原作通りにキラーSMILE✓の世界線

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「……!!キラー!?」

「ファッファッファッ!!」

鎌ぞうと対峙したゾロは微かな違和感を覚えた

どこかで見たことのある顔、どこかで聞いたことがある声

まさか……とは思ったものの、気になって仕方がなかった

だが、聞こえた笑い声にようやくゾロはその正体に気がついた

「ファッファッファッ!!」

「どうしたんだよキラー!!お前、そんな風に"笑わなくなった"のに、なんでそんなに笑ってんだ!!」

「お侍さん……?」

ゾロは必死になってキラーに問いかける異常なキラーの様子に完全に冷静をかいてしまった

日和とトコは今まで見た事のないゾロの取り乱しように戸惑っていた

「一体どうしたってんだよ!キッドはどうした!?一緒じゃないのか!?」

「ファッファッファッ!!」

「答えてくれよ!!キラー!!!」

キラーは何も答えない

否、"答えられない"

「どうしたんだよ……っ!!キラー!」

「ファッファッファッ!!」

笑うことしか出来なくなったキラーの瞳から涙が零れ落ちた

「っ!!キラー!」

「ファッファッファッ!!」

キラーはそんなことに気づいていないのか、それとも気付かないふりをしているのか溢れ出てくる涙をそのままにゾロへ襲いかかった

「ぐっ……!」

「ファッファッファッ!!」

「キラー!!!」

そうして、虚しい戦闘の幕は上がった

本当は2人とも戦いたくなんかない

それでも互いの目的のためには戦うしか無かった

ゾロはキラーの鎌を刀で受け止め、グッと唇をかみ締めキラーに応戦した

キラーはゾロが応戦してくれたことに内心安堵していた

(それでいい、それでいいんだゾロ……どうせ終わらせられるの命なら……せめて、お前に引導を渡されたい)

そう思いながらキラーは笑いながら鎌を降った

それを受け止めたゾロの顔は悲痛に歪んでいた

(どうしちまったんだよ……っ!キラー!!)

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