善意の奉仕

善意の奉仕


モブクルーが出てる

玩具責め(やることやってるけどちんは出ないよ)

息をするように濁点♡喘ぎ

肝心のローがエアプかもしれない すまねェ!


「キャプテン! 今日はよろしくお願いします!」

「ああ」

場にそぐわないはきはきとした挨拶に生返事をしながら、慣れた手つきで衣服を脱ぎ捨てていく。

事の経緯は省略するが、今からとあるクルーと「する」ことになっている。相手のつなぎのファスナーを探ろうとすると

「あ、おれはいいです」

そう言ってやんわりと手を押し返された。

ローが首を捻っていると、クルーがベッドの下を探り始める。

「えーっと……あ、これだ」

大きな独り言と共に化粧箱を取り出す。

「本番じゃなくて、あくまでキャプテンにこれを試してもらいたかったんですよ〜」

そう言いながらクルーが取り出したのは、見慣れない形状の玩具だった。

「ちょっと触ってみます?」

問いかけに頷くと、早速玩具が手渡された。

挿入部とみられるパーツには緩やかな凹凸があり、中央上部だけが何やら押すとへこむようになっている。長さから推定して女性器の尿道海綿体──俗に言う「Gスポット」に丁度当たる位置だった。これは楽しめるかもしれない、と期待を募らせつつ別の部位も確認していく。

手持ち側は大きく歪曲し、およそ陰核が来る位置に吸盤のようなものが付いている。ぽっかり空いた穴はかなり深く見えた。

「こないだ物資調達のために○○島へ上陸したでしょう? あの時、酒場に寄ったらたまたまそこにいた娼婦と意気投合しちゃって〜」

「忙しい時に何やってるんだ……」

「アハハ……すいません……今キャプテンに渡したそれ、彼女達に勧められて買ったんです」

「そうか」

玩具の入手経路に興味は無かったが、クルーが善意で自腹を切って調達してきたのであれば付き合ってやるべきか。

悠長なことを考えながらベッドへ身を預ける。

「あ、キャプテン。今週の洗濯当番にクソ程怒られるかもしれないんで……下半身が乗るあたりを空けてもらえませんか?」

「何?」

大人しくベッドの上側に退避すると、クルーは撥水性の帆布を下側へ敷いた。甲板の荷物に掛けたりオペの際に血液や体液を防ぐために使用することもある備品、それの新品だ。

「腰から下に掛かるように寝てください」

「お前な……」

言われた通りの体勢で仰向けに寝転ぶと、クルーが呑気そうにこちらへ手を振っていた。

「じゃ、始めますね〜!」




クルーはよいしょ、とローションを取り出し慎重に玩具へと塗していく。

「キャプテンはご自分でやります?」

「そうする」

ローションの瓶を受け取り、自身の「それ」へしっかりと馴染ませる。尤も、理性とは裏腹に「それ」は未知の玩具に興味津々なようで、軽く掻き回すとすぐに受け入れる体勢が整った。


「解したりしなくて大丈夫ですか?」

「この太さなら問題ない」

「アイアイ、じゃあ挿れますんで力抜いてくださいね〜」

玩具が入り口にあてがわれ、軽く押し込まれる。先端が様子を探るように動いた後、ゆっくりと肉襞を掻き分けながらにゅぷぷ…♡と侵入してきた。

「っ、ふ……」

「痛くないですか〜?」

「あ……あァ」

短く息を吐くと、クルーが心配そうにローの顔を覗き込んできた。痛みはほぼ無かったが、圧迫感や異物感が強く出ていた。

「えーっと、じゃあ次は……」

両脚にクルーの膝を乗せるような形で、ローの体勢が開脚したまま固定される。

「とりあえず、一番無難そうな動きから始めますね!」

そう言って手元にある三つのダイアルのうちの一つを軽く捻った。

ヴヴヴヴという耳障りな音と共に、挿入された玩具が振動を始める。

「ん……」

ローの反応は緩慢だった。

振動はあまり強くなく、また快感へ直接繋がるような兆候は無かった。

「もうちょっと強めても大丈夫そうですかね?」

「そうしてくれ」

かち、かち、とダイアルを更に捻る音がかすかに聞こえる。振動は多少強くなったが……

「……気持ちよくは?」

「ないな。不快でもねェが」

あまり相性が良くなかったようだ。


「次は“タッピング”行きますよ〜。 念のために最弱から始めますね」

振動を一度切り、今度は操作スイッチに付いている二つ目のダイアルをわずかに回す。

「……ッ!?」

びくん、と身体が跳ね上がる。

予想通りとでもいうべきか、ナカから直接Gスポットを叩かれた。

「これ…ッ」

「振動をもう一段階だけ上げるので、それでしばらく様子を見ながら楽しんでみてくださいね」

優しい笑顔のまま、クルーはダイアルをまた少し捻る。

「う…ッあ゛、はァ゛ッ♡」

行き場の無い両手がシーツや枕を忙しなく握り、掻きむしる。

「結構…キくッ、な……」

「あ、本当ですかキャプテン! 気持ちよくなってもらえたならよかった〜!」

もう片方の手で玩具が押し出されないよう固定していたクルーは、キャプテンからの言葉にぱあっと顔を輝かせた。


「ん゛ッ、くっ……うぅ゛…♡」

快感とは別に尿意が湧き上がる。事前に排尿を済ませておいたのは僥倖だった。

意思とは関係なく膣内がうねり、きゅうぅ♡と玩具を締めつける。より強く押し付けられ、叩き込まれる振動は更に強まる。




「んー……どうしますキャプテン?もう一個“吸引”モードが残ってますけど」

時折仰け反り小さく痙攣するローを見下ろしながら、クルーは不安そうに尋ねた。

「はぁっ…はァ……?あ゛…」

「えーっと、陰核……クリの吸引機能です。使いますか?」

「す、する゛っ」

「アイアイキャプテン! ちょっと待ってくださいね! どれどれ……」

ぐいぐいと玩具を押し込んでいたクルーがローの顔から下腹部へと視線を移す。

「ちゃんと当たるようにしないと〜」

ダイアルが三つ並んだリモコンを手離し、空いた方の手で大陰唇をぐぱぁ♡と開く。


「え〜!? キャプテンすごいデカクリですね!?」

手や玩具で隠れていた陰核が露わになる。

物欲しそうにぴくぴくと震えるそれはぼってりと赤黒く腫れ上がり、およそ「肥大化」と呼んでも差し支えないほどのサイズで強く存在感を放っていた。

「…ィ゛ッ!?♡」

「おれあんまり経験人数無い方ですけど、こんなにデカい人初めて見ましたよ! も〜キャプテン、今の状態になってからかなり遊んでたでしょ!」

「んぐッ♡ち、ちがう…っ!あそんで……」

「責めてる訳じゃないですよ、びっくりはしましたけど!」

予期せぬ角度から詰られ、訳が分からないまま興奮が高まる。ロー本人も気づいていなかったが、緩くマゾイキしている状態だった。

「これ本当に大丈夫かな……じゃあ行きますよー」

陰核に吸盤のような開口部を素早く被せた後、クルーはそれまで触っていなかった三つ目のダイアルを捻った。


「んぎぃッ!?♡」

脳天が痺れ、ぞくぞくっ♡と怖気が背を這い上る。ぷしゃあっ♡と潮が漏れ、尻の辺りを温かく濡らす。

「これ゛っ、やば……!?♡んぐお゛ぉッ♡」

「わぁ、やっぱりすごいことになっちゃった……キャプテーン?」

「ぎもぢ、いっ♡ん、ィ゛♡」

「あの、これ下から二番目の強さなんですけど段階とかは……」

「あげる゛ッ、♡も、もっとッ♡」

「えー!?」

両膝により体重を掛けローの動きを抑え込みながら、クルーは逡巡していた。

「本当にやりますか!?」

「ぎっ…♡は、はやく…あ、ひい゛ぃッ!?」

「いいのかな……でもキャプテンがそう言うなら!」

意を決したクルーは思い切って「吸引」のダイヤルを力いっぱい捻った。


「ア゛…ッ!?♡きゃひい゛ッ……♡♡」

何かに憑かれたようにのたうち回り、普段の様子からは想像もつかない金切り声のような咆哮が防音の船室にこだまする。

「ひっ♡ひギッ♡イ゛っ…イぎゅ♡またく、る゛!?」

水たまりが出来そうなほどぷしゃ♡ぷしゅ♡と断続的に潮が噴き出し、剥き出しの内腿をじっとりと濡らした。

「くるゔっ♡これ゛♡あお゛ぉぉ♡」

「無理に喋らなくていいですよ!」

「はっ♡……ん゛ぎゅッ!?♡と、ッ♡とけるッ♡」

熔けた金属のような、ねっとりとした烈しい熱が下腹部を覆っているのを感じる。最早絶頂を引き起こしているのが陰核なのかGスポットなのか、自分が何を叫んでいるのか分からなかった。

「……あ゛ァ♡も゛、イッて、へ♡ふぎィ!?♡」



………………………………

……………………



「ひっ……♡あ゛……♡ぎッ……い♡」

「キャプテンしっかりー! あ、これダメだ。よいしょ!」

元気よく跳ね発情期の獣も慄くほどの嬌声をあげていたローの反応が緩慢になってきたことに気づいたクルーは、玩具を無理やり引き抜こうとする。

「……んぐッ……!?♡」

出処不明の液体で周囲までぐしょ濡れの肉壺はぎゅうっ♡と収縮し、ぐずる駄々っ子のようになかなか玩具を離そうとしない。

「ぬ、抜けない……キャプテン! もっと力抜いてください!」

「いぎッ…へ……や、やって、る……」

手早くスイッチを切ったクルーは、もう一度玩具を掴み、今度は力を込めて思いきり引き抜く。

「〜〜〜〜〜ッ♡♡」

ぢゅぽんっ♡と盛大な、少し名残惜しそうな音と共に、猛威を奮った玩具はようやく引き抜かれたのであった。



「ねーキャプテン……防水して正解だったでしょう?」

クルーは手桶の水と布巾で玩具に絡み付いた粘液を洗い落としながら、ローに問いかける。

返事はない。

彼はまだ余韻から立ち直れておらず、ベッドに身体を投げ出したまま、ただ息を整えるばかりだった。

「あと、酷で申し訳ないんですけど……」

布巾を絞りながらクルーがぽつりと呟く。

「この後ちゃんとナカまで洗いましょうね! あと、これ持ってるクルーがあと三人いるんで他のやつも持ってくると思いますよ!」

優しい笑顔で告げられた事実に、ローはただ震えるしかなかった。


Report Page