同棲キタちゃん 2月2日編

同棲キタちゃん 2月2日編


「じゃ~ん! どうですかトレーナーさん、似合ってますか?」


「おお〜ツインテールか。何だか昔を思い出すな」


「あれ?あたしツインテールにしたことありましたっけ?」


「えっ? 学生時代のあれってツインテールじゃないのか?」


「えっ?」


「えっ?」


「「……」」


「まぁその話は置いておこうか。なんでツインテールにしてるんだ?」


「ふふふ……今日はツインテールの日だからですよ!」


「ツインテールの日?」


「はい! ツインを意味する2が重なってるのでツインテールの日らしいです!」


「なるほどなぁ……」


「では改めて……似合ってますか?」


「ああ、よく似合ってるよ。普段はロングにしてるから新鮮で可愛いな」


「! ……えへへ♪ それなら良かったです!」


「そんな君に俺からプレゼントだ」


「これって……ネックレス……? 」


「ああ、ちなみに俺も同じのを持ってる。……まあ、ペアネックレスだな。変かな?」


「そ、そんなことないです。凄く嬉しいです! ですけどなんで……?」


「今日がカップルの日だから……とか?」


「カップルの日?」


「うん。カップルって2人じゃないとなれないだろ? それが2つ並ぶからカップルの日だってさ」


「そう……だったんだ……」


「そこまでは調べてなかったのかな?」


「はい……ツインテールにしたら、可愛いって言ってもらえるかな〜……くらいしか考えてなくて……」


「ふふ……キタサンらしいな……」


「むぅ! あたしらしいとはなんですか!」


「一生懸命で可愛いなってだけだよ」


「可愛いってそんなに万能じゃないですよ! ……まぁ、今回は許しますけど」


「チョロ可愛いな……」


「今チョロいって言いましたよね!? むぅ〜……! てい!」


「うぐっ!? な、なんで突然抱きつきに……」


「可愛い彼女に心無い言葉を言った罰です。このまま抱きしめ返さないと許しません♪」


「……やっぱり可愛いな、キタサンは」


「はい、可愛いは万能じゃないって言ったのに可愛いと言いました。罰としてあと1時間抱きしめないと許しません♪」


「はいはい」


「あとツインテールの感想がもう少し欲しいので、良いところ10個以上上げてください」


「えっ!? 新鮮で可愛いじゃ駄目なのか!?」


「ダ〜メです。ほら早く早く♪」

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