双子の能力者-2-
騎士団団長「やめんか!今は星の神との戦いに向けて力を合わせる時。喧嘩など後にせい!!」
エリーナとミカヤ「「はい!!」」
アルカンフェルとロビー「「ちっ」」
団長「今から結団式の晩餐をやる。王宮の食堂に来るのだ」
ミカヤはロビーに言う
「お父様と食事なんて初めてだねロビー」
ロビー「そうだね、オレは親父と食事なんてしたくないけど」
アルカンフェル「お前ら、俺を殺すんじゃなかったのか?」
ミカヤは槍で、ロビーも銃で攻撃するが軽く避けられた。
アルカンフェル「おいおい。なぜそう俺を憎む?」
ミカヤは槍で、ロビーも銃で攻撃するが軽く避けられた。
アルカンフェル「おいおい。なぜそう俺を憎む?」
ロビー「親父はオレたちを奴隷商に売りやがった!!」
アルカンフェル「まぁまぁ、あれは仕方なかったんだ。」
ミカヤ「お父様、私たちを売ったお金で豪遊したのね?」
アルカンフェル「ああそうだとも!金はいくらあっても困らないからな!」
「そういや母親はどうしてる?」
ミカヤ「お母様は、お父様が私たちを売ったお金で豪遊して借金作って死んじゃったよ」
アルカンフェル「そうだったな。」
食堂ではテーブルに大きな肉や魚、パンが並べられていた。
騎士団団長「神の加護を受けし戦士たちよ!今日は存分に食べ、英気を養ってくれ!」
参加者たちは食事を始めた。ミカヤとロビーはアルカンフェルの近くの席に座り食事をした。しかし二人は一言も喋らなかった……。アルカンフェルは静かに食べながら言う
「まさかミカヤが金星神の加護を受けるとはな。俺も鼻が高いよ」
ミカヤ「わたしが加護を受けたのは3年前のことよ。確か彼女とデートしてたら現れたの」
「彼女?」
ミカヤ「そう、私が加護を受けるきっかけとなった彼女よ。名前はエリーナ」
アルカンフェルは驚いた顔をしたがすぐに冷静になって言う
「そうか……お前が女とな……」
ミカヤ「お父様には関係ないでしょ!」
そして晩餐が終わり解散となった時、ロビーが突然言った
ロビー「親父を殺すのはまた今度だ。」
アルカンフェル「ほう、なぜまた今度なんだ?」
ロビー「オレが加護を受ける前に親父を殺せばオレは神の恩恵を受けられないだろ?だから今は殺さない。でもな……いつか必ず殺してやる!!」
アルカンフェルは笑いながら言う アルカンフェル「楽しみにしてるよ」