📞🦐匂いフェチ

閲覧注意　センシティブ

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「こんなっ…バカみたいに濃い汁抱えてっ♡どの面下げてぇ…最悪♡気持ち悪い♡」

確か、最初はゴミ箱から漂ってくる鼻につく匂いを安眠のために始末していただけのはず。処理の甘い劣化したタンパク質の匂いは本人が気付かれていないつもりでも他人には分かってしまうし、それでいて指摘しにくいセンシティブな話題だから仕方なく…そう、仕方なく自分がこっそり始末していた、のだけれど。

「すーっ♡ふーっ♡誰のこと考えて出したんですかこんなキッツいの♡気色悪いです♡」

ティッシュの中でゼリー状に固まったそれに魔が差して、鼻を近づけて息を吸い込んで、頭がパチパチ弾けて、それ以来全部がおかしくなって──

優秀な雄の遺伝子を求めて、あるはずもない器官が疼くような錯覚。腹の奥の肉が、満たしようのない生殖本能を埋め合わせようとして蠢き重い物がこみ上げてくるのが鮮明に分かってしまう。朦朧とした脳裏に「いい匂いだと感じる相手は遺伝子から相性がいいらしい」などとどこかで聞いた与太話がやけにはっきり思い浮かんだ。

「はっ♡はっ♡こわい♡出ちゃう♡ぅあ♡勝手に射精──あ♡」