口舌院への返答

 口舌院への返答


口舌院言葉は今まで異性に自分のデリケートゾーンを触らせた経験などない。

自分の能力『騙しの美学』さえあれば、どれだけ悪意を持った人物が乱暴しようとした所で

自分の口を動かしでもすれば簡単に返り討ちに出来るからだ。

しかし相手は自分が好意を抱き、爆弾を処理しようと勇気ある行動をした男の娘。

見た目は女子にしか見えないが確かな勇気があり、女子2人も…なんだかちょっと怪しい所はあったが、

早々に返り討ちにした、意外と頼れてかわいい男の娘。

そう思っていた彼の、僅かにむき出しになった欲望である「肉の棒」とも言うべきモノが

言葉の下腹部…正確には鼠径部に押し当てられていた。

外見からは想像も付かないような大きさに膨張した"それ"の感覚に僅かに驚くが、それだけでは終わらない。


(ぐにゅっ♡…もにゅっ♡つーっ…♡)


尻を撫でる感触と自らの尻穴が触られている感触。

ぞくり、と未知の感覚に襲われ、力が僅かにでも相手に入っている事がバレないかどうかの思考と共に

僅かに指先から伝わる自らの尻穴を沿う指先の未知の動きに感じる快感…

突然の行動によるあらゆる情報と感覚に口舌院は今の態度を崩さないので内心背一杯であった。

そしてそこに、その刺激と情報を与えて来た張本人から言葉が発せられる…


【実はこの肉棒の押し当てと尻穴への刺激に関してはメイジは僅かに吹っ切れた本能で行っていたものであり、

全くの無意識だったのだが…今の口舌院とメイジには知る由もない事だった。

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