前向きマジック
傷心の自機主人公♀その後ほぼアカマツの気配なし
ツバッさんと憧れのジムリーダーがでしゃばてます
【スグリが休学した2日目】
リーグ部のソファでアイマスクして寝っ転がっていた
授業受ける気がおきない..ただただダルい
めずらしくカキツバタ先輩もいない。午前中だから寝坊だろうか
リーグ部騒動、ブルベチャンピオン、エリアゼロ...色々な事がありすぎた。タロさんも「あちこち振り回されて大変だっただろう」とそのときは何ともなく平気だったのだが今になって疲れが出てきた。こういう時に余計な思考が紛れるものである
昨日
カキツバタとバトルをした後の事だ
アカマツかタロに好意よせている....そう思えるのには十分な会話だった。自分がここにいていいのか?と、疑問が浮かぶ位には
タロさんは年齢のわりにしっかりした女性だ。可愛いをつらぬくその立ち振舞いは地盤のように硬い
迷いは一瞬....すぐに吹き飛んだ
会話を終えた二人が笑いかけてくる
リーグ部の昔の資料をタロさんに渡して自分の部屋に戻った。その後に何とも言えない文章を書き殴ってグレンアルマに燃やしてもらった
ダルい....なんで今になって思い出すんだ?
疲れが涙となり染みだしてくる
「おーす、チャンピオン」
よりよってこんな時にくるんじゃねーよ先輩!!
アイマスクしてて正解だった
「おはようございます...ツバタさん..授業は?」
「サボってきた」
「受けろや、3留野郎」
「今回は共犯だろぃ、仲良くサボろうぜキョーダイ」
「今日ばかりはウザいっすー授業に行って下さい」
「オイラはサボっていいと思いまーす」
「(これ以上言っても無駄だな)疲れたんでいつもの定位置行って下さいキョーダイ」
「へーへ」
とりあえず眠る事にした。こんなの疲れがいけないんだ
【カキツバタ視点】
寝息が聴こえてくる。○○(主人公名前)は寝たようだ
仮にも女性だろうに無防備なのは頂けないなぁキョーダイ
アイマスク外して寝顔拝んでやろうとした...
「(いつものキョーダイと違う?そうか口か)」
いつも○○は淡いピンクのルージュをさしているが今日はない
食堂デート時に偶々気づいて指摘した時「自分が憧れてる人のマジックなの!!」キラキラ目を輝けせたんだったかねぃ?
「....疲れてるのはマジもんか」
興がさめてしまった。アクビがでる
オイラも机で寝るか
【昼頃】
よく寝たものだ。ちょっとだけスッキリした
「よーキョーダイよく寝てたな」
「おはようございます」
「元気なったみたいでよかったでぃ」
にじんだモノはアクビのふりをして振り払う
「ツバタさんも授業どうっすか?」
「....んー、今日はちょっとがんばりましょうかね?」
「あの?どういう風のふきまわしですか?明日は吹雪??」
「ひっどいねぇ....ツバッさんやりときゃやりますよぃ」
「先にいかないで下さいよ!!人が頑張る姿みてたら自分は元気でるんでいいんですけどね」
【休学して三日目】
憧れの人がくるんだーー!!
ウィーン...
「おはようございまーす
リップの魔法かけてほしいのは誰かしらー?」
「ハイハイハイハイ!!リップさん!!自分っすーー!!」
まだ傷は癒えないけど、前向いて行こう。
それがきっと辛いから幸せへと変換してくれる...そんな気がする