双子の能力者-3-
二人は食堂を出ると別々の部屋に戻ったのだった。そして翌日から戦いの特訓が始まった。騎士団団長が言う 騎士団団長「これから3日間は神の力を使いこなすための訓練を行う!まずは組み手だ!!」
「殺さない程度なら神の力の使用を許可する」
ミカヤは金色のオーラを纏い構えるとロビーは黒いオーラを纏い構えた。そして二人は組手をした。ミカヤが蹴りを入れるとロビーは腕でガードする。
「なかなかやるな……」
「そっちこそ」
すると団長が言う 騎士団団長「よし!そこまでだ!!」
二人は離れるとお互いを見た。ミカヤは言う
「さすがは私の弟ね、強くなったわ」
ロビーも言う
「姉貴もな、でもまだまだ!」
こうして3日間みっちり特訓して騎士団は水星神のいる場所に出陣した。
ミカヤ ロビー アルカンフェル エリーナと騎士11人の部隊。通称「ロリコンは悪だ部隊」
騎士団は水星神の神殿に向かう途中、冥王星神と地球神の妨害が入った。
冥王星神はワームホール、地球神は隕石を発生させた。
ミカヤ「今こそ金星神さまの加護の力を活用するとき!」
ミカヤの金色のオーラが大きくなると巨大な防壁が作られた。
冥王星神「無駄だよ」
冥王星のワームホールがミカヤの防壁にぶつかると、そのまま押し返された。そして地球神の隕石が落下する。
ロビー「馬鹿姉!防壁が押されてるぞ!」
ミカヤ「わかってるわよ!でも……このままじゃ……」
その時、騎士団は隕石を受け止めた。しかし全員ダメージを負ってしまった。
ミカヤ「騎士隊のみなさん....」
ミカヤは顔から血と涙を流しながら「トヤナタナユナ」と叫び次元斬する技を地球神に繰り出した。
地球神はそれを受けると次元の切れ目に吸い込まれて行った。
ミカヤ「やったか!?」
しかし地球神は無傷で出てきた。そして大木にビームを発射し姿を消す。ビームが当たった大木は姿が変わり美少女になった。
ミカヤ「地球神め!なんてことを……」
そして美少女は騎士団に襲いかかると、騎士の1人にキスをする。すると騎士は倒れた。それを見た他の騎士たちが叫ぶ「悪魔だ!!」
ミカヤたちは撤退を余儀なくされたのだった。騎士隊が神々の妨害を受け死闘を繰り広げている頃、アルカンフェルは一人水星神の神殿に辿り着いていた。誰もいない大広間の真ん中にある翼が生えたすごく軽いロングソードを見つけるとつぶやく
「これが水星神の神器かぁ」
水星神「それに手を触れるな。人間」
アルカンフェルは振り返るとそこには水星神が立っていて、アルカンフェルは剣を構える。
「お前が水星神だな?」
水星神「そうだ。だがその前に貴様に問おう。なぜここに来た?」
アルカンフェル「俺は神の恩恵を授かりに来たのさ。」
水星神「そうか……なら死ね!」
すると水星神はロングソードで攻撃してきたが、それを受け止めると反撃する。しかし水星神の体はプラチナ化し効かなかった
「どうだ?」
アルカンフェル「じゃあコレを使わせてもらう」
水星神の像が持っていた神器を取り出した。
アルカンフェル「これは俺が貰うぞ」
「貴様!許さんぞ!!」
すると水星神はロングソードで襲いかかるが、アルカンフェルは神器で受け止めると、そのまま水星神の腹に突き刺した。
「ぐわぁ!!」
そしてロングソードを引き抜くと、今度は横に薙ぎ払うようにして斬った。すると水星神は真っ二つになった。しかしすぐに再生する。それを見たアルカンフェルは驚いた表情をした。そして言う
「お前不死身なのか?」
水星神「そうだ!私は不死身だ!」
と言うと、水星神はロングソードを振り下ろすが、彼はいない。そして水星神の後ろから声が聞こえた
「遅いな」
アルカンフェルは神器を手に入れたことにより女体化の能力を得た。
ミカヤたち残りの隊のみんなもどうにか神殿に辿り着く。
エリーナ「アルカンフェルさま!」
ミカヤ達の父王国の詐欺師アルカンフェルは女体化した姿でロングソードを担ぎながら言う。
「遅かったな」
ロビー「親父、その姿はなんだ?」
アルカンフェルは答える
「この神器の力さ!」
エリーナは言う
「お父様、早くここから逃げないと水星神が来ますわ!」
ミカヤが言う
「そうよ!早く逃げましょうよ!!」
アルカンフェルは答える。
「逃げる?馬鹿言うな!!俺はここで神の恩恵を受けるんだ!!」そしてアルカンフェルが剣を構える
その瞬間猛吹雪のドラゴンが神殿の天井を破壊し現れる
水星神「見つけたぞ!人間どもめ!!」
ミカヤ「水星神!」
ロビー「親父、どうする?」
アルカンフェルは言う。
「もちろん戦うさ」とロングソードを構える。アルカンフェルは神器の力で女体化すると炎をまとうことができるのだ。
ロビー「オレならあいつを倒せる気がする...」
ミカヤ「私もよ」
二人は水星神に戦いを挑む。しかし水星神はロングソードで攻撃してきた。ロビーはそれをかわすと、今度は蹴りを入れるが受け止められてしまう。そしてそのまま投げ飛ばされてしまった。するとミカヤは金色のオーラを纏い突撃していくと、ロングソードを振り下ろす前に次元斬で真っ二つにすることに成功した。だがすぐに再生してしまう。それを見たアルカンフェルが言う
「不死身なのか?」
エリーナは言う
「いいえ違います!ダンスをすれば不死身は破られます!」