執事アリアスの甘やかし射精管理

執事アリアスの甘やかし射精管理



「知識としては知っているつもりでしたが、こうも如何ともし難いものだったとはね」


 夜を迎えて賑やかな家具たちも寝静まった白銀の城の廊下を二人がゆっくりと進む。

 執事服姿のアリアスと、この城で唯一の人間である召使いの少年である。


 そして彼女の吐露に少し後ろを歩く少年は肩を落としていた。

 アリアスはそんな姿を片眼鏡に映しつつ窓の施錠を確認しようと手を伸ばす。


「勘違いしないで欲しいが、私は君を責めたいわけじゃない。

 この城にいる者たちは悪魔族で、君は人間族だ。

 種族が違ううえに性別まで違うのだから、仕方がない一面があるのは理解しているよ。

 しかし、我らが姫に任されて取り仕切ってる以上、私もいつまでも見過ごすわけにはいかなくてね。

 そういう立場であることは分かってもらえるね?」


 少年はアリアスからの問いかけに首を縦に振って答える。


 そもそも彼は、この城に無謀にも挑んで呆気なく罠に嵌ったありふれた人間の一人だった。

 本来ならそれで少年はお終いだったのだが、城の主である姫の気まぐれによって助け出されて召使いとして奉公することになったのである。


「あの子たちにも一応注意はするが、言って聞くような子ではないのは君も薄々気づいているだろう? 純朴そうな同世代の、人間の男の子を前にして……我慢なんてできるはずもない」


 アリアスはどこか噛みしめるかのようにしみじみと呟く。


 問題の発端は彼の同僚になった召使いの末妹たち、アリアーヌとアリアンナだった。

 端的に言えば、彼女たちが隙あらば少年にちょっかいをかけてくるのである。

 二人に悪意がないのは一目瞭然なのだが、それはそれとして思春期を迎えたばかりの少年にとって彼女たちからの些細な悪戯は意識させるには十分すぎるほどで、結果として彼は勤めでミスを連発するようになっていた。


「君には理解が難しいかもしれないが、あれもまた悪魔としての性なんだよ。我らが麗しの姫がこの城で誰かを試さずにはいられないのと同じようにね」


 アリアスは口元を緩やかに緩めると間近の部屋の扉を開け、少年を誘うように手を招く。

 彼は慌ててその後に続くが、そこは普段はあまり使われていない客室の一つだった。


 執事は室内の灯りをつけると、洗練された手つきで自らの執事服をするすると脱いでいく。

 突然のことに少年は驚くが、アリアスは歯牙にもかけずに話を続けた。


「だから、君にあの子たちの悪戯で惑わされないような精神を身につけてもらうのが一番合理的であると私は結論づけた。つまり、これからは君の性欲を……いや射精管理を私がしてあげようというわけだ」


 見惚れるほど鮮やかな手つきで上着とシャツを脱いだアリアスは、胸元に入念にさらしを巻いた上半身を露わにする。

 服の上からでも明らかだったスラッとした身体つきはその肌色と相まって、まるで彫刻かのような芸術的な美しさだった。


 少年の視線が自らの胸部に注がれていることに気づき、アリアスは薄く微笑む。


「あぁ、これかい? 執事としての勤めには邪魔だからね。仕事中は巻くようにしてるんだが……そうか、君はこの下が気になるのか」


 アリアスがこれまた洗練された手つきでスルスルとさらしを解けば、美しい肌色のおっぱいがどたぷんと姿を現した。

 たわわに実ったそれはずっとさらしの下に収まっていたからか、ほんのりと汗で蒸れていてむわっとした色気を放っている。


 少年は生唾を呑み込む姿を見て、アリアスは初々しい反応を見て満足そうに微笑む。

 そしてベッドの縁に腰かけると、自らの膝をトントンと叩いてみせた。


「さぁ、おいで♡ 白銀の城の執事、アリアスが君を存分に甘やかしてあげよう♡」


 少年は本能の導くまま、誘われるようにアリアスの膝の上に寝転がる。

 麗しい執事は片眼鏡を煌めかせながら褒めるように彼の頭を撫でた。



「おやおや。おち×ちんをもうこんなに大きくしてるなんて、少年はイケナイ子だ」


 アリアスは流れるような手つきで少年のズボンとパンツを下ろすと肉棒を露わにする。


 彼女の色気に晒された彼のそれはが堪えられるはずもなく、すでにパンパンに膨れあがっていた。

 屹立したそれを手袋越しに握られ、彼の口から情けない呻き声が漏れる。


「気持ちいいのかな? あぁ、我慢なんて不要だ。この場では君は私に射精管理される幼子でしかないんだから、思うがままに振る舞っていいんだよ。ほぉら、シコシコしてあげよう♡」


 アリアスの白魚のような指が絡まるように肉棒を握ると、それを上下に扱き始める。

 痺れるような刺激が全身を駆け抜け、少年は呻きながら空気を求めるように息を荒く吐く。


 アリアスからもたらされる刺激が気持ちよく頭がボンヤリとしていって、彼女の言うように赤ちゃんになっていくような感覚だった。


「あぁ……、あぁ、いい子だ♡ いい子にしている少年にはご褒美として私のおっぱいをあげよう♡ 少し蒸れてるかもしれないが、存分に味わってくれ♡」


 アリアスは上半身を傾け、少年の小さな顔を覆い潰すかのようにたわわに実ったおっぱいを乗せる。

 圧倒的な質量に呑まれて溺れそうになるが、彼は何とか薄い桜色の突起を見つけるとそれを口に含んだ。


 少年がちゅぱちゅぱと音を立てて吸っているのを見ながら、アリアスは空いた手でその頭をゆっくりと撫でる。


「上手に吸えてエラいぞ、少年♡ そんな君に私からの更なるご褒美だ♡」


 それが合図だったのか、アリアスの乳首から何かが噴出し始める。

 濃くも甘い、そして少ししょっぱい舌触りと飲み心地に少年はそれが母乳であることに気づく。


 母乳を飲んだという事実に思考が麻痺し、少年は更なる母乳を求めてアリアスのおっぱいを力強く吸う。

 彼は自覚していないが、いつの間にかばぶばぶという言葉がその口からは衝いて出始めていた。


「いい、あぁ……幼子のような君もなんて愛らしいんだ♡ ダメだ、情けない姿がもっと見てみたくて仕方がなくなる。だから、もっともっと君を気持ちよくしてあげよう♡」


 アリアスは我慢汁を掬うように絡めると、それを潤滑油にして肉棒を扱く速度を一気に速めた。


 少年の視界が真っ白に染まり熱が一気に膨れあがるが、彼は何とかおっぱいにしがみつき続ける。

 そのまま跡がつきそうなほど激しく吸い上げるが、アリアスも高揚に陶酔しているかのように白磁のような肌を上気させていた。


「ほぉら、私に見せてくれ。君が精液をびゅぅびゅううって勢いよく射精して辺りを汚す様を♡♡」


 アリアスの熱を帯びた吐息が顔を撫でるのと同時に、少年の視界が弾けて限界まで膨らんだ昂りが爆発する。


 彼女の手に握られていた肉棒が限界まで膨れ上がると、大きく震えながら白濁液を激しい勢いで吐き出す。

 数度にも渡る射精は容赦なく白濁液を降り注がせ、アリアスの手袋や彼の下半身を白く染めあげた。


「いっぱい射精せてエラかったぞ、よしよし♡」


 アリアスは汗で額についた髪を分けるように少年の頭をゆっくりと撫でる。

 あまりにも猛烈な脱力感に思考がままならず、彼はボーっと見あげることしかできなかった。


 何を思ったのか、アリアスは指を少年の唇に塞ぐように乗せる。


「そんなに物欲しそうな瞳をしても今日はここまでだよ、少年。

 なぁに、今日で終わりじゃないんだから……最初から全部味わってしまっても勿体ないだろう?」


 自らの頬が紅潮するのを感じながら、少年は首を縦にブンブンと振って答える。

 アリアスは優しく微笑んでいるように見えたが、片眼鏡の奥に見える瞳は嗜虐的に輝いていた。

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