喰われたのは白か赤か

喰われたのは白か赤か


「不束者ですがよろしくお願いいたします」

赤鬼は困惑した目の前の嫁となった雪女に

夫婦とはいってもあくまでそれは不知火に敗れ力を失った魔妖が妖怪族から身を守るための代償行為でありその関係性は奴隷や人質に近い

だのに雪女は敵意も恐怖心も見せずただ緊張した面持ちでこちらを見つめている、まるで本当に好いた相手と初めての夜をむかえるように

赤鬼は深く考えなかった、どうせ欲求を満たすためだけの都合の良い穴なのだから細かいことを気にしてもしょうがないと

脱げ、赤鬼がそう命じると雪女はコクリ頷き着物を脱ぎ、身体を隠すのは白い足袋のみとなる、その裸体は起伏こそ乏しいもののシミひとつない雪のような白い肌と健康的で過不足ない太股は赤鬼を昂らせるには十分だった

赤鬼は衝動の赴くままにその身体をわしづかむと雪女は悲鳴を上げる

「ひゃっ、うぅ…はぁはぉ、わたしのことはお気になさらず旦那様の好きなように」

そうは言っているが苦悶の表情を浮かべ、目尻には涙を浮かべている、思わず赤鬼は手を止めてしまう

わけがわからない、今まで乱暴に犯した女たちにこのような反応を示すことはなかった

そして考える、ここまで従順ならそれを使い捨てにするのはもったいないのではないかと

赤鬼は再び雪女に手を伸ばす、それは先程のものとはうってかわって壊れ物を扱うように優しく触れると雪女の反応をひとつひとつ確かめながらゆっくりと指を動かしていく

「 ぁ、あッ♡ …そこ、はぁ……きもちい♡」

雪女もその優しい愛撫によって表情は和らぎやがて悲鳴も甘い嬌声へと変わっていく

「旦那…様っ、だめです、こんな…わたしばかりきもちよく…なっては、んああ♡」

「あぁ♡…わたしも…妻としての役割を…はたしとうごぞいます…」

赤鬼は雪女に応え愛撫をやめると自らの竿を露出させる

雪女は赤鬼の竿に手を添えるとゆっくりと扱きだした

雪女のひんやりとした手の感触は赤鬼の滾った肉棒の熱とほどよく混ざりあい、赤鬼はたまらず精を吐き出す

「はぁ、すごい」

雪女は手にこびりついた精液を舐めとり飲み干していく、それによって雪女の身体に微小な変化が起きるが赤鬼は幼い少女が自分のそれを夢中で舐めとっていく背徳感に酔いしれそれに気づくことはなかった

雪女は赤鬼の視線に気づくと

「ごめんなさい、おそうじが先でしたね」

そういって赤鬼への奉仕を再開する

小さな舌が、赤鬼の肉棒をねっとりと舐め上げる。愛おしそうに蕩けた表情で口の中でとろとろと溢れる赤鬼の性をゆっくりと嚥下しながらも、舌での愛撫を絶やさない

雪女の口奉仕によって赤鬼の肉棒は硬さを取り戻していく、この女を愛したい、この女を悦ばせたい、使い捨ての穴としてではなく本当の妻として、そんな衝動にかられた赤鬼はもう十分だと雪女に口奉仕をやめさせる

お前が欲しくなったそう伝えると雪女は濡れぼそった秘所を晒らす

「どうか…旦那様のご慈悲をわたしに」

赤鬼は雪女の言葉に従い彼女の中へ侵入する そこは彼女の冷たい肌とは異なり温かく、包み込むような柔らかさと吸い付くような締め付けで赤鬼の肉棒を迎え入れる

「ふぅ……ぁ……旦那様のおっきぃ……♡」

自分を悦ばせる反応ばかりする雪女の姿に赤鬼はより興奮を高め腰の動きをさらに激しくさせていく

「はぁ……はぁ……旦那様、わたしのナカ……気持ちいいですか?」

「よかった……嬉しいです……もっとがんばりますね」

そういって雪女は赤鬼の射精を促すように膣壁を収縮させる、その刺激に耐えかねた赤鬼は雪女の中に欲望を解き放った

「はぁ……はぁ……」

赤鬼の肉棒が引き抜かれると栓を失ったそこからどろりと白濁液が流れ落ちる

「旦那様の……たくさんいただきました……」

雪女はうっとりとした表情を浮かべながら溢れ出た精液を指で掬うと口に含んでいく

「とてもおいしいです」

そう笑う雪女を赤鬼は満足げに見つめいていた

だが赤鬼は気づいていなかった己の精をうけとる度に雪女の身体は少しづつ大人のものへと近づいていき、それは自身の破滅への前兆であることに

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