卵パニック

卵パニック



閲覧注意

キャラ崩壊注意

CP注意

ルッチ×マーズ聖あり

カクが天竜人の前では敬語·苦労人

ルッチが暴走気味

マーズ聖がだいぶ優しい

以津真天の姿のときだけふたなり(産卵器官あり)設定

閲覧は自己責任で誹謗中傷はしないでください







パンゲア場内を歩くルッチ達はマーズに任務の報告をするために、指定された部屋に向かっていた

指定された部屋まで来ると、ドアをノックし到着を報告する


「CP0·ロブ·ルッチ·カク·ハットリが来ました」

「はいれ」


了承を得てからドアを開ける、中にはマーズ聖が以津真天の姿でいた、最近よく見る2〜3メートルの大きさではなく本来の大きさで、部屋の中央に木を使った皿型の巣の中で、1メートルほどの朱殷色の卵をお腹の下にいれ温めていた

ルッチは何度か瞬きをしたあとゆっくりドアを閉めた


「……カク、俺の目がおかしくなったかも知れない、マーズ聖が抱卵してる」

「なに言ってるんじゃ」

「俺には見えたんだ」

「しょうがないのう、わしが確認すれば良いんじゃろ」


やれやれそう言いながらドアを開けるが光景はかわらず、静かにドアを閉めた


「……本当じゃった」

「そうだろう、誰が父親だ…誰が」

「いやいやいや、マーズ聖が父親じゃろ!産めんじゃろ」

「以津真天の姿だと産卵器官ある、ふたなりってやつだ」

「そんな重要情報サラッと出すんじゃない!ルッチはなんで知っとるんじゃ……いやいや言わんでくれ」

「だからマーズ聖が産んだんだ、どこのどいつだ…殺……調査しなければ」


カクは痛む頭を押さえながら情報を整理する、ルッチがなぜ知ってたかは置いといて、まずルッチを落ち着かせなければいけない


「落ち着かんか、ルッチ」

「俺は落ち着いている!!」

「そう言ってる奴は落ち着いておらん、そもそも一人で産んだかもしれんじゃろ、と、り?…鳥?なら一人でも産めるんじゃろ?」

「あ"あ"!!、じゃあ発情する相手が居ると……どいつだ」

「…………(マーズ聖じゃぞ相手なんて、五老星くらいじゃろ)」


部屋にはいらず騒いでいたが、中からマーズ聖が問いかける


「いつまでそこで騒いでいるんだ?」

「すみません、今はいります、カク行くぞ」

「わかったわい」


意を決して中にはいる2人とハットリ

以津真天が巣の中で卵を温めるその姿は、どこか恐ろしさも感じるがとても神秘的に見える

少し見とれていた2人とハットリだが、ボソッとルッチが言った言葉に血の気が引いた


「エロいな、……抱卵してるからか?色気が凄い」

「ボッ、クルッボー(……なに言ってるの)」

「本気か?、……ハットリ、ハットリわしのところに来い、危険じゃ」

「なんでだ」

「言った言葉を思い返してみい、こんな反応になるじゃろ」


思い返しているのか、無言になっている、少しすると不思議そうな顔をしながら言う


「……??、俺は正直に思った言葉言っただけだぞ」

「変態じゃな、マーズ聖に近寄るんじゃない、わしが報告をしてくるから、ここで待っとれ」

「バカヤロウ!、報告は俺がやる!それに父親も誰が聞かねば」

「ルッチ、戻れ!!」


カクの叫びは届かずルッチはマーズ聖の前まで走っていき問いかける


「マーズ聖!その卵の父親は誰ですか!!」

「またんか!!」

「…………父親か」


マーズ聖が呟くと一点をいや1人を見つめる、問いかけた本人を


「……………」ジーーー

「マ…マーズ聖?」

「……あの夜のこと忘れたのか…酷い男だ……本当に」

「え……え"」

「どういうことじゃルッチ?」

「……私に言った言葉も…忘れたのか?」


酷い男だと呟きながら羽根で顔を隠す

ルッチは焦りながらも言われた言葉を考える


「あの夜?…あの…夜………あ"!?」

「やっと思い出したか」


なにか思い当たる節があるのか、ルッチの顔が青ざめる

後ろからの視線が痛い、特に長年の相棒のハットリからの視線が痛い

鳩は番と大変仲がいい鳥であり、種類によっては一生番を変えない

顔を青ざめながら、ルッチは質問を投げかける


「ぇ、ぁの、そのマーズ聖……本当に?」

「私が嘘をついてると?」

「ルッチ、言い訳の前に言うことがあるじゃろうが!!!」


獣型になり長い首を鞭のようにしならせがらルッチに振りかぶる、油断してたのか吹き飛ぶ

吹き飛んだルッチを睨みながらマーズ聖に歩み寄り、膝を折り頭を下げ願いでる


「申し訳ありませんマーズ聖、ロブ総監と少し、少し話し合いの時間をいただけませんか」

「よかろう1時間やろう、扉を出て右からの3番目の部屋を使え」

「ありがとうございます」


お礼を言い立ち上がると、ルッチを吹き飛ばしたところまで行き、睨んでくるルッチを睨み返しながら話し出す


「カク…てめぇ……なにする」

「黙らんか!、こんのバカが」

「バカって」

「ならアホか?、別室でゆっくり話し合いをするぞ、マーズ聖には許可は取ったからのう」

「まて、マーズ聖と話させてくれ」

「先にわしらと話し合いじゃ!!」


ルッチを引きずりながら、言われた部屋に向かう

部屋にはいるとルッチを椅子に座らせ向かいに座って話し出す


「えー、単刀直入に聞くが、マーズ聖とヤッたんか?」

「いきなりだな……ヤッた」

「……ヤッたのになんで父親候補に自分をいれなかったんじゃ」

「それは、……まさかデキるとは、それに、その……産んでくれるとは」

「だとしてもヤッたんだったら自分も候補にいれんか、まして忘れるんじゃないわ」

「ゔ、返す言葉がねえ、謝ったら許してくれると思うか?」

「謝るのは必須じゃ、許すかはマーズ聖しだいじゃろ」

「……カク、俺はマーズ聖に責任は取る、なにかあったらよろしくな」

「謝罪にかんしてはわしはノータッチじゃ口は出せん、じゃがな生きて責任は取るべきじゃろ?あと、巻き込んだわしとハットリにも、なんかしてもらわないと割に合わん」

「わかった、なにがいいか考えといてくれ、戻るか」


覚悟が決まった顔で椅子から立ち上がり部屋を出る

部屋に戻るとマーズ聖の前で床にひれ伏すルッチ、その後ろでカクも膝を折り頭を下げる


「マーズ聖、先程は大変失礼極まりないことをしてしまい、本当に申し訳ありませんでした」

「………………」

「都合がいいように聞こえるかもしれませんが、責任は取ります!、髪でも指でも腕でも差し出せと言うなら差し出します」

「……まずは頭を上げろ、いつも通りでいい、責任を取る必要はない」


ルッチはその言葉に驚き立ち上がってマーズ聖を見つめる

自分の方を向いていることを確認すると、ゆっくりマーズ聖は話す


「責任なんぞ取らんでよい、そう言ったんだ、この卵は孵化することはないだろう」

「それは…どういうこと…ですか」

「確かにこの卵はあの夜の後に産んだが、無精卵だろう、今まで産んだことはあるがすべて無精卵だった」

「……今までも産んだことが?」

「あるが、温めて調べても無精卵だった、有精卵はできないんだろう」

「その、なぜ今回の卵は温めているんですか?」

「ただの気まぐれだ、最終的には破棄するが」

「そ…う、ですか、わかりました」


その後は卵のことは話題にださず、任務の報告をしたりなど仕事を全うし部屋をでる

帰路につくが、カクはルッチの背中が、落ち込んでるように見えたので声をかけた


「あー、ルッチ?残念じゃったな」

「フッ…残念?逆だな、幸運だマーズ聖が卵を産むことがわかったんだからな」

「………まじか?」

「ボ〜〜(ルッチ…)」

「産卵器官があっても産むことはわからなかったからな、産めるなら頑張ればいいだけだ、無精卵しかできない?ならできるまでヤればいい」


そう言い切ったルッチの目に嘘はなく、本気でやろうとしている、それを感じ取ってしまったカク


「………そうか」

「そうと決まれば調べねば、量か質か、それか他のこと試すべきか」

「ハットリ、夜ご飯はなんじゃろうな、バナナでるかのお」

「ボッ!!?グルッポー、ポー(カク!!?しっかりして、戻って)」

「……ハットリわかっとるわい、少しふざけただけじゃ」


ため息をつきながら、考え込むルッチの背中を見ながら帰って行くカクとハットリ


その夜マーズ聖は卵を温めながら考える、言った言葉に嘘はない、ただの気まぐれだった、いつもなら産んだ卵はすぐに破棄していた、だが、温めて調べてもいいかと、そう思ってしまった


「…お前はどちらだろうな、温めてみないとわからないとは」


そう言いながら目を閉じ眠りにつく



書けた、なかなか読む人を選ぶので中傷だけはやめて下さい

あの夜つまりエロも書けたら貼りますが、時間がかかります

Report Page