勇者様に『愛情』を

勇者様に『愛情』を

黒庭勇者さん

「勇者様、わからないことがありましたらなんでも答えますよっ」

「助けます勇者様っ、ヒールっ!」

「バフも大切ですからねっ、アタックアップ!」


 私の冒険を支えてくれる水遣いはいつも頼りになる。助けてもらってばかりで申し訳なくなるくらい、私を支えてくれる。

 ……ただ、最近ちょっとムラムラしちゃってるけど。


「はぁ、はぁ、おっぱい、水遣いに触られちゃった……♥️」


 宿屋。くちゅくちゅと音を奏でて自分を慰める。異世界に行ってから、最近はずっと夜はこんな感じだ。気持ちよくなるために、慰めてばっかり。


「水遣いのタオル、汗の匂いがして、いいの!  あっ、いくっ、いくぅぅぅう♥️♥️♥️」


 笑顔の彼女を思い浮かべながら果てる。甘酸っぱい香り。女性の独特な素敵な匂い。病み付きになりそうだ。


「こんなこと、バレたら引かれちゃうかも……」


 そんなことを考えながら、私は枕を抱き締めた。


「ゆうしゃさまっ」

「わっ、水遣いっ」


 後ろから抱きつかれて、身体全部が反応してしまう。水遣いの香り。女性の柔らかさ。そして、ふんわりしたおっぱい……

 つい、うっとりする。


「ふふっ、今日も頑張りましょうっ」

「あっ……」


 水遣いが離れてしまってしゅんとする。なんだかお預けを受けた気持ちだ。身体がうずうずするのに、興奮するのに、なにもできない。


(だめ、おなにーしたいっ)


 全身がムラムラする。

 耐えられない。

 触れられたところ全部が、疼いて仕方がない。


「ご、ごめんね、水遣い。ちょっとひとりになってくるっ!」

「勇者様っ」


 おなにー、おなにー、おなにー!

 心の中で水遣いの姿が写っている。

 おっぱいをすりつけてくる水遣い。キスしてくれる水遣い、えっちしてくれる水遣い。水遣い、水遣い。


「いいの、ふにふに、いいのっ…♥️」


 音を立てて慰める。

 もう、壊れてもいい。水遣いでいっぱいになりたい。

 えっちなこと呟かれて、とろとろになって、いくんだ。


「あっ、水遣い、わたし、わたし、いく、いくうううう♥️♥️♥️♥️」


 大切な人のことを思いながら、慰める。とろとろと愛液が流れて、身体が脱力する。


「ふふっ、えっちな勇者様ですね」

「水、遣い……?」


 くすくすと笑いながら水遣いが現れる。

 見られてしまっていた。

 だけど、嫌悪感がない。嬉しくて、跳び跳ねそうで、蕩けてしまいそうだ。


「おなに、みてくれた?」

「えぇ、たっぷり。ふふっ、私でイっちゃうなんて本当にえっちです」

「はぅ……♥️」

「これからは、私にも見せてくださいね……?」

「……みせる! おなに、みせる!」

「ふふっ、では、キスしてあげます」


 そっと、唇にキスをされる。それだけで、頭が水遣いのことでいっぱいになる。あぁ、好き。大好き。


「これからも、よろしくお願いしますねっ、勇者様っ」

「うんっ、よろしくっ、みずつかいっ」


 とろとろになる。すこしぼんやりする。

 でも、いい。

 水遣いといっしょにきもちよくなるんだから。これからも…

Report Page