…?

この席も、女性が多い迷宮城の中では旦那様も息苦しいと思い用意した物。

旦那様の気を楽にしたいと同性のよしみで開いた席だというのに…

今宵の旦那様は酒が多く回ってしまったご様子で。

少々早いですが、今回はここまでに…


………あ、あの。旦那様。

何故、私の腕を掴んで…っ!?


(グイッ)


旦那様…!?お気を確かに…

いい匂いもする…?は、離れて下さい…!

確かに執事として、身なりには気を配ってはいますが…

とにかく、こんな所を誰かに見られたら…

いえ私ではなく、旦那様の沽券に関わるのです!

男色家だと吹聴されては面倒な事に…

そ、そのいじらしい反応もまた…?

旦那様っ…!もう充分でしょう…!

それとも本当に…旦那様は男色家だったのですか…?

それはそれで…私として困るのですが…

そのつもりはないが、アリアスが魅力的に写る…?

そ、そうですか…なるほど…

私が…魅力的…と…

……いえそうではなく、男色家では無いというなら離して下さい!

ひゃっ!?


(ドサッ)


あっ、すいません旦那様…

……ではありません!?どうして私を旦那様の腰の上に…

…っ!

旦那…様…?流石にそれは…

お戯れどころでは、無くなります…

そんな…っ、胸を触るなどと…

何度も言いますが…私は男で、っ…

漏れる吐息が…色っぽい…?

ご…誤解…っ、です…

旦那様が…酔っているからではないでしょうか…ぁっ…

そ、そこは…あぅ…

男の手で感じるなら、アリアスの方が男色家…ですか…?

それこそ誤解で…んっ…

旦那様ぁ…そんな…布越しにコリコリとするのはおやめ…くっ…

布越しで乳首がこんなに勃つなんて、そうとうな淫乱だなアリアス…などと…言わないで下さい…

旦那様の趣味が悪いのです…んんっ…

その…男の乳首など…性感帯でしかなく…

こんなにねちっこくっ、責められたら…こうなるのも不可抗力では…ぁぁっ

くっ…そのいやらしい声はなんだ…?まるで女のようだな…?だなんて…

ご…冗談…を…お"っ…

私、は…男です…くぅ…っ…

旦那様も…いい加減に…ぁっ♥

感じている声が我慢出来なくなって来たなアリアス…ですか…で、ですが旦那様もっ…

ふーっ…ふーっ…♥

酔いが…相当回って来た…ようですね…

先程から…的はずれな箇所ばかり…指で撫でているようですが…ぁ…

もう、お休みになられた方が良いかと…

今夜の事は忘れますから…

女性ばかりに囲まれて…つい逸ってしまったのでしょう…

大丈夫です旦那様…私が口外などする訳も…

っっ…♥

あの…旦那様…

いつまで…そこを…クリ…っ、クリ…と…

撫で回すおつもりで…?

アリアスから…求めてくるまで…?

あ、有り得ません…っ

男である私が…同じ男性の…旦那様を求めるなどと…

馬鹿馬鹿しい…っっ…

ふーぅ、ふーっ…我慢比べのつもりですか…

良いでしょう…旦那様の気が済むまで…お付き合い致します…

それで諦めてくださぃ…








ふーっ…♥ふーっ…♥

ぁ…♥もう少しで…♥

…い、いえ…♥なんでもありません…♥

違います旦那様…っ…♥触れて欲しいなんて思ってません…♥

へっ?さっきから内股になっている?

まるで我慢しているかのように…?

………っ!?

そ、そんな初歩的なミスを犯すわけが…ぁっ♥♥♥

うそっ…♥軽く触れられただけで…こんなに…♥

いい加減、自分が雌になっているのを認めろ?

そ、そんな訳ありません…♥私は男…私はおと…はぁんっ♥

旦那様♥くりくりはげしっ♥先っぽ触れてないのに♥こんなぁ…♥

身体の性などどうでもいいから、私は旦那様の雌だと認めろ…?

み、認めません…♥私は…私はぁ…♥

あっ…♥旦那様の指…近付いて…♥

ちがぅ…そこじゃなぃ…♥

こんなに…切なくなって…くぅ…♥

認めたら…最後までしてやる…?


ぁ…♥わ、わたし…わたしは…♥



わたしはぁ………♥





おとこ…では…ありません…っ…♥♥♥


旦那様…嘘ついててごめんなさい…♥


私は女です…♥男性のフリをしていただけの雌です…♥


今の私が発情しきった女なの認めます…♥


貴方に身体まさぐられるの好きになってしまいました…♥


いえ…ほんとは前から…♥


旦那様が…初めてこの城に来て頂いた時から…♥


一目惚れしていました…♥


ですが…アンナやアーヌ、そして姫様に先を越された私は…♥

旦那様といち早く…近い間柄になりたい一心で…♥


男性のフリを…していたのです…♥

この席も…旦那様と二人きりになりたくて用意したもの…♥

ふしだらな女で申し訳ありません…♥

だからお願いします…もう焦らさないで下さい…♥

いままで旦那様を欺いていた哀れな女に…♥


罰を…くださいませ…♥


あ"っ♥♥♥ちくびカリカリきたぁ♥♥♥

お"お"っ♥♥♥甘イキ止まらな♥ひぎぃ♥

そんな激しく♥カリカリされたら♥あ"あ"ぁ♥またイクぅ♥♥♥

こんなに絶頂する者が男である訳がないですぅ♥♥♥

えっ♥私が女であることは気付いてた?♥い、いつから!?最初から…!?そんな?あ"っ♥♥♥…き、気づかれないように注意してたのに…♥

えっ、城に初めて入った時に一目見たメイドの眼と、旦那様を見つめる私の眼が一緒だった…?♥

二人きりの時に熱っぽい視線を送っていたのバレバレ…?♥

スラッとしてる癖に尻が安産型なの丸わかり…?♥

雌の匂い出しっぱなし…?♥身体に触れた時の仕草が乙女のそれだった…?♥

わ…分かりました…♥私がマヌケだったのは分かりましたから…♥もう勘弁して下さい…♥

でも仕方ないではありませんか…♥こんな気持ち…旦那様が初めてだったのですから…♥

えっ?♥だからもう男のフリはしなくていい?♥旦那様の前だけでは…ありのままの…雌としての私でいい…のですか…?♥

は、はい…♥かしこまりました…♥

これからは…♥普段は執事として…♥そして旦那様の前でのみ…♥この城の誰よりも…♥淫らで…♥従順な…♥旦那様の雌になることを…誓いますっ…♥♥♥


(ちゅっ…♥♥♥♥♥)


すいません…唇…失礼しました…♥

私のファーストキスは…いかがでしたか…♥

この唇…いつでもどこでも…♥使って頂いて構いません…♥

いえ…唇に限らず…♥私の全てを…旦那様の為に消費して下さい…♥

さぁ旦那様…♥ようやく全てをさらけ出せたのです…♥どうか今宵は…

この私…発情淫乱雌執事のアリアスを…♥

心ゆくまで…お楽しみ下さいませ…♥♥♥




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