受け継がれる、石に込められた想い

受け継がれる、石に込められた想い

鉄華団おいしーなタウン支部

ソラ「拓海さん、次は『陶芸』デートです!」

拓海「虹ヶ丘…

   またニッチなのを薦めてきたな…(呆れ)」

というわけで陶芸体験デート。


【電動ろくろで湯吞みを作る2人】

拓海「よし、我ながらいい感じに出来た!」

ソラ「おお、さすが拓海さんです。」

拓海「それにしても…

   お互い手が土まみれになっちまったな?(苦笑)」

ソラ「あはは…♪」


……


拓海「出来上がったら宅配便で送られてくるのか…

   しかし…陶器って出来るまで結構時間かかるもんなんだな…」

ソラ「いつも気軽に使っている物でも、

   それが出来上がるまで様々な手間と時間がかかっている…

   そのことを改めて認識させられますね。」

拓海「ああ。」


拓海(……………………

   いつも気軽に使っている物、か)

【デリシャストーンを取り出す拓海】

拓海(いつも使っているコレも

   誰かが手間と時間をかけて作った物なんだよな…

   …おそらく、その誰かは…

   父さんのお師匠さん…ジンジャー…)


拓海(父さん達の師匠で父親代わりだったその人は…

   何を想いながらこの石を作り、父さんに託したんだろう…?)


ソラ「…?

   拓海さん?どうしました?」

【首をかしげながら、拓海を見るソラ】

拓海「………………………

   いや、なんでもない。行こう、ソラ。」

【拓海、微笑する】

拓海(…考えるまでもないか。

   あの父さんとローズマリーが今だに敬愛し続ける程の人物だ。

   大体予想はつく。きっと…)


バッタモンダー「やれやれ…相っ…変わらず仲良しこよしだなぁ君ら…!」


【またまた空気読まず現れるバッタモンダー】

ソラ「…!

   バッタモンダー!」

拓海「…ホント空気読まないな、お前…」

バッタモンダー「空気読んでないのはそっちだろ?

        弱いくせに強い奴に連戦連勝するんじゃないよ、まったく…!

        ……………今日こそは…倒す!

        …カモン!アンダーグエナジーっ!」


ランボーグ「ランボぉぉぉぉぉグっ!」


ソラ「…!拓海さん!」

拓海「ああ…」


拓海(そう…受け継いだこの石…

   これからもためらいなく使わせてもらう…

   大切な人を守るために…!

   ゆい…父さん、母さん…菓彩…エルちゃん…芙羽達…そして…)

【隣のソラを見る拓海。】

拓海「行くぞソラ…!

   今日は俺も一緒に言わせてもらう…!」

ソラ「…はい!」


ソラ&拓海「「ヒーローの出番です(だ)!」」

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